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2011年 07月 15日
トラック島の沈船 毎日減圧停止していた。 ダイブコンピューターについて 減圧表、M値、そしてダイブコンピューターについて、こだわり続けている。ダイバーであれば、減圧症の予防、そのための機材にこだわるのは当然のことなのだが。 そして、半飽和時間、そしてM値の定義とその本質について、理解を進めるために、6月5日の日本水中科学協会の第一回総会では、M値と半飽和時間についてのディベートを行った。現在編集中の水中活動用語集の編纂にあたって、生理学、医学についての執筆と監修をお願いしている外川先生と、ダイブコンピューターについて教えてもらっているタバタの今村昭彦氏をまねいて、ディベートを行った。ディベートそのものは成功だったと思うのだが、僕はM値と半飽和時間の定義のところまでのディベートを目論んでいたのだが、今村氏は、その先の議論をしようと考えていたらしく、不完全燃焼だったように思う。 ということで、その先の議論を、不完全燃焼で申し訳ないことをしてしまった今村氏をまねいて、減圧症とダイブコンピューターについて、7月25日にマンスリーセミナーを行う。 ぜひ議論に参加しに来てください。 外川先生とは、セフティストップについて、論争をしたいと思っていたのだが、まだ先のことで予定は立てていない。25日に今村氏とその問題についても議論してしまうかもしれないので、先の展開がわからない。 誤解の無いように書いておくのだけれど、僕が論争すると言っても、議論のためのアンチテーゼのつもりである。議論で勝った負けたの話でもなく、多数決で決める問題でもない。 前置きが長くなってしまったが、議論の着陸地点はわかっている。まず結論を言ってしまって、その結論に至る議論を書くのか、最後に結論を言うべきか。先に結論をいってしまうか迷っている。 でもちょっとだけ結論を、 ①ダイブコンピューターは、減圧停止を必要とするダイビングのための道具ではない。減圧停止は、減圧表を主として計画し、ダイブコンピューターは従とするべきである。 ②減圧表はマルチレベルで使うべきではない。最大深度だけで計画を立てる。 ③ダイブコンピューターこそが、マルチレベル潜水のための道具であり、そして、マルチレベル潜水は、できる限り、無減圧の範囲で行わなければいけない。 ただし、この考え方は一般のダイビングのための結論であり、混合ガス潜水には、また別の考え方がある。 総会でのディベートに続いての議論をするために、TUSAのIQ-850 ダイブコンピューターをモニターとして使わせてもらっている。でないと、議論ができない。 まず、取扱い説明書を見て、「全てのレジャーダイバーは、無減圧潜水時間に常に注意し、あくまでその範囲内でのダイビングを行うことが絶対条件です。」「ダイバーは、この減圧不要限界を絶対に越えないように、十分余裕を持って(少なくとも5-10分以上の無減圧潜水時間を残して)ダイビングを進めるようにしてください。」 と書いてある。僕の55年間のダイビング生活では、殆どの場で、減圧停止をするダイビングを続けてきた。せめて、二段減圧はなるべくしないようにしてきたのだが、僕のダイビングでは、このダイブコンピューターは使えないではないか。 しかし、振り返って考えてみると、二段減圧にならないように減圧表を使って計画していた。減圧表を使って計画をたてて、空気の持続時間を確認して潜水していた。最近の言葉でいえば、ガスマネージメントをして潜っていた。僕の使っていた減圧表は、全日本潜水連盟が採用していたカナダのDCIEMだった。この減圧表は、スポーツダイビングにも使える安全度の高い表であり、マルチレベルにも対応している。しかし、僕は、マルチレベルは使わなかった。マルチレベルで表を引いて、覚えていられるわけがない。また、水中で、こんなに面倒な表を使えるはずがない。 トラック島で沈船に潜り、毎日のように50mを超していた時、60分の減圧停止を30分に間違えて、ガイドに注意されて60分だと気が付いた。水中での頭の働きはその程度である。とうていマルチレベルなどやれるはずがない。その時、僕はダイブコンピューターを持っていなかった。信じられなかったから買わなかったのだが、ダイブコンピューターを持っていれば、60分を30分に間違えることはありえない。減圧表を記憶しているよりも、ダイブコンピューターの方が確実だ。日本に帰ってきて、すぐにアラジンを買った。 アラジンは便利だったが、便利であるが故に、次第にテーブルを使わなくなった。減圧停止をするダイビングをアラジンだけでやるようになっていた。60歳で100m潜水をやった時に、スントのソリューションαを提供してもらってこれを着けて潜った。混合ガス潜水だったから、このダイブコンピューターで減圧停止をするわけのものではなく、システム潜水風のテクニカルダイビングだから、減圧停止のコントロールはすべて、船上のスーパバイザーの指示で行った。それでもソリューションαのHIS には、99.4mという表示が残っている。以後、このソリューションαで、長い減圧停止をする潜水もしたし、無減圧でのソートウス(のこぎり歯)の潜水もして、無事である。これは、結果論なのだが、無事であったから、信頼している。 もう一つ結論を言ってしまおう。ダイバーは、ダイブコンピューターと信頼関係を築いて、そのダイブコンピューターにコントロールされてしまう。減圧表は、自分の意志で使っているが、ダイブコンピューターには、自分の意志ではなくて、コントロールされてしまうのだ。そして、減圧表などはどこかに去って居なくなってしまう。 ダイブコンピューターの選択が、そのダイバーのダイビングを定めてしまう。
by j-suga1
| 2011-07-15 22:21
| 日記
|
Comments(1)
Commented
by
southernAtami at 2011-07-16 19:10
須賀さん、こんにちは。
ご無沙汰してます。熱海の黒澤です。 実はお願い事が…今、一緒に仕事してる若い衆が、潜水士の資格を取って仕事を探しています。 御殿場在住、年齢は32歳、前職は鳶で現在は緊急雇用事業のアルバイト中、希望職種はサルベージなどの水中土木を志向しているようです。 カードランクはアドバンスで、タンク本数はまだ8本、小田原の某ショップで、ここまで既に(用具は全てレンタルで)20万円以上使わされているようです。僕は「そもそも、水中土木とかやりたいんだったら、レジャーダイビングのショップと付き合っても意味ないと思うよ」とアドバイスはしているのですが納得いかないようで…まあ、スクーバをやらない僕以上に分かってないようなので、仕方ないのですが… そんなわけで、要は昔で言う潜水夫になりたいようなのですが、昨今、そういう職種で求人やら引き合いがあるものなのでしょうか?というところも含めて、ご意見をお聞かせ願えると嬉しいです。ご多用中恐縮ですが、ご返事いただけるようでしたら、当方への非公開コメントか、メールのほうへお願いできるとありがたいです。 myu.kurosawa@gmail.com by 黒澤@南熱海
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