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辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2009年 10月 17日
潜水指導の回顧と「どるふぃん」をホームページにアップした。ブログで書き足して行くと時系列が逆になってしまう。まだまだ、1957年から、2008年までを書くつもりだから、まとめて置かないと、自分でもわからなくなる。 須賀次郎の潜水 http://homepage2.nifty.com/j-suga/ を見てください。 1953年から、「どるふぃん」が発行されるあたりまでをまず載せています。 さて、ドルフィン2-3 April 1959まで来た。 そして、ここにきて気づいたのだが、2-1と2は1958年、2-3は、1959年になっている。年に4回出すよていだったのだろうが、出せないために、4回ごとにくくっているのだろうか。とにかく大変な苦労だったことがよくわかる。 宇野先生、まだ若く、恐ろしかった。 魚のアパートをしらべる 宇野寛 人工魚礁調査のことを恩師である宇野先生が書いている。 そして、僕はこの人工魚礁調査で、エア切れのために危うく命を落としそうになる。 潜水事故、そして、危機一髪のニヤミスには、水に入ったその時だけの出来事ではなくて、まず時代背景がある。その頃、どんな社会だったか、ダイビング社会の状況はどうだったろうか。事故を起こした本人の性格、グループ全体の空気、流れ、成し遂げようとしていた仕事、つまり、ダイビングの目的と目標だ。そして使った器材、その器材を使ったために死にそうになった。その器材のために助かった。もちろんその日の天候、海の状態、波浪は、水温は、透明度は、すべての条件を考えなければならない。事故を起こした条件を考えれば、どのようにすれば事故を起こさないですむかもわかる。 これがすなわち、今やろうとしている企画、マニュアルの作成ということになる。 現在のことは、後においておき、とにかく、危機一髪になった時代背景をまず見てみよう。1958年、昭和33年だ。まず、自家用自動車は、よほどの金持ちでなければ、持っていない。僕たち学生が車を持つなど、夢のまた夢、一家に自動車が少なくとも一台があるなんて、そんな時代が来るとは思っていなかった。 だから、タンクを車で運ぶことなど考えなかった。タンク、そのころはボンベと呼ぶことが多かったのだが、後から、ボンベとは、英語ではボンブ、爆弾のことだ。ボンベは破裂するから爆弾と言われても仕方が無いが、本当に破裂して何人かの人が死んだ。しかし、爆弾ではまずい。タンクにしようということになった。が、その頃はまだボンベだ。 ボンベを車で運ぶことなどできない。どうしたかと言えば、背負って行くしかないに決まっている。問題は電車に乗るときだ。爆弾を背負って公共の交通機関に乗ることはできない。大きなリュックの中に入れて、わからないようにごまかして、改札を通過する。破裂したらどうしよう。たくさんの人を殺すことになってしまう。心配しないではなかったが、仕方が無い。 割合早く、1960年代の最初には、自動車を持つようになった。僕も日産のオースチンの中古を3万5千円で買った。しかし、まだ1959年には車は無い。 左側がフランス製アルミタンクで銀色 右側が消火器改造型 レギュレーターはダブルホース そのボンベだが、何種類かある。まず、本国、フランスのスピロテクニック社から輸入したアルミボンベがある。これは純正のアクアラングである。大同物産が輸入している。だから高価である。 川崎航空が作っているボンベの広告が「どるふぃん」に出ている。こちらは、きっちりとSCUBAと書いている。アクアラングと言う名称は商品名だから、使えない。アクアラングという呼び名とスクーバが何時入れ替わるのだろうと考え込んだことがあったが、1957年ごろにはもう広告にはSCUBAと書いてある。広告こそ公文書だから、正しい名称を使わなくてはならない。ただ、その読み方だが、スキュッパと読んだり、スクーバ、スキューバといろいろだ。そのころはスキューバと読む人が多かった。 川崎のボンベは、やはりアルミ製で、これも高価である。 フランス製は高価なので、国産で、戸塚高圧というメーカーに作らせたボンベがある。これは、マンガンスチール製で、重くて地肌がスムースではない。充填圧は、120キロまでだ。 そして、もう一つ、僕たちが使っているボンベは、米軍の放出品である、消火器改造ボンベだ。消火器と言っても、家庭用の消火器とはまるで違う。高圧で消化剤を吹き出す高性能の消火器だ。軍艦には、角を曲がれば消火器が置いてある。軍艦が恐れるのは、焼夷弾の命中による火災である。消火器は重要な兵器であった。兵器だから、最高の材質を使う。クロームモリブデンと言う一級品のスチールで作られている。地肌も美しい。その頃、たくさんのアメリカ軍の船が、日本で解体されていて、この消火器が放出された。川崎やフランスのアルミタンクよりも、大幅に安く、しかも国産のボンベよりも高性能である。僕たちの使っていたのは、この消火器ボンベである。 フランス製には、そして川崎航空のスクーバにもリザーブバルブと呼ぶ、バルブが付けられている。タンクの残圧が20キロぐらいになると、空気が出てこなくなる。後ろに手を回してレバーを押し下げると、残りの20キロが出てくる。この20キロは、ダイバーが浮上するためにリザーブされている空気だ。その頃は、まだ残圧計が無い。だからリザーブバルブがたよりだが、僕たちの消火器改造型には、リザーブバルブは付いていない。 レギュレーターは、ダブルホースだ。ダイバーが呼吸すると、右側の蛇腹管から、空気が流れてきて、左側の管から吐き出した空気が出てゆく。背中のタンクに付けられているレギュレーターから、空気が出てゆく。 ダブルホースのレギュレーターには、残圧計を取り付ける高圧プラグが無い。ダブルホースは背中の方から排気の泡がでるから、視界を妨げない。だからカメラマンはダブルホースが良いなどと言っていたが、残圧計が付けられるのは、低圧部と高圧部が分離しているシングルースでなければ、困る。BC.の発想もシングルホースであるから生まれた。最近、日本アクアラングからダブルホースの新しいレギュレーターが発売されたが、これは昔のダブルホースとは別のものだ。
by j-suga1
| 2009-10-17 14:04
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