潜水士の講習で、連続6時間の講義、疲れ果てて、とてもブログの更新は無理、とは思っても、ギブアップしないでがんばろう。
写真は一昨日のお台場クリーンアップの集合写真でお茶を濁そう。
出かける前に少しだけレジュメを作った。過去問をあつめた問題集を作り、それをレジュメにしているのだが、
いつも、潜水の物理学のことを話す出だしで、なんだかわからなくなり、頭がおかしくなる。物理学を乗り越えて、潜水機の種類のところまで行くと調子が出て、あとは一気に行ける。
物理学を乗り越えるために、その部分だけ別にレジュメを作ろうと考えた。
そこで、
僕たち人間は圧力の中で暮らしている。
圧力をゲージで測った数字がゲージ圧力
一般に使われている圧力計では、大気圧はゼロである。大気圧の絶対圧は普通のゲージでは測れない。気圧計ならば測れる。
これまで、1気圧は、1キロ、そして、水深10m潜ると1気圧ずつ増えて行くと言う、便利な圧力単位系を使っていたのにSG単位系になった。
SG単位系では、1気圧は10万パスカルである。タンクの充填圧200キロは200×10万パスカル、僕はもうそれがいくつなのかわからない。人間の数字の感覚を越えてしまう。そこでヘクトをつかうと、1気圧は1013hpa それでも数字が大きい。ので、メガをつかった、今度は0.1013になった。小さすぎる。
何とかその中間の単位にならないものだろうか。ならないならば、もうSG単位系は個人的、ダイバー的にはあきらめて、1気圧、1ATMを使って行きたい。
ゲージ圧 ゼロは、大気圧である。
水中では水圧がかかる、水圧は、水圧計、水深計という圧力計で測るからゲージ圧になる。水深計で量ったゲージ圧に大気圧を加えると、そこにある絶対的な圧力になる。
ドルトンの分圧の法則、
空気は酸素20% 窒素80%の混合ガスである。
形のない流体である気体で%で、量は考えられない。水深40mで絶対圧5キロでも酸素は20%だし、窒素は80%である。大気圧の酸素20%と絶対圧5キロの酸素20%では人間の身体、生体に及ぼす影響はまるで違う。流体の中のガスと人間との量的な関係を表示する単位としては圧力しかない。
気体が生体、人間に及ぼす影響を考える時、どうしても量的な表示が必要になる。
そこで、分圧で量る 大気圧 1キロで、その20%を占める酸素は0.2気圧である。5気圧での酸素の分圧は1.0気圧になり、大気圧の下で純酸素を吸っているのとおなじことになる。
なお、分圧は、必ず絶対圧で表現する。
こんなレジュメを作った。
これで、なんとかスタートできれば、後は走れると思った。
今日のブログはこれまでにしよう。