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2011年 05月 04日
西川名の猫、飼われているように見えるが、あまりかまってもらっていないようにも見え、人なつっこい。
朝、起きたら体が痛い。軽い筋肉痛系の疲労だ。腰のあたりが痛い。理由は昨日船の上で、足を投げ出した姿勢で12リットルのタンクを背負い、ドライスーツだったから6キロのウエイトを腰に巻いて、体を回して腹ばいになるために体をひねったからだ。 身体をひねって腹ばいになり、這ったまま船縁に進む。ここ、千葉県館山の洲崎灯台をちょっと回り込んだ、外房のはじまりである西川名は、黒潮の反流である強い沿岸流が館山湾に流れ込む事情があり、流れる。0.5ノットか1ノットが普通で、1,5ノットになったらきつい。流されないために、ボートの片側を囲むように浮き付のロープをめぐらす。ロープの一端は、太い潜降ロープにひっかけ、一端を船尾の幅いっぱいの梯子に結ぶ。水に入ったら、このロープを手繰って潜降ロープにたどり着く。 皆は船尾の梯子から水に入る。僕は、這ったまま船縁に進み、カメラを手にして、カメラを先に水に漬けるようにして船縁をまたぎ、体をロールさせて、サイドロールという形で水に入り、すぐにロープをつかむ。手繰って船首の潜降ロープに進む。 サイドロールは、ボートからのエントリー方法としては、一番良い方法だと思うけれど、みんなやらない。講習で教えられた、バックエントリーか、立とびをやる。高齢者は、今日のように波高が1,5mから2mの時には、ボートの上を這って移動するのが安全。サイドロールは、米国の水中破壊部隊(UDT)が、高速で走るゴムボートの上から飛び込むときに採用されている方法である。水中破壊部隊は、揺れるゴムボートの上で立ち上がりボートの縁に腰をおろし、頭を押さえてのけぞって水中に入るというような愚かなことはしない。 50年余、ダイバーをやっているけれど、40歳ごろからこっち、いつでもその日一回目の潜水は緊張している。死ぬのではないかと思うのだ。僕が生きていて潜水を続けているのは、この「死ぬのではないだろうか」という緊張のおかげだと、今は悟って?いる。言うまでもなく、死ぬことは恐れていない。 流れは多分、1ノットぐらいだろうか。懸命になったロープを手繰り、潜降索を握る。息がはずんでいる。呼吸を鎮めるように深呼吸しながら、潜ってゆく。僕がロープを手繰る先頭だったはずなのに、もう下に潜っているダイバーの気泡が上がっている。船首に座っていただれかが直接に潜降ロープに向かって飛び込んで、急潜降したのだ。若いころの自分がそうだったと思う。先に下に行って待っている。海底近くまで下りれば、流れは、海底の岩や、根にあたって弱められ0,3ノットぐらいになる。 潜降索の根元の岩にいるヒゲダイ たくさんいるコロダイ 一回目の潜水で僕は迷ってしまった。ここ西川名には、もう100回以上潜っているのだが、それでも迷う。忘れてしまうのだ。 よく、ダイビングの講習風景を見ていると、陸上でコンパスをながめながら歩いている練習を見る。コンパスコースという練習だ。きちんとやることはとても良いことだ。しかし、一言でいえば、「犬が西向きゃ尾は東」だ。西に向かって進めば、東にもどれば元に戻れる。ビーチエントリーならば、冲が北なら、岸は南だ。あとは、コンパスを見て、覚えている地形をたよりにする。西川名では、鎖をガイドラインに設置しているが、これは、主にガイドラインを頼る人を迷わせるために作られている。たいていのダイビングポイントでは、ガイドはわかるけれど、一般ダイバーは迷わせるようにガイドラインが設計されている。途中で途切れていたり、基点から3方向に分かれていたりする。セルフ・ダイビングをするダイバーを殺そうとするダイビング・サービスの悪意が込められているのかと勘繰ったりする。もちろん、そんなことは無い。ダイビング・サービスでは、きちんとしたコースマップを用意している。僕は100回も潜れば、コースマップなどいらないと過信している。しかし、僕の100回は、毎日潜る100回ではない。およそ20年にわたる中での100回だ。 西川名は、SE(東南)に進み、NW(北西)に帰ってくれば、ヒゲダイが群れている谷に行かれる。NWに進みSE(東南)にもどればイソギンチャクの根に行ける。とても簡単だ。