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辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2012年 12月 31日
いよいよ、年の終わりです。あと何時間でしょうか。今年やったことと言えば、最新ダイビング用語事典です。もう、10年も前から取りかかっていますので、純粋に今年の仕事とは言えないでしょうか、完成し、発表のシンポジウムを12月9日にやり、一応の成功をおさめ、皆様からも好評をいただいていますので、やはり、今年の成果です。
本格的に取り組み始めたころ、PADIのエンサイクロペディアに出会いました。すばらしい本で、ほとんど絶望しました。これを追い越すことなどできない。 PADIのエンサイクロペディアです。確か、13000円ぐらいでしたか? ぜひ、買って僕たちの最新ダイビング用語事典と並べて読んでください。 しかし、ここであきらめることも出来ない。PADIのエンサイクロペディアはすばらしい本だけれど、レクリェーションダイビングのための本です。そして、なによりもアメリカの本です。日本のことは全く書いてありません。僕の目指しているのは、レクリェーションダイビングだけではなくて、サイエンス・リサーチも、プロの作業もすべてが対象ですし、現時点での日本のダイビングのすべてが書かれている用語事典でした。 最初のタイトルは「ダイビング・水中活動の基本用語」で用語集でした。しかし、僕の出発点、原点はダイバーの安全でした。僕の会社の社員であった脇水輝之の死、そして東大の研究員であった山下君の死が大きなモチベーションでした。この二つの事故は、もしも一人にならなかったら、失われなくてもすんだ命でした。その二つの事故は、ともに、お父さん、お母さんの悲しみに直接に触れる経験でした。もう一つ、娘の同級生の練習中の事故死も大きな要件でした。 バディ・システムの遵守、無理をしない。言うことは簡単です。しかし、実現、実行することは容易ではありません。僕のキーワードは、チームワーク、そして自己責任でした。そのことを書かずには、意味がありません。 この本のもう一つの特色は、自分の全人脈を投入して、全員で協力して作り上げることでした。これも容易ではありませんでした。主立った監修の先生方もそれぞれ違う意見をもっています。安全管理の章を書いて監修の先生方に見せると、これは、用語集の原稿ではないと言われます。でもこれが無くなってしまえば、自分としては作る意義がなくなってしまします。 各章ごとにそんな心の葛藤がありました。仲良く応援してくれていた、友達を失うこともいくつかありました。それでも、自分一人で、あるいは数人で書くよりは良いものが出来ると信じて皆さんに原稿を送り、もどってきてまた皆さんにという作業を繰り返しました。 もう一つ、日本の潜水、ダイビングを際立てているのは、潜水士の国家試験制度です。アメリカに本部のあるレクリェーションダイビング指導団体は、日本の法律だから従わなければならないが、ナンセンスな制度だというスタンスです。この規則はもともとが、ヘルメット式、軽便マスク式などの送気式潜水の安全を主たる対象にして、スクーバは、その他の潜水機として発足したものです。始まった当初はレクリェーションダイビングのことなど、その視野には入っていませんでした。もちろん、インストラクターとかガイドダイバーの仕事は潜水業務ではあります。規則には従わなければなりません。しかし、当初の目的にはなかった分野ですから、矛盾に満ちています。 そして、もう一つ減圧表の問題もあります。日本の減圧表は規則になっているのです。新しいアルゴリズムの減圧表が次々に発表されてもまた最近ではダイビングコンピューターが誰でも使う一番重要な計器になっているのですが、厳密に言えば、日本の規則にある減圧表に準じていないダイビングコンピューターを使うことは規則違反なのです。日本人は、本音と建て前を器用に使い分けますが、アメリカ人はそうでもないようです。そこで、ナンセンスな規則ということになります。 しかし、この規則に取り組まなければ、日本の用語事典にはならないのです。あるものは、あるがままに受け止めなければ現実的ではありません。公表された国家試験問題の主要なもの、そして、第2章の物理学の説明には、この問題の解説をしてゆくのが適切と考えて解説しました。 原稿を書き直しているうちにも、どんどん状況は変化し、機材も進歩してゆきます。際限もないので、どこかで思い切らなければなりません。エイやっ!と輪切りにしました。 今度は、監修の中心としてお世話していただいている真野先生を中心として。潜水士の規則の減圧表の改訂の話が急テンポになりました。一項目、減圧表の改訂についての説明を増やして、そのまま行くことにしました。後、何十年かして、すべてが変わったとして、この最新ダイビング用語事典が、2012年の日本のダイビングの姿です。あのころはこんな国家試験があったのだ。という歴史的な文献になれば良い。 おこがましい、言い方をすれば、日本のダイビングは、最新ダイビング用語事典前、最新ダイビング用語事典後に区切られる。と考えることにしました。 うれしいことに、PADIもNAUIもこの用語集をPRしてくれることになりました。どのくらい買っていただけるかわかりませんが、認めてもらえたことに満足します。 ぜひ、PADIの方は、PADIからの紹介といって、NAUIの方はNAUIからの紹介といって、成山堂書店のファックス、もしくはメールでお申込みください。10%の割引になります。 その他の方は、須賀まで、suga@suga.name です。
by j-suga1
| 2012-12-31 22:48
| 日本水中科学協会
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