用語集を章にわける。第一章 沿革 第二章 物理・化学 第三章 生理学・医学 第四章 機材と運用 第五章 知識・技能 第六章 安全確保 第七章 水中活動 第八章 法規 第九章 海洋
第九章 海洋まで来た。 海洋をさらに分ける。
9-1 海洋・気象
9-1-1 海洋学 9-1-2 海洋環境 9-1-3 海流 9-1-4 流れ
9-1-5 波浪 9-1-6地形 その他
ここまで整理してきて、これから 海洋生物 環境調査、沿岸漁業へと続くのだが、僕はこれまでずっと環境と沿岸漁業の潜水調査で食べてきたから、この部分が多くなってしまう。ダイビングの用語集ではなくて、水中活動用語集にしたから、ある程度多いのは良しとする気持ちだが、海洋用語集ではないから大巾に削るのだろうか、いや、この部分こそ読みたい人がきっといるだろう。これまでにも、海洋技術用語集、水産百科辞典などなど、同類の本がでているが、みんなアイウエオ順に言葉を並べている。今度の企画のコンセプトは、水中活動、水に潜る、水中からの視点で用語を並べ、読んでゆけば水中活動、潜水活動のすべてが理解できる、もちろん安全確保に力をいれるし、機材と運用、知識・技能では、新しい技術と知見を盛り込むようにしたい。
いや、そんなことを書こうとしていたわけではないのに、脱線してしまった。第九章の海洋で、海陸風 という言葉を何処に入れたらよいのかわからなくなってしまった。
海陸風 Land and sea breeze
海洋と陸地の比熱の違いによって起きる比較的に弱い風。
日射によって昼間は比熱の大きな海洋よりも陸地の温度の方が高くなり上昇気流が形成されて大気が上空に上がる。そこに海洋の大気が流れ込んできて、海からの陸地に向かう海風が吹く。夜間は比熱の小さい陸地は冷めやすく、比熱の大きな海洋は冷めにくいので陸地から海洋に向かう陸風が吹く。それらの風が入れ替わる朝と夕方は風が止まり、朝凪、と夕凪になる。
机に向かって、キーボードを叩いて、Land and sea breeze と書くと海に想いが行く。ダイビングを終えて、シャワーを浴びてから浜に散歩にでる。季節は夏の始まりか、夏の終わりか、夏の最中だ。夕凪で、吹くとも無く微風が後ろから海にむかって、空気を流している。こんな風な生き方が出来ればいいな。そう、こんなふうと打ったら、こんな風、風が出てきた。
9-1-6地形 その他、その他に入れるのが惜しくなってきてしまった。9-1-7とか、9-1-5に風という項分けをつくろうか。たくさんの風がある。でも、そレでは、水中活動用語集ではなくなってしまう。吹く風はぶ何処に入れようか。