透視度が20mあれば、地形だけでわかる。谷、(V 字谷と呼んでいる)の壁は、ちょっと進めば遠くかすんで見える。この日は透視度10m、10mから先は見えない。 一回目の潜水、死ぬかもしれない緊張と、しばらくぶりの流れにさからう運動で、海底に下りた時、SEだったかNWだったか忘れてしまったのだ。どちらでも構わないはずだ。一回目をNWで行けば、2回目の潜水をSEにすれば良いだけのことだ。それができないことが、すなわち迷いだ。ガイドがガイドしている別のグループの後をついて行ってしまった。別のグループは4人、僕たちのグループは7名、自分のグループを振り向いて数えているうちに、前を行く別のグループを見失った。 仕方がなく原点にもどって、今度はガイドライン(チェーン)をたどって進む。チェーンが埋まって見えなくなるけれど、そのまま少し進んで透かすように見ると、壁が見えた。さらに進むと、いつもヒラメが寝ている砂地の隣の小さな岩がある。ここはホンソメワケベラのクリーニングポイントだが、今日は、ヒラメもクエ(もろこ)もいない。 チームの編成は、自分も含めて20年以上の経験があるインストラクターが4人、30-100本のダイバーが3人、うち二人は、14日―15日の日本水中科学協会研修会に参加する。 バディは、きっちりと組んでいるし、潜水前のバディのチェック、うちあわせもしっかりとやっている。7人だから、僕は全員を見て、ナビゲーションをしている。たよりないナビだが、みんなでカバーしてくれる。 V字谷の前まで来たところで、残圧が100、壁をまわってくると、ちょうど20残して潜降索にもどり、浮上できる。振り返ったら、石川さんのバディが引き返してゆく。僕も戻ることにした。残りの2バディは、少し離れていて、もどる合図ができない。そのままにしてもどる。 潜降索まで戻ると、まだ70残っている。ちかくのモロコ岩でクエを探すけれど、今日は不在。振り返るとだれもいない。潜降索にもどるとほかのグループが浮上にかかっている。一緒に浮上してしまう。他のグループのセフティストップがのろい。先に上がっているにちがいない二人を確認したいので、追い越して浮上する。二人はボートの上に居て、僕の上がるのを手伝ってくれる。 そして、2本目だが、今度はまっすぐV字谷に向かい、マアジの群れ、ヒゲダイの群れを撮影する。かなり流れがきついので、みんな並んで潮に頭を向けている。僕の今日の撮影機材は、キャノンのデジタル一眼を持って入っている。ヒゲダイの群れにシャッターを切ったけれど、集中していない。米沢君がビデオを撮っているので、良いポジションを彼に明け渡した。 ビデオ撮影 そのまま流されるように戻って、潜降索にもどったら80キロ、未だ残りがあるので、近くの大きな岩に行く。岩の下に、超大型のイシダイがいる。撮影しても逃げない。あとから写真を見ると、もっと、30枚くらい撮るべきだったと反省する。これも、いつもの反省なのだが、10枚くらいで切り上げて振り返る。一回目の潜水で、僕たち3人のユニットが僕とバディに分かれてしまったので若干反省している。細田さんにイシダイを指さす。ビデオの米沢君は離れているが呼び寄せて、イシダイを撮らせる。後ろからファインダーをのぞき見ると良いショットが撮れているようだ。僕たち3人 は潜降索に戻り浮上する。あとから別のグループが浮上してくる。ぼくたち3人が一番早く上がった。 イシダイ 3人のうちで、僕はラストにあがる。先に二人を上げて、カメラを受け取ってもらうためだ。フィンを外さないで膝であがる。12リットルのタンクに6キロのウエイト、膝を痛めるのではないかと少し心配する。 全員浮上後の船上 機材を洗って干し、遅い昼食、あまりおいしくないお弁当を食べる。猫が寄ってきたので、分けてあげる。まだ1時だから、速攻で帰り支度をすれば、近くの一休庵という割合おいしい蕎麦屋に行けるのだけれど、急ぐのはいやだから、お弁当にした。 3時に出たのだが、GWでさすがに渋滞している。震災のあとなので、心配していたのだが、渋滞でめでたい。が、被災地の人たちのことを考えてしまう。GWに被災地のボランティアに行ったダイバーは、無事に潜っているだろうか。
by j-suga1
| 2011-05-04 10:58
| 日記
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