スガジロウのダイビング 「どこまでも潜る 」:撮影
2022-11-10T17:11:06+09:00
j-suga1
89歳になります。スクーバダイビングによる水中活動の支援を展開しています。、
Excite Blog
1110 ウエアラブルカメラ
http://jsuga.exblog.jp/32485502/
2022-11-10T16:59:00+09:00
2022-11-10T17:11:06+09:00
2022-11-10T16:59:57+09:00
j-suga1
撮影
go-pro8が紛失して、go-pro10を買った。最新水中調査撮影技法にウエアラブルカメラの章を設けるので、go-proは重要なので、自分なりになっとく、きわめておかなくてはならない。
多数持っているウエアラブルカメラをこの機会に整理して、6台をのこした。この機会に、この6台について要点を記載しておこう。
go-pro10
スクーバダイバーの活動領域を水深10m~40mとすれば、go-proはスクーバダイバーの使用を目標にはしていない。使おうと思えば、ハウジングに入れれば使えるという方向に進化してきた。
スクーバダイバー用のカメラとしての評価は低くて当然である。水深10mまでで十分なスキンダイビング用、スノーケリング用としては、評価できる。水深10mを越えるフリーダイビング用としては、スクーバ用とどうようで、go-proは「使えない」という評価になる。
まだ買ったばかりなので、辰巳での試用もしていない。水深5mの辰巳での試用はまた別のレポートにする。
陸上でのスポーツ、ランニング、サイクリング、水面でのスポーツ サーフィン、ウインドサーフィン、ヨット、スノーケリングについて、go-pro10は、満足できる、すばらしいとも言えるカメラである。
画質もスタンダードとして満足できる。超ワイドのレンズ、ジャイロによる手ぶれ防止も、素人がとってもプロカメラマンなみにとれる。
小さいボディで、ハウジングを使わないで、水深15mまでの絶対的な水密をめざした。このために押しボタン操作を徹底的に避ける方向で進化した。突起のまったくないカプセルである。タッチパネルのスライド操作もやりやすくなっている。押しボタンの堅さも解決しているし、ボタンを押さずに、音声コントロールで「go-pro電源オフ」と言ってやればいい。電源スイッチを入れなくても、シャッターを押せば動画がスタートする。スクーバで使うことをあきらめれば良いだけである。
go-pro7
8、10、11への進化の過程にあると思えば良いだろう。これも、スクーバダイビングで使わなければ、良いカメラである。go-pro8、10よりも一回り小さい。シャッターを押せば動画がスタートするし、音声による電源オフもできる。
ハウジングに入れた写真を撮っているのは、7は、8ー10のような、底の部分に八の字型に開く、三脚取り付けステイがないので、台座に取り付けられない。手持ちで撮影するのと、据え付け設置でさつえいするのと、置いて撮る方が多い自分としては、ハウジングに入れて、撮ることになる。ハウジングに水を満たしてしまえば良いと乱暴なことを言う人もいるが、なんとなく出来にくいが、今度、曇ったらやってしまおう。
自分がスクーバでもぐることを先に送ってから、go-proが親しみやすくなり、進化した画質のよいカメラだとおもうようになった。
go-proがスクーバでも使えるカメラをやがて売り出したら、買わなくてはならないので、それはそれで、困ったことになる。
さて、それではスクーバでは何をつかうのか?
目下のところ、SJCAM SJ5000が、トップである。値段も15000円前後で買える。操作はすべて押しボタンであり、ハウジングの外からできる。耐圧は50mまで大丈夫という。水没しても、15000円だ。ウエアラブルカメラは、スクーバダイビングでは、消耗品と考える。画面にtimeインサートも入るから、リサーチには良い。
画質はgo-proを100として、70ぐらいは行く。この価格帯の消耗品カメラは、色にバラつきがあるので、一概に良否を言えないが、自分の持っているこのSJ5000は、固い青系統に傾いた色で、好きな色だ。リサーチカメラとしては、十分だ。
そのスペアでつかっているのが、SJ4000で、1世代前のカメラだから、7ー8年使っている。2台持っていて、2台ともいきている。画質はナチュラルで、5000よりもやわらかい。どこが劣っているかというと、手ぶれ防止機構が入っていない。が、水中で使うには問題ない。手ぶれ防止とは、スキーだとか、サーフィン、アクションに対してで、go-proがアクションカメラと呼ばれる所以である。ダイビングで使う分には、4000もまだまだ現役で大丈夫である。
AKASO EK7000
このAKASOの一世代まえのAKASO braveの色が好きで、またタイムインサートも入るし、愛用して、人にも勧めていたのだが、脆弱だったのか、壊れてしまった。
その後継のつもりで、EK7000を買ったのだが、AKASO braveが7000円台だったのが13000になり、色は二つ選択できるが、そのどちらも極端できにいらない。順番で言えば、三番手である。
4番手が、MUSON であるが、作りは、中国製としては、しっかりしているが、画角が狭すぎる。水中で使うウエアラブルカメラは、画角を広くして使うので、色も悪くはないが、使うことはない。捨てるにはもったいないので残している。
結論としては、以上の順番で、スクーバ、リサーチ撮影用のカメラとしては、SJ5000だが、変な風に進化して、水中で使いにくくなる可能性もある。
これが、現時点でのウエアラブルカメラの評価だが、最新撮影調査技法 を出版する時点では、また変わっているかもしれない。ウエアラブルカメラは、デジタルカメラの代表であり、進化進歩がはげしい。
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0928-29 波佐間 水中調査研究会
http://jsuga.exblog.jp/30711038/
2021-09-30T16:37:00+09:00
2021-09-30T16:51:40+09:00
2021-09-30T16:37:01+09:00
j-suga1
撮影
波佐間 水中調査研究会 水中ドローン演習
東大海洋調査探検部を指導する形で合同プロジェクト
