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2016年 05月 02日
一夜寝たら、足は、びっこを引けば傷まない位まで回復した。 河合先生はアルコールが残っているのでパス。 ダイビングよりアルコールを優先している。しかし、アルコールの自覚があれば、潜らない、というところが、偉い、というかお医者様だ。 大西がガイドで一緒に潜ってくれる。 水深が下は70mぐらいで、段々のようになって居る壁のポイントだ。赤沢の特色、最所は、それぞれの段でヤギやトサカが美しく、ネンブツダイの大群、そしてキンギョハナダイの大群、もっと下に行けばサクラダイガイルが、このポイントの売り物は、ピンクのオキノスジエビで、秋には大群が雲霞のように広がっている光景が見られることがある。大群は続いては見られない期間限定だが、数尾ならば、岩の奥で見られる。 計画としては段々で降りて30mぐらいで引き返す。あまり横走で広範囲には広がらない。 脹ら脛ぐらいで、潜れないのではもはや終わりだ。ただ、立ち上がることはできないので、小久保にタンクを背負わせてもらう。立ち上がらずにそのままサイドロールで飛び込む。潜降は、ウエットスーツなのでヘッドファーストで軽くできる。やはり冷たいが寒くはない。まっすぐ降りていく。直線で目的地に行くように、大西にリクエストしておいた。 透視度は水深20mを越えると、まずまずになるが、それでも透明感はなくて、20mぐらいか、美しくはない。しかし、ここの海、このポイントが東伊豆の海の典型的な光景だと思っている。大西はオキノスジエビのポイントに案内してくれていたのだが、36.5mの深度なので、僕が最後尾、みんなは上がり始めたので、オキノスジエビには、こだわらなかった。 ニコンのAWの画像を後で見たら、なぜかレンズが曇っていた。GoProで動画を撮りながらだから、レンズの曇りをみる余裕がなかった。 やはり30mを越すと、全員の無事を見届けようと、周囲に注意を欠かさないので、目の前の被写体に集中できない。大西の移動が少し早いが、下に長くはとどまらないように、とリクエストしていたから、これで良い。あたりまえだけど、大西のダイビングは巧くなっている。ことさらに水平姿勢というのではないが、自然体で形が決まっている。 大西は確か19歳の時に、僕のところにきた。それからのことは、書けば長くなるが、現在幸せに、自分の好きなことをやっている。
浮上のセフテイストップは、僕がロープを掴んで止まっているので、みんな遠慮したのだろうか、少し離れて浮いている。緑も良い形で静止している。36.5mの水深で、後で聞いてみたら「エビを見た」といっていた。チームで動いていれば、危なげないダイバーになった。大学3年生、就活の最中だろう。来年はこのツアー、あるだろうか。
ボートへの上がりは、打ち合わせていたとおり、タンクを先に上がった小久保に引き上げてもらい、ウエイトも上げた。梯子が上がりやすい梯子で、大西にフィンを外してもらって、楽に上がることができた。梯子を使わずに引き揚げてもらって上がろうと思っていたのだが上がりやすい梯子だったので、楽だった。 ダイビングボートの梯子の形状は、いろいろだが、足を痛めたりすると、どの形の梯子が良いのかよくわかる。 自分として理想なのは、傾斜ができる限り緩いこと、身体を引き上げなくても最下段に足を置くことができること、手でつかまる手すりは、左側はなるべく高くまで、最後は左手で支えながら、右側はフィンを履いていてもまたげるように低くしておくこと。なかなか、そういう梯子はない。
二回目のビーチは見送った。河合先生は遅れて入ったが20分ほどで、一人で上がってきた。はぐれたのかと心配したが、寒くなったときにすぐに上がれるように別行動にしたということだった。それに、スカイラインを通りたいので、深くは行かないと決めていたそうだ。このグループ、チームは気心が知れすぎていて、ブリーフィングがおろそかになっていて、河合先生の動きを僕は掌握していなかった。大西がブリーフィングをしたのかもしれない。自分の脹ら脛の痛みでまめに動けなかった。
とにかく、楽しく無事にツアーは終了した。帰途は、小久保博士と一緒に車を走らせた。ゴールデンウィークなのに、驚くほど、スムースに車が走る。5ー6時間のつもりが、4時間弱で下北沢の小久保の家まで着てしまった。
by j-suga1
| 2016-05-02 08:25
| 旅行
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