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辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2013年 10月 02日
10月1日
少し早く寝たので、夜中の3時に目覚めてしまって、昨日からちょっと読みかけていた「沖縄美ら海水族館が日本一になった理由」内田詮三 光文社新書を読了した。今、5時だ。内田さんは、1935年生まれ僕と同じ年だ。内田さんとともに伊東水族館、照島ランド、そして沖縄国営水族館とともに歩んでいた鳥羽山照夫さんは、東京水産大学で僕の一学年上で、大学在学の時から良い兄貴分として付き合ってくれ、後に鴨川シーワールドの館長になってからは、シーワールドでのイルカと泳ぐツアーをやらせてくれた。今はこのツアーは立ち消え状態になっているが、たくさんお世話になった。 その鳥羽山さんが本土復帰の沖縄で国営水族館のプロデューサーをやった時、僕もその仲間に加えてもらった。内山さんとも仲間にさせてもらったわけだ。以来、内田さんが沖縄の館長になってからずっと、親友付き合いをさせてもらっている。一緒にやった仕事、つまり、僕がお世話になった仕事もたくさんある。そんなことで、内田さんがどのような人かよくわかっているつもりだったのだが、この本を読むと「ああそうだったのか」と思うことが多数あって、一気に読んでしまった。そんなことで、この本は内田さんの職業的な自伝である。水族館一筋で、良い生涯を送られた。もちろん過去形ではなくて、いまでも館長の座は後進に譲られたが、アドバイザーとして活動、活躍されているが。 ここでしか見られない深海珊瑚のポリプ これを担当された野中正法さんが、最新ダイビング用語事典の水族館の潜水の稿をかいてくれた。 この本で、仕事の仕方をあらためて教えられ、自分が今何をしていて、何をしなければならないかを考えさせられた。自分が何をと言っても、あとしばらく、1月になれば79歳になってしまう。やったことはたくさんある。潜水、ダイビングでは経験しなかったことは無い。内田さんが水族館一筋であるならば、僕はダイビング一筋の生涯を送ってきた。それでも、振り返れば試行錯誤の連続、と言えば失敗というよりは自己満足できるのだが、その試行錯誤だけでのたうちまわって来たし今も同様。つらい。つらいから昨日も新しいノート、TODOと、ちょっとした備忘を書いておく小さな、三冊100円のノートの表紙の裏に、「倒れるまで、倒れても戦士でありたい。」と書いた。戦士としては、情けないだらけたありさまだが、休日をとった記憶がないから、日々、少しずつだらけていなければ体も頭も持たない。言い訳はそのくらいにして、内田さんの本を読んで、自分が何をしているのか、何をしなければならないのか、あらためて考えさせられた。 ダイビング一筋と言っても、人間の社会、人間の活動だから矛盾に満ちている。世の中不合理が決まりであり、小さな裏切りが日々繰り返される。日本は本当に国難で、人間は生きて行くだろうが、国としての形状を保って行かれるのか不安である。ダイビングもこれが日本のダイビングだと胸を張れるものはほとんどない。もう、「日本が」というセリフも古いと言われる。日本を考えない方が楽なのだ。そして、日本という国も次の世紀にはなくなるだろう。アジア・太平洋かもしれない。PADIがアジア・パシフィックになった。そんなことで、お前は何をやってきたのだ。と同期のクラスメートに言われる。ベストを尽くしてきた。ただ、自分が至らなかったことと、世の中の流れには抗しきれなかったと言い訳するだけだ。 それでも最後に日本水中科学協会を立ち上げた。しかし、これも、どこへ行くのかどこを目指しているのか、メリットはどこにあるのだと日々追求される。 水中科学協会は、ダイビングそのものを研究、研鑽することでダイビング社会にも、そして日本にも出来るだけの貢献をして行く。具体的に言えば、会員に手段と目的を示して行く。これでは具体的ではない。2012年僕たちは最新ダイビング用語事典を編纂し世に出した。これが活動の総論であり出発点なのだ。この総論を基にして各論を展開してゆくその中で手段と目的を追求してゆく。須賀がいくら頑張っても組織としての展開にはなっていないと指摘される。その通りだが、最新ダイビング用語事典もかかわった人、その時の会員全員でやるべく、努力をした。しかし、自分を含めてそれぞれが自分の生活があり生計がある。一気に達成できるものではない。その道程をたどってゆくことが、現在なすべきことだ。しかし、それにしても協力者として巻頭に名前を挙げさせてもらった人も最新ダイビング用語事典を買ってくれないでいる人もいる。多分、この本は買うのではなく、会員に配布してくれるものだと考えていることと思う。力が足りていない。 しかし、それにしても、日本人ダイバーは、本を読むという習慣、本を読むことで知識にアプローチするという習慣が無いように思う。PADIもNAUIもこの本を宣伝していただいた。もしも、この本がアメリカで出版されていたとすれば、ダイバーの多くが買ってくれたと思う。事典と言っても隅から隅まで読んでもそれほどの時間はかからない。読んでから考えて行動に反映させてくれる、そういう習慣が確立しなければ、レクリエーションであってもダイビングの安全は確立されない。知識を獲得して自分で考えて行動、活動する。そして実際の行動・活動に平行して練習、トレーニングを積む。それがスタートであり手段の獲得だとおもう。そして目的は、ダイビングは、大きく分けて、レクリエーション、サイエンス・リサーチ(調査・研究)ワーク(実作業)の三つの分野がある。それが重なり合って、進歩、進行してゆくものだと考える。それが、レクリエーショナルダイビングという名称で、ただそれだけで自己完結してしまっているのが、人口のほとんどをしめるレクリエーションの分野である。知識として相互乗り入れ、クロスオーバーさせたいというのが最新ダイビング用語事典であった。これを基にして、実施的に重ねて行きたい。ワークは、経営的な形態があるので、踏み込みにくい。サイエンス・リサーチ(調査・研究)から進めて行く。これも、それぞれの業者、経営があることから、試験的な活動を進めながらその成果をシンポジウム、フォーラムなどで発表しその成果を研究会報でまとめて行く、つまり各論の展開、提案までが、現在の目標である。それに参加して、どういうメリットがあるかと問われると、ダイビングという活動にどういうメリットがあるかということになる。昔、密漁時代には、魚を突いてきて食べる。アワビ、イセエビを密漁してきて小遣い稼ぎができるというメリットがあった。1967年にそのメリットのすべてを放棄した時、そんなメリットのないダイビングなんてするものが居るのかと問われた。 今、ダイビング人口は30-40万人と言われている。その中で発行部数1000部の最新ダイビング用語事典が、なかなか売れない。それが僕のダイビングの到達点である。内田さんは美ら海水族館を日本一にした。入場者310万人(年間)である。 僕は最後まで戦士でありたいと願うだけだ。
by j-suga1
| 2013-10-02 09:31
| 日本水中科学協会
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