東大からは、5年生 田村君 3年生 菊川君、2年生 深谷君、伊藤君の4名が参加する。
東大海洋調査探検部の良いとろろは、一応、3年までが現役とされているが、在学中は、7年生でも8年生でも、現役同様の参加でき、参加していることだ。もちろん、先輩風を吹かすこともないし、ちょっとリスペクトされている程度の感じで、仲良くリーダーシップをとって、ダイビングができている。中心となって、動かしているのは、3年生で、僕の連絡カウンターパートは、3年の菊川君だ。打てば響くように、メールのリターンもあるし、メッセージも返してくれる。
今回の、東大と合同部分は、水中ドローンのオペレーション、実習・実験だ。
コンセプトを言うと、水中ドローンをダイバーがハンドリングする道具(調査機材として)として使う練習、そして、その可能性を探ることだ。
僕ら、水中科学協会は、すでに何回か使っているが、メンテナンスが非常に面倒で、しかも脆弱である。残念だが、一般のダイビングサービスや、ダイビングクラブ、あるいは個人が特別の目的を持たずに常時使うことは無理だろう。学生のクラブ、東大探検部には向いている。しかし、それも、備品として長期に使えるものではなく、毎年、新型と買い替えるくらいの消耗品と考えるように、と伝えた。部員の中には、電子工学に強い、専門家?もいるだろうし、ドローンの水面での操作は、ゲーム世代だから,得意な人もいるだろう。
直に、彼らは、僕らを追い抜くだろうし、そのことで、探検部はもう一皮剥け成長するかもしれない。そして、東大のダイビング、フィールドワークに貢献し、現在、ダイビングによるフィールドワークから遠ざかっている各研究室がドローンを使うダイビングに戻ってくるかもしれない。
もちろん、戻ってこなくてもかまわないが、
そして、僕の,須賀のダイビングの安全策は、ボートと自分、ダイバーとの物理的コンタクト、つまりは、命綱が基本になっている。ドローンは究極の命綱なのだ。
もちろん、今書き進め、計画している{リサーチ・ダイビング」の重要な一章になる予定。
ところで、9月28日の目標は、まず学生による、水中でのハンドリング実験、学生が持って泳ぎ、ケーブルの長さいっぱい、200mまで撮影しながら、移動する。終点、ケーブルが伸びきったら、そこに、置く、設置して戻ってくる。舟に上がったら、学生がドローンを船上から、コントロール、操縦して、撮影をしながら、戻ってくる。このパターンの繰り返し、と変形でいろいろできるだろう。若い、柔軟な頭で、考えてくれるだろう。
という計画だったが、台風の接近で、船を揚げてしまうとのころで、小さい舟が一艘使えるだけで、この実験、演習はできなかった。陸からのエントリーでやるつもりだったが、岸に波が打ち寄せてきていてダメ、マンボウランドに入れてもらって、ジンベイザメを狙った。
反省、学生が手持ちで、何が何でも、ジンベイザメにロックオンしてから、手放せば、そのあと船上からの操縦でジンベイザメをフォローする。こうすることで、絶好の演習になったはずなのに、学生は潜ってすぐに、ドローンを手放して、ジンベイ見物に行ってしまった。学生が悪いのではない、僕が指示しなかったことが悪い。
僕の一回目の潜水、これはドローンではなくて、別のカメラ実験だった。それに疲労困憊してしまって頭が回転しなくなっていた。最初の予定、直線で、200m伸ばすことに頭が固定してしまっていて、ジンベイとの空中戦に頭が切り替わらなかった。もう、このチャンスは、二度と訪れないだろう。
なお、あのプールのようなマンボウランドで、あの大きい、ジンベイザメを船上からのドローン操縦では、30分、見つけることができなかった。ダイバーが手に持たないドローンの限界を知ることができた。
もう一つの実験、長時間連続撮影カメラの撮影も、失敗した。この失敗は今回は、述べないが、実験、演習とは、失敗して、そのことに気づき、改善すること、だから、今回の実験演習は成功だった。
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0523 ウエアラブルカメラの選択
http://jsuga.exblog.jp/30533110/
2021-05-23T16:53:00+09:00
2021-05-23T16:53:28+09:00
2021-05-23T16:53:28+09:00
j-suga1
撮影
AKASO brave で撮った。ウエアラブルの動画は、ノーライトで撮ることが多いので、ノーライトできれいな色がでることが、のぞましい。このカメラの色は好きだ。
ウエアラブルカメラ撮影術
機材の選択
まず、ウエアラブルカメラを大きくわけて、go-proと、それ以外、その他 アザースに分けて考える。なんといってもgo-proは、ウエアラブルカメラの元祖であり、9型まで進化を遂げている。新しい、8型、9型は、4万円、5万円以上する。デジカメのスタンダードと同等の価格である。
go-proについては、次に論じるとして、まず、アザース、価格で1万円以下について述べる。
現在、自分が試用しているウエアラブルカメラのラインアップは、以下である。
AKASO brave 1 現在のメインカメラ
AKASO 7000pro 1 新しく買った。
go-pro2 2 古い。辰巳水泳場専用。
go-pro8 1 新しく買った。次回のテストで使う、
Sj-4000 2 古いが、予備で愛用している。
muson 1 予備
victyre 2 お台場で生き物探しの達人、尾島雅子氏専用にしている。
apexcam 1 新しい、衝動買いしたものでまだ水中ではつかっていない。 予備
ウエアラブルカメラを使うのはお台場を中心とする東京港水中生物研究会の撮影である。
メインとマスクマウントで使っている。
メインとは、棒の先、僕の場合は杖にしているが、杖の先に、LCDライトの上に重ねるようにして、取り付けていて、被写体に押しつけるように接近させて撮る。お台場の透視度は、よくて1m程度であり、シャープに被写体が写るのは、撮影距離30cm程度である。
棒の先、散光のLCDライトとの併用が、良い結果を得られる。
お台場以外では、マスクマウントで、自分の水中での行動を記録する。つまり、自分の見た目を記録していく。マスクマウントは、「リサーチ・ダイビング」では、非常に有用、他の作業、例えばメモとり、などしながらでも、映像記録ができる。重要である。被写体を見つめれば記録ができるわけだ。
