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2010年 07月 27日
東京港潜水 0725
お台場に持って行くカメラは、ビデオカメラだけにする。キャノンの一眼にマクロレンズを付けたものも、考えたのだが、これは使えない。透視度の無いお台場では、長いマクロレンズでは、被写体との間の距離がとれない。この前の時から、ビデオカメラ、それも旧式のDSR-PDX-10をもって行くことに決めていた。今度もそのことを忘れていて、新しいカメラを用意しようとして、はっと気づいた。このカメラは、僕がプロのカメラマ ンをやっていた、その最後の頃に買った。 このカメラは、業務用で、カメラが35万、ハウジングも30万近くしたのに、失敗だった。番組製作には使えず、一般用には高価にすぎる。それでも、リサーチダイビングの撮影に使って、丈夫だし、活躍した。ワイドアダプターはハウジングに内蔵されているので、画角も35mm換算で24mmレンズ程度、悪くはなかった。 リサーチダイビングは、これで通しても良かったのだが、新しいカメラを買いたくなるのが、カメラマンとしての病気で、より小さい、ソニーの HDR-HC1を買い、ハウジングはフィッシュアイのもの、ワイドアダプターはイノンで、これだと35mm換算で20mmぐらいだし、カメラについているスチル撮影用のストロボも役に立つので、こちらの新しいカメラばかりを使うようになり、DSR は、そのまま放り出してあった。 新しい、HDRのワイドアダプターは、ドームになっていて傷つきやすい。パフで磨くのだが、また傷がついてしまう。お台場で使うと、蛎殻などに当たってすぐに傷になってしまう。注意して使えば良いのだが、カメラを傷つけまいと集中すると、ダイビングに対する注意が散漫になってくる。濁っているとレンズを被写体に思い切り寄せるから、つい当たってしまう。 これまで、お台場では、スチルを撮ったり、ビデオを撮ったりであったが、この2年ほど、スチルを撮ることが多くなっていた。しかし、スチルを撮っても、ブログに使うくらいで、記念写真以外はなんにもならない。やはり、ビデオだ。例えば、今回、死にかけているような蟹の映像がありませんかと聞かれて、スチルならばあります。と答えたが、スチルでは役に立たないのだ。そして、ビデオからスチルを抜き出すのは、いとも簡単であり、ブログとか報告書のていどならば、これで充分使える。今後は割り切ってビデオ主体とすることに心を決めた。 そして、もともと僕はビデオのカメラマンなのだ。 5月30日に、DSRを使って、良い気分で撮影できた。このカメラは、当時の業務用だから、ファインダーがモノクロである。モノクロの方がピントが合わせやすい。久しぶりでモノクロのファインダーを覗いて、昔の気分にもどった。これからは、お台場は、このカメラを専用にしよう。と決めた。 ビデオにはライトがつきものだ。 FIX-1000は、発光ダイオードのライトで、価格のわりには明るい。本当は2灯つけたいのだが、重く大きくなるし、1灯で我慢することにしている。レンズが24mm相当だから、一灯でも、近寄っての撮影ならば、何とか行ける。それに接近して被写体が白いと、ライトの光量を下げなければならない。2灯を調光するのは、めんどうだ。リサーチダイビングに特化させれば、これで充分だろう。 5月31日は、この季節としては、驚く程透視度が良くて、2mぐらい見えた。それに生き物も多く、幸せなダイビングだった。7月25日、季節相応に濁っている。風呂田先生は、思ったよりも濁っていなかったというが、思っていたのは視界ゼロにちかいのだろう。視界はゼロではなかった。どうやら、30cmぐらいは見える。 潮がいっぱいに引いてしまっている。お台場の石垣が崩れたような、石の磯部分が、僕の主な撮影場所である。石の上にはマガキが付いていて、その石の下に蟹やハゼが隠れている。その石のほとんどが干出してしまっている。撮影場所が干出しているわけだ。水の中に残っている部分を見て行こう。 3mmのスーツだから、ウエイトは5キロ、水深が1.5mから4mだから、ウエイトが軽いと浮いてしまう。冬はドライで10キロも付けるから、ずいぶん軽いのだが、それでもタンクを背負うと重い。それに,猛暑である。人工砂浜に腰を下ろして、フィンを履く。このごろは、ガルのボニートにスプリングストラップを付けて使っている。これが一番ストレスがなくフィンを履ける。撮影の時にはダイブウエイズのトライスターがベストだったのだが、フィンの着脱にストレスがある。ボニートは、トライスターに近い感じで泳げる。泳ぎ比べて差はない。スキンダイビングではバラクーダを使っているが、これとは、大きな差がある。海でのダイビングではボニート、スキンダイビングはバラクーダだ。 ところで、このボニートがガルのカタログから無くなってしまった。