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2010年 08月 16日
早稲田大学の、新人ダイバーであるK君は春浅くからトレーニングを始めて、海洋実習で赤沢に行き、2本そして、豊潮丸の航海に行き、6本潜った。24日からヤップ島に無脊椎動物、海綿類の採集に行くのだが、もう一息、練習をさせてから行きたいと早稲田大学の中尾先生からのリクエストで、トレーニングと採集を兼ねたダイビングに行くことになった。
新人のK君は今日で8本目、9本目になる。訓練生の訓練を行いながら、研究のためのサンプリングも体験させようということだ。 サンプリングとなると、海産物でもなく、また切り落としてもすぐに生えてくる海綿であったとしても、伊豆方面では難しい。伊豆でも何カ所か、採集をさせてくれるところはあるが、それはいわゆるダイビングリゾートではなくて、組合が直接にかかわるポイントである。房総方面は、磯の水産生物に触らない限りは、認めてくれる。房総方面の方が、ダイビングリゾートと組合との関わり合いが密接なのだろう。 まず、西崎の魚礁に付着する海綿を考えた。いつもお世話になる船頭に電話したが、明日は時化だからだめと断られた。西川名に連絡したら、吹いていると言われたので、明日朝、改めての連絡として、金谷に連絡した。ここはまず大丈夫だろう。しかし、金谷では、海綿の類が少ない。 とにかく、朝の6時集合、西川名は大丈夫そうで、西川名に向かう。 少し波があるが、問題ない。乗り合いで出港する。出港と言っても、港から目と鼻の先だ。透視度はあまり良くない。5mから8mである。潜降索の根本に、50mの巻き尺を結び着けて延ばして行く。今、サイエンスダイビングの基準とマニュアルの製作と検討をしているが、この巻き尺を使う方法は、Cカードを取り立ての、一人前ではない訓練生を交えて調査を行うマニュアルであり、K君は、訓練生である。中尾先生はベテランダイバーだから、K君とのバディ、僕がリーダーだから、3人のフォーメーションになる。初心者1に対して、二人のベテランということになる。、 潜水開始が9時3分だから、慌てての潜水準備だった。僕は、マスクを忘れてきてしまっている。オーシャンパーク・ダイビングサービスで借りた。これが顔に合わない。いや髭に合わないのだろう、何時もマスククリアーをしている状態になった。慌てて出てきたので、地図と方位を確認していない。うろ覚えで方向を決めて、巻き尺をのばす。50m伸ばせば、V字谷というポイントに着くはずなのだが、大きな根なのに見つからない。透視度が悪いので、透かすように見ても、見つけられない。黒い影のように見えるはずなのだが、それが見えない。巻き尺は、50mで一杯だ。手放して、磁石を見て、西に向かう。これが間違っていたのだが、V字谷がみつからない。仕方がないので、手放した巻き尺に戻ろうとする。その巻き尺が見つからない。巻き尺を手放して、捜索するとき、巻き尺を延ばして来たその方向に進んではいけないのだ。巻き尺の中途から、巻き尺と直角に離れれば、Uターンすれば、巻き尺にぶつかる。そのまま進行方向に離れると、すれ違ってしまう場合がある。見失った。側を大きいマダイが3尾泳いでいる。撮影したいけれど、マダイを追っていると完全に巻き尺から離れてしまう。少し浮上して、サークルを描くようにして気泡を見つけようとした。数分で気泡が見つかった。二人は、潜降したブイからあまり離れていないところに居た。無駄な動きをしたので、僕の残圧が100になっている。それに、寒い。水温は22度だ。この季節、伊豆大島でも、大瀬崎でも27度だ。ぼくは3mmのワンピースだ。K君に貸す予定の、2mmのフードジャケットを取り上げて、下に着ているがそれでも寒い。 ストロボのバッテリーが切れてしまった。乾電池を買ってきていたのだが、慌ただしい出港なので、電池交換をしていない。仕方がないので、感度を800に上げて、巻き尺と先生たち二人のバディを撮る。 今、巻き尺を使った動きのマニュアルを書いている。差し込む写真になるかもしれない。 残圧が50になったので、巻き尺を巻きながらもどって、潜降索から上がる。コンピューターを見ると表示がフィートになってしまっている。何故こんなことになったのだ。66フィートだから20mだと換算する。 1時間休んで、2回目のダイビング、フィート表示をm表示に直す方法がわからない。スペアに持って来た、使い慣れたソリューションを左手首に着ける。右手にフィート表示のD-4 だ。やはりソリューションが良い。これはダイビングコンピューターの名機だ。 今度は、記憶に頼らずに、地形図を見てきた。NNWに進めば、イソギンチャクの岩に当たるはずだ。こんどはうまくあたった。あとからついてきた二人と一緒になって採集と撮影をする。戻りかかったとき、中尾先生が上を指さす。トビエイの群れが通る。このあたりはトビエイが多いので、トビエイの根というポイントもある。もう少し、岸に寄ったあたりだ。透視度が良ければ良い写真になるのに、残念だ。 巻き尺を巻きながら潜降索に戻る。途中で、小さいヤギの陰に群れているキンギョハナダイを撮影した。昇り始めて5mまで上がると、減圧停止時間が5分と出ている。他のグループは、みな上がってしまっていて、僕たちが最後だ。索につかまっていると、びゅんびゅん流れ出した。下はほとんど流れていなかったのだが、水面が流れている。吹き流し状態になった。5分減圧しないで、3分になったので上がる。二人のダイビングコンピューターは、もう停止ゼロになっている。水面に上がると、潜降索から船尾に向かってループになっているガイドロープがある。これにつかまるのだが、流れは急流状態になっている。3ノット以上流れているだろう。左手にカメラを持ち、右手でガイドロープを掴むが、体が流されて、右手が痛いほどだ。やばいな。右肩がやられるかもしれない。とにかく這い上がった。船尾の梯子が大きいから上がれるけれど、横についているような小さい梯子では、この流れでは危ない。だから、この形になっているのだが、気のせいか、右肩がうずくような感じがする。まあ、右肩を使ったからうずくのであって、減圧症ではないと自己診断する。 11時18分潜降開始、潜水時間は43分、最大深度20mだ。水温は20度、減圧はエラーマークが出ている。不足だった。 訓練生のK君にとっては、この流れは良い経験になったはずだ。 50mの巻き尺を使う方法は、使える。海底に張り巡らされている既設のガイドロープは、ガイドダイバーの他、ここで何時も潜っているダイバーでないと、惑わされるだけである。自前の巻き尺をうまく使えば、安心だ。ただ、巻き尺を延ばして、その方向に離れると、透視度が悪いと、30mも進むと戻れなくなる。直角に戻れるような方向にリサーチすること、これはマニュアルに書こう。
by j-suga1
| 2010-08-16 22:23
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