これまで、AKASO braveが、棒の先のメインであり、マスクマウントとしても、活用してきた。しかし、かなり古くなってきた。酷使するウエアラブルラの場合、1万円以下の、その他カメラ、の寿命は、3年程度である。使い方が荒くない、辰巳国際用のgo-pro2は、8年使っているが、原則として消耗品であり、AKASO braveもそろそろ、終わりが近づいている。その交替用にとAKASO 7000pro を購入した。7000円であった。
海で使う前に、近くの路上の花、今回はバラの花でテスト撮影を行った。AKASO7000pro は、ソフトな感じで、良い色がでている。victureは、やや固いかんじだが、良い。go-proは超ワイドで魚眼に近い。go-pro8のテストは次回ということにして、今回は、AKASO7000pro とvicture 2台を持って行くことにした。
AKASO 7000pro
victure
テストをしたのは沖縄で、別の手仕事をしながらなので、マスクマウントでだが、恐ろしい結果になった。AKASO 7000proが、水中の水の色が、茶色に近くなってしまって、青い色にならないのだ。水上、海の上での海の色は美しく出るのだが、水中は茶色になる。カメラの色温度設定は、「暖かい色」と「クールな色」という、二つのせっていになる。クールな色の方にすると少しは青みがでてくるのだが、それが、撮影している途中で、また茶色に変わってしまう。色温度の設定は、AKASO braveのように、プッシュボタンではなくて、タッチパネル方式なのだが、これは、ハウジングの外からはできない。水中に入ったらコントロールできないのだ。そして、クールにしても、きれいな青い色はでない。すなわち、水中撮影には不適なカメラなのだ。
AKASO 7000pro 船上での撮影では美しい。
水中ではこんな色に
クールにすると、こんな色に、青すぎる。しかし、突然下のように変わった。マスクマウントの作業記録としては、使えないことはないけれど、
これは、従来のAKASO brave
水中では、青みが濃くなるので、ダイビングモードでは、赤い色に傾いた補正をかけられるが、そのダイビングモードでは、画面は赤になってしまう。これは、おそらく、水中のことをほとんど知らない中国の技術者が補正、色つくりを間違えた結果だろう。今、AKASO7000は、とても人気のあるカメラで、楽天での安売りは、注文しても購入できないほどだ。
フェイスブックで、この手のアザースのカメラの比較を書いたら、カメラの電子部品的にはどれもおなじなのだから、あんまり変わらないはずだという意見があった。たしかに、センサーは、ソニー製を使っているとかの表記が多くある。多分、あんまり変わらないのではないか、という信頼感から、自分も安い、その他のウエアラブルカメラを買っている。しかし、機種によって、もしくは、製造ロットによって、まるで変わってしまう。で、こんなことになる。
マスクマウントは、メインではないから、ここしばらくは、古いAKASO braveを丁寧に使って、壊れたら予備の SJ cam でも使おう。僕のこの SJ camは、もう、5年以上使っている古い型で、今 は、進化して新型は3万円台のものも、出てきていて、go-proに近づいている。興味はあるけれど、面白がってテストをするには、3万円は高すぎる。でも、使って見たい。
さて、テストには、AKASO 7000pro ともう一台、victureも持って行ったのだが、これも、恐ろしい結末になった。
ダイビングを終え、舟の上に上がって、マスクをはずし、置いてあったバケツの水の中に、ポンと投げ込んだ。気温と水温の差で露結曇りを起こさないように、よくやるのだが、これは、そっと水に沈めなければいけない。ポンと投げ込んだ衝撃に水没してしまうことがある。victureは、しっかりしたハウジングなのだが、そういうことになって、死んでしまった。なので、ここにサンプルがだせない。普通、水没しても、SJカードは生きているのだが、なぜか、SDカードも死んでしまった。
次回のお台場調査では、もう一台のvictureと、予備として新しく買ったapexcamを尾島さん用にしよう。
AKASO 7000pro 買ったのが、アマゾンからなので、返品は可能だが、使えないことはないので、もう少し調べたい。go-pro8も含めて、海の水中の水の色、持っている全部のウエアラブルカメラについて調べたい。
AKASO 7000pro 陸上、水面上の画はとても良いのだ。陸上専用、水中用としては、予備にするつもりでいる。
しかし、ハウジングの外から、操作できないタッチパネル操作は、どうしても、いただけない。
go-pro8もタッチパネル操作なのだが。これは、もう仕方がない。細かい設定ができるから、あらかじめ設定しておけば、なんとかなるだろう。
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0223 ライト・カメラ テスト
http://jsuga.exblog.jp/29272313/
2019-02-23T14:51:00+09:00
2019-02-23T14:56:05+09:00
2019-02-23T14:51:46+09:00
j-suga1
撮影
テストしたのは、
①イノンの 700ru-ルーメンとSJ4000の組み合わせ。
②LED 90個を並べた中国製。これは、20日に早崎さんが波佐間で使っていたのを見て、次の日に注文したら、アマゾンなので、その翌日にはもう届いた。4200円、カメラは、SJ4000
③常用の、オリンパスTG4の上にbrave をのせ、ライトはフィッシュアイ FIX2500 を出力 25%で使う。
この三つを テストした。
①イノン700 小さくまとめた。これは、以前にもお台場でつかっていたものを少し改良した。
棒状のライトをステイ(ハンドル)にしたので、最小。
②LED90(と略称することにした) ①と②のカメラはSJ4000である。
棒カメラのハンドルなのであと2段伸びる
画像として①と②にほとんど差はない。
③常用のFIX カメラはAKASO
オリンパスTG4が台になっている。
結論 何のことは無い。常用のFIXが一番、良いみたいだ。 しかし、このライトは75000円する。 イノンは 15000円 LED90は、4000円だった。ほぼ同じに写るとすれば、コストパフォーマンスは良い。
