奄美大島の8月踊り。
要するに8月の盆おどりだけれど、奄美大島では、8月いっぱい毎日踊る。でも1956年の踊りは、たしか1週間ぐらいだったと思う。広場の真ん中で火を焚いて、太鼓をたたき、口笛を吹き、うたっておどる。拡声器も櫓もない。普段着のまま踊る。
もうボロボロになってしまってブログを考える、余力がない。
毎日、何通も書いているメールの一つを変形してブログにしてしまう。
A先生
三陸方面の活動ですが、現在、N財団にフーカーセットの購入、T基金にシンチレーションカウンターの購入助成を申請しています。どちらかが通れば、動き出せますが、目下のところ望み薄です。カウンターの方は自己資金でなんとか作れますが。
M基金には、放射能測定についての申請をします。
現地のBさんと電話で話しましたが、放射能を前面に出したら、各漁協とも協力はむずかしいだろうと言うことでした。そこで、ずいぶん迷ったのですが、養殖施設を復興しても、磯根の調査をしても、放射性物質の拡散が及んでいることがわかり、基準値を越えていれば、空しいものになってしまいます。今後、国も調査をするでしょうし、さまざまな形の調査が入り、放射能汚染の調査研究が行われると思います。中には外国の調査もあるでしょう。それでも、調査は、受け入れてくれないかもしれません。しかし、漁業組合は、国民に安全な食糧を供給するのだという自覚をなくしてしまえば、ユッケと同じになってしまいます。そんなことは無いはずです。とにかく、漁場で何かする前に、まず放射能を確認するということが、本州太平洋岸での調査の基本にならなければいけない事態になっています。
M基金は、ひとつの賭けで、この企画が通るとは思えませんが、もし、通れば企画通りに万難を排して強行突破すれば良いと覚悟をして、申請してみます。あえて火中の栗を拾います。
通らない場合、今年の夏、自己資金でボランティアのライン調査をやります。その時、放射線調査は、すでに準備はできているはずですが、三陸でやるかどうかは、状況次第です。
企画書に書いた、ビデオカメラを使うライン調査手法は、現時点での調査手法として、最高の方法だと思います。この秋、このライン調査手法をまとめて、学生、研究者、スポーツダイバーのボランティアで実習的に扱うイベントを助成金申請します。これが、本命です。
その時点で、放射能調査の依頼があるような状況になっていれば、テーマの一つにします。
A先生からグリーンピースのデータを送ってもらったのは、数日前で、僕はツイッターには、そのことを書いたのだけれど、今日発売の週刊文春に、「原発「海産物汚染」戦慄データを全公開」という記事がトップに載っていた。別に戦慄でもなんでもない。それでも原発から30キロ近くはなれた久の浜あたりの浜で拾った海藻から、大きな数字がでている。日本政府が磯根の海藻などの調査を何もしなかったことを文春がたたいている。日本政府が調査をしなかったことをたたいている。
僕が3月に企てた福島県沿岸の磯根調査を強行していたらどうなっていただろう。僕はグリンピースではないから、出来にくかったけれど。
しかし、この前の理事会で、後藤道夫に怒られた。命を賭ける奴がいないからダメなんだ。
でも、計画書だけは書いた。測定する機材を持っていて、協力をしてくれる組合があったならば、できたとおもう。
グリーンピースは、400万の、水中でも使えるスペクトルメータを使っていた。でも、このメーターは水深10mまでしか耐圧がない。僕は耐圧40mのメータを後藤道夫に作ってもらっているけれど、スペクトルメータではない。助成金がもらえれば、耐圧40mのスペクトルメータが作れる。
ブログを書く余力が無いなどと言いながら、ずいぶん書いている。