青木君に聞いたら,製造中止だという。マンティスフィンでは重いし、新しいココというフィンは女性用で,24までのサイズだ。ボニートはまだ沢山売れているフィンだったのに、どうする。代わりにミューのXXというフィンが売り出された。これで代わることができるかどうか、ボニートよりも少し重いということだ。 身体を浮かして、水底を見るが、殆ど見えない。BCDの空気を抜いて沈む。カメラのスイッチをオンにして、カメラのファインダーで見る。カメラの長さが20cmぐらいある。カメラのレンズから,水底が20cmぐらいになると、水底が見える。 そのまま石垣の方に接近してゆく。ハゼの類が、たぶん、アカオビシマハゼかチチブだろうけれど、カメラの視界を横切る。ライトをオンにして、カメラのRECスイッチを入れる。何でも良いから廻しておく。カメラを廻す以上は、しっかりホールドする。バディは、今度海洋大学の先生になった神尾さんで、しばらく潜っていないので、尻込みしていたが、もともとダイビングは上手で、初心者ではない。一応バディだが、この濁りでは、そして、お台場では接近すると、濁してしまう。浮かべているブイで互いの位置はわかっている。水深は多分2m以下である。カメラをホールドして,ファインダーを覗けば、もう他のことはわからないし、この透視度ではなにも見えない。 カメラのファイダー越しに、生きて動いているものをさがす。何も居ない、お台場の突堤にそってどんどん進む。僕たちの許可エリアは、この堤に沿って設定されている。 カニは見つからない。イシガニが見つかれば良いのだが、この濁りでは期待できない。ハゼもファインダーでは追えない。ヤドカリを探して撮ろう。何も居ないときはヤドカリがたよりだ。ヤドカリは必ず居る。 濁っているから、カメラから8cmでもこのくらいぼんやりしている。 ちょっとした石の陰にヤドカリ(ユビナガホンヤドカリ)が動いた。ファインダーの中心に入れて、追って行く。水深は50cmほどだから、タンクを背負わなくても良いくらいだが。それでも、タンクを背負っていれば身体が安定するから、カメラも安定する。ヤドカリの歩いて行く先にカメラをつけてゆくと、10cmほど歩いたところに、何尾かのヤドカリがかたまっていた。そこでカメラを静止させる。カメラから被写体のヤドカリまでは、8cmくらいだろう。一応、オートでもピントは合っている。少しだけズームで寄る。このカメラは、ホールドしているグリップで全部の操作ができる。ファインダーの中に、ハゼが入ってきた。なぜかそこで止まる。カメラの陰がちょうど石の陰のように感じられたのだろうか。ビデオを撮影するということ、追うのではなくて、ファインダーに入ってくるのを待つのが定石だが、その通りになっている。ハゼは、多分、チチブだろう。もう一匹ハゼが入ってきたけれど,画角の中に2尾は入らない。小さなヤドカリは、とっくみあいをしている。水深が浅い、30cmくらいだから、太陽光で充分だけれど、もう少しライトをあてないと、小さいヤドカリがシャープに撮れない。しかし、身動きすると、画が壊れるから、そのまま我慢する。そうしたら、今度は、カニが(多分 ケフカイソガニ)が、ハゼを押しのけるようにファイダーに入ってきた。そのまま通過して行ってしまったが、うれしくなった。 やがて、チチブもどこかに消えたので、このカットはこれで、終了。 さらに被写体を探して、レック(録画しながら)で横移動したが、何も居ない。頭を上げたら、神尾さんは後ろにいた。前を見たら。岩の上にカニが団体で、甲羅干しをしている。こんなに多数のカニが岩の上に上がっているのを見たことがない。上がっていることが珍しいのか、それとも、これまで、潮の引いた時間帯に、水深30cmに腹ばいになっていたことが無かったので,見えなかったのかわからない。 撮影しようとするのだが,カメラが重くて、ホールドできない。なんとか苦労して、撮ったが苦しい姿勢なので、ファインダーが覗けない。まあいいか。 これで、浅いところは切り上げて、斜面を深くに降りる。深くと言っても、4~5mだが、下は水が冷たい。表面の水温は31度だった。下は、28度ぐらいだろうか。底は、バクテリアの白い膜がカビのように水底を覆っている。これも例年のことだ。必ず、マハゼが何尾か、見えるのだが、見つからなかった。特に探したわけではないので、丁寧に探せば見つけられたかも知れない。とにかく、見つけようと努力をしないと見つけられない程度の状態なのだろう。 カメラの選択もこれで良かったし、おもっていたような映像も撮れた。お台場は、ヤドカリと、ハゼの類と、カニが撮れれば,充分だ。
by j-suga1
| 2010-07-27 15:28
| 撮影
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