自分用としては、メインが常用の③ サブに持って行くのとしては①のイノン、LED90は、不要ということになった。
お台場で使ってみて、どうなるだろう。
LED 90が、イノンと変わらなくても、4000円だし、棒にフィット下から、予備の予備で残して置こう。
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0121 波佐間1月16日
http://jsuga.exblog.jp/29200630/
2019-01-21T15:01:00+09:00
2019-01-21T15:01:34+09:00
2019-01-21T15:01:34+09:00
j-suga1
撮影
オオモンハタ このあたりの主役になりつつある。
1月16日 今日も冬型の気圧配置、冬だから、冬型で、なにか?といわれそうだが、北海道の左上の会場に低気圧があり、不連続線が三陸沖から九十九里沖合遥まで延びている。この不連続線のそよぎが波高を決める。 日本海側は、原則として真っ赤だ。僕の見ている風波浪図は、赤が波高5m以上、濃い青が波高1m以下、空色だと波高1,5m潜れるか潜れないかの境界だ緑になると2ー3mだから、もう小舟は危険だ。 波左間の辺りは青と空色の境界で、贔屓目に見ると青だ。これは、現場に行くしかない絵なのだ。原則として午前中は波が高く、昼頃には治まりかけて、うまくすれば13時から14時には岸近くのポイントならば潜れる。 波左間の荒川社長は、無駄足をさせるといけないと心配して、日を改めたらといってくれる。が日は改まらない。とにかく行って14時には潜ろう。 荒川さんはおいしい鍋でも食べて、治まらなかった温泉にでも行きましょうといってくれる。 波左間は、白波が立っている。波高2から3m、待つしかない。ちょっといやな感じは、9時頃から風が吹き始めたという。9時頃からの風は、日雇い風といって、5時頃まで吹く。4時の凪ではもう遅い。おいしいフグなべをごちそうになりながら、海を見ても治まる様子はなく、次第に14時に凪ぐという自信が崩れて行く。13時少し前、やや治まった感じ。 萩原さんが、別のお客「いずみさん」とかと、高根に出て行った。彼が返ってきた舟で出ればドリームにいけるだろう。 本当に予定通り14時にでることが出来た。 ドライは早崎さんに締めてもらった。やってみて、わかったのだがサンファンのドライは、左手を右肩に回して楽に引っ張ることが出来た。恐ろしいことに僕は、それをこれまで、やっていない。 レッグウエイトを忘れてきた。しかし、今日は小さいタンクがなくて、12リットルだから重いので沈めるだろう。 未だ波は高く揺れてタンクをせおったまま倒れたら起きあがれない。腰掛けの板をしっかりつかんで揺れに堪える。 今日の僕のカメラは、オリンパスtgー4の上に、AKASO7000を載せて、実はこれで撮る動画が今日のメインで、この映像から記録チャートを作る。 オリンパスとAKASO 下に魚礁が見えている。
すばらしい透視度
マスクマウントのSJの映像、タイムが左下に出る。
2月3日のシンポジウム、前から貯めていた映像を編集するのでは、とてもまとまらない。今日、撮りおろしにしようと言うわけだ。あとマスクマウントには同じくウエアラブルカメラのSJ-4000を着けて、これは、カメラを手に持っているときにはマスクマウントの絵は、手に持っているカメラを写しているだけ、という映像、になる。 透視度は、最高に良いはずだから、良いカメラをもっている増井さんに、僕の姿を1分だけ回してもらうようお願いした。早崎さんもTG-5にオリンパス純正のストロボを両脇にニ基着けて、純正のハウジングに純正のワイコンを着けて、その上に、新しいgo-proを載せている。せめて、僕もこのくらいのセットにしなければ,いけないのだろうが,もうあとがないのだから、あるもので間に合わせる。それにタイムインサートがメインなので。 オリンパスは、オオモンハタを撮って、あわよくば「豊かな海」の表紙にしようとしている。 飛び込むときに、12リットルだと、体が起こせない。体をひねって、頭の横から、飛び込んだ。流れもほとんどない。ヘッドファーストで足に空気をまわしてもがくよりは、全部の空気を抜いて、足から降りることにした。まどろっこしいが、我慢して、1mも降りれば、あとは泳いで行かれる。 予想通りにすばらしい透視どで、水深25mの舌まで見えるから、透視度25mだ。 今日は海底に着底してカメラのスイッチを入れるのではなくて、沈みながら、AKASO7000のシャッターを押し、ライトを50%で点けた。 左手の下段から、縦軸に抜ける。スズメダイ、シラコダイ、キンギョハナダイは、賑やかしで、対象には入れていない。さっそく、左手にオオモンハタが、下段にはメバルが常に群れているのに、1尾だけ、これまでの最低記録だ。しかし、ネンブツダイの稚魚の群が雲霞のようだ。未だ、小さくて、ネンブツダイの形になっていないが、ネンブツダイだろう。ネンブツダイの成魚がいない。ネンブツダイは、口に卵を入れて孵すのだが、それが終わると、死ぬのか?そんなことは聞いていない。どこか、別のところにいるのか? この雲霞の群がいくつもある。僕の想定ラインの上だけで、三つ。黒い点が背中の後部にあるどこか南の海で見たような、20cmほどの魚が、近寄ろうとしたが逃げた。これを追って曲がってしまうと、ライン撮影ではなくなってしまう。あとで拡大してみて、クロホシフエダイだとわかった。図鑑では、イッテンフエダイとニセクロホシフエダイしか見なかった。フェイスブックで聞いてみて、クロホシフエダイだと教えてもらって、河野先生の東京湾の魚でも、別の大きい図鑑でも、ネットでもクロホシフエダイだとわかった。別にレアではないが、ここの魚礁で見たのははじめてだ。静止画で見たら2尾いる。海底すれすれにいるので目立たなかったのだ。 端で折り返して、中段のライン、ラインと言ってもロープを引くわけではなくて、想定のラインだが、このような魚礁ならば、想定で良い。予想通り、オオモンハタが多かった。あとでのチェックで14個体、イシダイも多く12だった。予想通り、オオモンハタ以外のハタはいない。下段、中段で予定していたラインは終えたが、上段もラインで見た方がよかったとあとで反省する事になった。 このイシダイ 2 尾は、屋上まで追ってきた?
荒川さん
残圧80になったので浮上、3mで停止して上を見ると舟が木の葉のように見える。これで12リットルでは上がれない。荒川さんが先にあがってくれて、僕は梯子に捕まるが振り落とされそうだ。カメラをとってもらい、タンクも、そしてウエイトまで受けとってもらってしまった。自分が人の世話をしていたのが、つい昨日、75歳あたりまで(でも10年前か)できたのに情けないと思うが、無理をして体を破損させてはいけないから、堪える。今日は「サンファン」ハイブリッドスキンの動きも快調で、ウエイトを外してしまえば、何のこともなく、普通にしていられる。これで、なんとかこの冬も越せるだろう。 もどってから、AKASO7000とSJで調査票2種類の表も出来た。表にしてみると映像とは違うところが見えてくる。 シンポジウム発表に資料は撮ることができた。 ログ date 2019 0116 ①目的:タイトル 人工魚礁研究会 ③場所 波左間 ④スポット ドリーム ⑤天候 晴れ 西高東低 沖は赤だが、波左間は青 予測したとおりに1400に潜れる波になった ⑥風 西 ⑦水温 18 ℃ ⑧透視度 20m ⑨潜水開始1405 潜水時間34 分 ターンプレッシャー 80 ⑩最大水深23。3 m ⑪潜水終了 1506 ⑫インターバル プラン ⑬チーム 須賀 早崎 増井 鶴町 ユニット ⑭バディ ⑮残圧 ⑯適要 潜降はうまくできた。AKASOが水没してしまったが、映像はねらい通りに撮れていた。オオモンハタは多かった。 オリンパスはもう少しじっくり接近しないといけない。下手になっている。 メバルは、ほとんどが外にでていたようだが、魚礁の近くには付いていなかった。鎮まったとはいえ、波高は高く、12のタンクでは荒川さんに助けてもらうほか無く、仕方なかった。 そうそう、浮上の途中でなにもしないのにAKASO7000が水没してしまった。撮影結果のカードは問題なく、カメラも動いているが、もうメインのカメラとしては使えない。新しく買うことも考えたが、SJ4000でも代用できるから、我慢しよう。 AKASO7000のカメラは大丈夫そうだったので、ケース(ハウジング)だけ990円で注文した。]]>
0523 久保誠君写真展
http://jsuga.exblog.jp/28328411/
2018-05-23T21:01:00+09:00
2018-05-24T00:31:50+09:00
2018-05-23T21:01:55+09:00
j-suga1
撮影
以前に千葉県乙浜の磯根調査を手伝ってもらったり、鴨川シーワールドのどるふぃんダイビングなどを手伝ってもらっていた久保誠君が、水中撮影の個展を新宿三井ビルで開いた。24日までだから、あと1日ということだ。なので、速攻でブログに載せる。 写真展というと、バラエティ豊かな写真を並べるのだが、この写真展は、1枚の群像写真をいくつかに分けて飾った。あるいは写真展全部まとめて1枚の写真で、その写真の世界の中に観る僕は取り込まれている。そんな写真展で、ユニークだ。 会場の大きさもこのコンセプトにしっかりと合う大きさ(小ささ)で、モノトーンのカラーの海底に自分も座っている感覚になる。 フリーダイバー―が水深12mの海底に息をこらえた状態で潜って行き、椅子に腰を下ろして、何枚かは別の構図になっていたが、大部分は椅子に腰をおろしている。肖像画だ。 久保誠君のフェイスブックからとった
知っているダイバーも何人かいるのだろうが、よくわからない。ただ、入り口に掲げられた大きな三枚の写真のモデルは、すぐにわかった、辰巳プールの練習会の常連で、僕の誕生日の度に花束を贈ってくれる中村純子、佳樹の若い夫婦の、純子ちゃんだ。 今は、たくさん潜りたい、ただそれだけの理由で沖縄に移住した。職も何も決まっていなくて、とにかく二人で行く、そんな生き方素敵だ。 久保君に話をもどして、いろいろな苦労、いろいろな出来事、ある程度僕もかかわりがあって時を過ごしてきた、これがスタート台に立ったという事だと思う。カラーのモノトーンで海底を表現する。これで、自分も海底にいて、潜ってきているダイバーと向き合っている感覚になれる。 さて、次はどんな写真を見せてくれるのだろうか。 僕はこのごろ少しばかり、こっている360度カメラで写真展の雰囲気を撮影しようとした。成功しているだろうか。 ]]>
0511 撮影調査機材 GWツアー
http://jsuga.exblog.jp/28306536/
2018-05-11T15:16:00+09:00
2018-05-11T15:34:29+09:00
2018-05-11T15:16:22+09:00
j-suga1
撮影
ウエアラブルカメラでのプランクトン
調査撮影機材ラインアップだが、
Olympus TG-4
NikonAW1300
(昔使ったキヤノンとかsea&seaは使える状態だがここでは除外)
ライトはフィッシュアイのFX2500
イノンの750 2台
そして今回これから問題にするストロボ類
ウエアラブルカメラは、
GOPRO hero2が2台、これは4台使っていたのだが、2台 死んでいる。
SJ4000の新しい型が2台、古い(これは予備)が2台、古いと言っても液晶ファインダーが小さいだけで、画質に差はない。
AKASO7000が1台
他にAEEが2台あるが、今は使っていない。
ウエアラブルカメラが多いのは調査のために設置して、失う可能性が高いからで、消耗品である。
今は、設置の作業がないのでAKASO とSJ4000新 2台がリサーチカメラの中心である。
GOPRO2は、タイムスタンプ機能がないので、リサーチ記録用には使えない。 Olympus TG-4とNikonAW1300が引退、あるいはご臨終になれば、代わりにGOPRO6、もしくはソニーのRXOを買いたい。調査撮影用として限られた予算とすれば、カメラを大きくしていく方向は考えないようにしよう。 大型カメラは、一緒に潜水しているメンバーが持っているので、それで良い。
オリンパスとSJ4000 カメラは入れていない。
お台場用 カメラ
さて、それで、ようやく今回のGW ツアーにたどり着いた。
一つの目標は、イノンのストロボの再試用である。
かつて、フィルム時代、そしてその後も、強力な小型ライトが出るまでは、人工光源の主力はストロボであった。今後はライトが主流と書いたりしたのは、2010年ごろだ。使わなくなった、あるいは使えなくなったストロボが箱いっぱい、ストロボの墓場状態になっている。
ここにきて、なぜ、ストロボかというと、
最近での撮影は、カメラを2台、たとえばOlympus TG-4と SJ4000、と並べて、SJ4000は、動画を回しっぱなしにしていて、すべてを記録する。Olympus TG-4は、ここぞと言うときにシャッターを押す、二刀流で撮っているのだが、動画の癖がついているのか、スチルで、シャッターぶれが多い。ストロボを使えば、気分的にもカメラを固定するし、絵が止まる、ブレがないのではないかと思ったのだ。
記録するだけならば、ブレても良い。そんなことを言えば、Olympus TG-4もNikonAW1300も不要なのだが、やはり、カメラマンのノスタルジーがあるのだろう。シャッターを押してスチルを留めたい。
そして、今のOlympus TG-4、NikonAW1300で撮った写真は、昔のフィルム時代なら、こんな寝ぼけた写真は撮らない。そんなものだ。カメラをグレードアップしないで、ニコノス20mm、「豊かな海 2003年」程度の写真は撮りたい。 それで、墓場の中から、最後まで使っていたイノンを呼び出して、光らせて見たら、よく光る。
5月5日 第一回の潜水 赤沢
NikonAW1300にイノン;ストロボを付けたものと、動画はAKASOの組み合わせ。ウエアラブルカメラの中ではAKASOが一番新しく、9000円のカメラとは思えないきれいな絵が撮れる。きれいであっても、画素数は足りないから、PCの上で拡大すると荒くなってしまうけど。
4Kとかも撮れるのだが、PCの方に受け入れる余裕がないので、使っていない。宝の持ち腐れ?。
ここしばらく、PCをグレードアップする予定、余裕はない。 潜水の状況はすでに述べたのでここでは書かない。苦労である。
撮りたい魚もいない。アイゴとニザダイ、ミギマキ、カワハギ程度だ。ストロボの光り具合が見たかったので、カイメンを撮った。ストロボは、光っている。
イシダイが3ー4尾いたが、射程内まで接近できない。ニコノス時代、僕の射程、撮影範囲は70cmから1m、1m20では辛い。その射程に入るまで接近できない。いつもの人工魚礁であれば、50cmまででも接近できる。人工魚礁は、ダイバーの姿を見て、魚が逃げ込む場所だから、驚かさなければ、魚に接近できる。
潜水はやはり下手になっている。下手というより、身体が思うように動かないのだ。ほとんど逃げないイラが射程に入ったので、何枚か撮影する。
後で見たが光量がたりないのか、色がでていない。
そして戻ってみると、イノンのストロボに浸水していた。ねじ込み式の蓋の締めがしっかり、最後までねじ込んでいなかったのだ。こんなことは、基本の基本なのだが、ながらくこのストロボを使っていなかった。そして、このストロボへの絶対的な信頼感が招いた浸水だ。ねじ込みだからと信頼してはいけないのだ。
このストロボ、電池室だけへの浸水で生きるかとおもったが、通電はするが光らない。やはりだめだった。 戻ってきてからのPCでのプレイバックで、ウエアラブルカメラの動画を見ると、眼では確認していない、意識してみていないハゼ、たぶんアゴハゼだろう。フィンで巻き上げられてピョンピョンはねているのがわかった。それと、プランクトンがはっきり写っている。 リサーチ、調査ならば、このウエアラブルカメラだけで、良いだろう。お台場での東京港水中生物研究会での撮影では、ウエアラブルカメラを棒の先に付けたものを主力として使う。 赤沢での二回目の潜水そして、翌日、富戸のピラミッド魚礁の撮影では、ストロボが死んだNikonAW1300ではなくてOlympus TG-4を使った。Olympus TG-4は、水中モードで使った。水中モードだと、このカメラにつけたFIX2500DXの光が、やたらに赤っぽい。サイドのウエアラブルカメラ、SJ4000の方は、そんなに赤くない。Olympus TG-4は、水中モードでは青がおかしく強調されてしまうのだが、ライトの光まで、赤っぽくなるのか。水中モードがきらいなので、で、いつもはP、プログラムで使っているのだが、数日前にチェックしたら、プログラムモードにすると、四隅が黒くぼけているので、水中モードで使った。
この四隅の黒ぼけは、戻ってから、修理に出そうと思ったが、いろいろやってみて、リセットをかけたら、なおったようだ。次回のお台場潜水で確認してみよう。 全体として、ウエアラブルカメラのSJ4000は期待以上でAKASOとほぼ同等に撮れた。ストロボは浸水、NikonAW1300もOlympus TG-4も期待を下回った。何とかして、フィルム時代のニコノス20mmと同等のところまでにしたいのだが、及んでいない。
考えてみて、一つには自分のダイビングの衰えがある。被写体の魚への接近が今一つなのかもしれない。
人工魚礁では、射程内に容易に近づけるが、広い磯では、接近に技術が居るのか?射程に入っていないのだろうか。
そして、伊豆は、30cm以上の魚が群れているようなことが無かった。イサキの群れも、接近できなかった。
ピラミッドのように積み上げた魚礁にも、めぼしい魚が居なかった。千葉であれば、メバルは群れているだろうし、はたの類も見られたはず、今回の伊豆では、タカノハダイとミギマキだけだった。
総じて、すべての写真がシャープじゃない。ライトの光は、赤く写ってしまう。カメラ講座の失敗例のようだ。
ストロボは、戻ってから、また墓場を探して、sea&seaの小さいストロボ、YS-15が生きていたので使うことにした。これも光量は小さいが、かなり使い込んだストロボだ。次回の波左間でテストする。
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0509 GWツアー 撮影と探検
http://jsuga.exblog.jp/28303511/
2018-05-09T19:11:00+09:00
2018-05-09T19:19:17+09:00
2018-05-09T19:11:03+09:00
j-suga1
撮影
「秘境ニューギニアの旅」白井祥平著1977 カメラマン(お金をもらって撮影する人)から離れて,どのくらいたつだろう。最後の人工魚礁写真集 「豊かな海」が、たしか67歳だったか、2003年 とすると、15年前か? 最初から振り返ると、いろんなカメラマンをやった。スチル、映画:シネフイルム(展示巨大映像)、環境ビデオ、テレビ番組撮影、それとは別に、調査の撮影は、カメラマンに数えるか微妙だが、これは、75歳あたりまでやった。先の「豊かな海」は、調査の撮影と、きれいな写真を撮ろうとしたカメラマン的な努力のハイブリッドで、僕が写真集といえるようなものを出した最初で最後だ。残念ながら非売品なのでアマゾンで見てもでていない。今なら何とかして、成山堂書店で出しただろうか。今からの分はやはり、研究報告書になってしまうから、写真集にはならない。しかし、報告書でも、できるだけきれいな写真を載せたい。
今の僕の撮影コンセプトは、報告書の、できるだけわかりやすい説明的な写真で、それでもなお、美しいと思えるような写真を撮りたい。
GW ツアーで、大西宅で、その僕の人工魚礁写真集「豊かな海」を出して、飾っておいてくれたり、ニコノスが飾ってあったりしたので、この写真集を撮った1997年ごろ、フィルム最後の時代の話で盛り上がった。そのころ、大西はうちの社員でいたし、GWツアーの中心の小久保(東大教授)は、僕のカメラ持ち(アシスタント)で沖縄などに連れて行った。僕の当時のダイビングは、かなり命がけに近かった。そのころ「危ないからやめよう」とは、「危ないから生きるのやめよう」と同じことだと思っていた。今でもそう思っているけれど、よく、東大の天文学者を連れて行ったものだと振り返るけど、今、はやりの言葉で言えば、絆だ。そんなことで、撮った写真の一枚、一枚を見て、潮に流されかけたこと、お金がなくて、タコスとハンバーグをちょっとしたごちそう、次郎長ずし、とか ステーキは大ごちそうであったことなど話しあった。
そのころの僕のカメラは、ニコノスⅤ型、レンズはUWニッコールの20mmワイド、これだけ、これですべてだ。水中での僕の目は20mmになっている。20mmの眼で見て、とにかく、少しでも被写体(主に魚)に接近する。水中撮影は、接近できるか、できないかが成否なのだ。あとは、フィルムでどんな色がでるか、青のグラディーションと、その中での魚(被写体)の色。
フィルムはフジのベルビアが中心で、現像はクリエイト東京 だった。ストロボはsea&seaのDUO シリーズ、(イノンはその後で愛用した)そのニコノスを2台持って行く。1台は自分で持ち、一台はアシスタントが持つ。
小久保博士と撮影した浮魚礁 知念沖
僕は「下手な鉄砲も、数打ちゃあたる」スタイルのカメラマンだったから、36枚二台、72枚は必ず撮る。
それで、小久保がそのアシスタントをした。一緒に来たのだ。ギャラは払っていないからアルバイトではない。沖縄、オーストラリアでのグレートホワイトなど、自費参加のアシスタントだ。今も昔も、自慢するわけではないが、お金はない。お金は一過性のものであり、江戸っ子は宵越しの金を持ってはいけない。お金ができれば、道具(カメラなど)を買ってしまう。今は宵越しの金もないから、カメラも買えない。自慢できることではないが。
「豊かな海」から、土肥 大藪魚礁
「豊かな海」から、鮫が集まって有名な伊戸の近く平砂浦
今、伊戸にも大きなハタが出ているけど
そこで、
「撮影」、と言ったとき、どんな撮影をなんのために、どんな風に(予算、態勢など)やるか、まず考えて、そして決めなければ、エンドレスにお金が出て行ってしまう。
それはそれとして、物欲、買い物欲は、楽しいもの、人によっては生き甲斐になるのだから、否定しない。僕だって、まだ、未来があったときには、先に書いたように、稼いだ金のほとんどは機材につぎ込んだ。
今は、元を取るまで生きられない。買った端から、大西博物館へ直行させるわけには行かない。
最後に作ったカメラ、ペンタックス6x4. 5ブローニーのレフ、大西行きにしようかと思っていたが、フィルムが復活しそう?ならば、もう一度夢を?
何でもそうなのだが、特にダイビング関係については、自分が何をしようとしているのか、明確に把握していて、その準備を整えることが、成功と、命を長らえる、つまり安全のために必須である。
探検と冒険との差、ちがいについて考えたことがある。探検には、必ず記録が伴う。記録の為の冒険が探検だろうか。その記録とは、撮影を意味する。1912年にか書かれたコナン・ドイルの「ロスト・ワールド」は、写真が失われてしまったために「失われた世界」になり、その存在が証明できなかった。今は「ジェラシック・パーク」になっているけど。今度、新作がでるので、見に行こう。
撮影が無くて、紀行文だけをかいているのは、文学であり、小説家として名が売れている人の紀行文は、僕の好きなジャンルだ。特に村上春樹の紀行文、滞在記は好きだ。その村上春樹でも、雑誌などに載せる記事としては、写真が必須なので、奥さんがスナップするか、カメラマンが別について行くということになる。実は僕はこの奥さんの写真が好きで、「風のなりゆき」という写真集を持っている。カメラは重くていやだけど、夫のために撮ってやろう、だから、どーでも良いけど、自分の感性だけで撮っているという姿勢が好きだ。その感性(なりゆき)が写真にでている。
探検には写真撮影が必須である、本物の失われた世界的生物は、ネッシーが有名だが、僕は、ニューギニアの怪獣「ミゴー」の探検を兄貴分の白井祥平が計画したので、乗ったが、その計画とは、どうやってその撮影をするかであった。
※結局これは某テレビ局がやって、当然、何にも居なかった。撮れなかった。居るかもしれないけど。
とにかく、探検も調査も撮影であるが、撮影調査の中で、非日常であり、冒険の要素が強いものが探検なのだ、と僕は考えている。逆に、調査とは日常的な撮影探検であるが、できることならば、危険は最小限度にとどめたいので、探検とは言い難いかもしれない。
僕のやっている撮影はこのようなものであり、それを科学的な要素、価値があるものにしていきたい。その対象として人工魚礁を選んだものが人工魚礁研究会である。
今、自分の目指しているプロジェクトは、人工魚礁とそしてお台場の撮影調査である。お台場は、どう頑張っても探検にはならないけど。
今回のGWツアーで、富戸の人工魚礁をボートダイビングに選んだのは、人工魚礁研究会の一端である。
実は、ここに、こんなに大きな、大がかりな人工魚礁があるということ、昨年まで知らなかった。知ったので、今年も行くし、来年も目標にしたい。
プロの撮影については先に述べたが、アマチュアの水中カメラマンの場合(好きな言葉ではないけどカメラ派ダイバー)、その目指すところ、目標だが、大きく分けて三つになる。
①コンテスト、展覧会などに出展する。
②家族、友人たちに見せられるような、記念撮影をする。SNSもその中にはいる。
③何か、科学、産業、の役に立てたい。
この③の延長線上で、僕たちの人工魚礁研究会がある。
さて、次にそのための機材、そして機材にかける費用だが、①については上限はない。②③については、支出は少なければ少ないほど良い。
ここで書いているカメラ、及びそれによる撮影手法の研究は、②③である。もちろん、①の人が②③に参加することは、望ましいことである。
使うカメラはコンデジ、Olympus TG-4、5、かNikonAW1300、そしてウエアラブルカメラである。
②③であっても、撮った写真は、人に見せるため、使うために撮る。フェイスブックなど、そして研究報告書、場合によっては書籍、印刷物に使う。ハイブリッド写真集もありだ。
まぐれ当たりで、展示会、コンテストなどに出品して、高位の評価をうけることもあるだろうが、基本的に、これは目指さない。このあたりは紙一重だとおもうのだが、アマチュアグループの展示会、あるいはコンテストであっても、高位を目指すならば、それを目指して、考え計画し、準備して撮るのでなければまぐれ当たりである。まぐれ当たりは、目指すものではない。
さて、そこで、今僕の目標は③であり、②との共通項があるから、一番広い範囲とも言える。
今の自分の機材ラインアップだが、Olympus TG-4、NikonAW1300 各一台(昔使ったキヤノンとか、リコーsea&seaは使える状態だがここでは除外)ライトはフィッシュアイのFX2500 イノンの750 2台、そして今回これから問題にするストロボ類
ウエアラブルカメラは、GOPRO2が2台、これは4台使っていたのだが、1台は流失、1台は死んでいる。SJ4000の新しい型が2台、古い(これは使わない)が2台、AKASO7000が1台。ウエアラブルカメラがやたらに多いのは調査のために設置して、失う可能性が高いからである。その割には失っていない。
※「秘境ニューギニアの旅」白井祥平著1977 三修社
アマゾンでありました。怪獣 ミゴーについて書かれた、唯一の文献です。
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0303 潜れさかなクン 2 人工魚礁
http://jsuga.exblog.jp/28171170/
2018-03-03T20:51:00+09:00
2018-03-03T20:51:45+09:00
2018-03-03T20:51:45+09:00
j-suga1
撮影
2月28日、: 27日に辰巳のプールがあったので、一日おいて、28日、これで潜ることができれば、さかなクンの番組の撮影はめでたく終わる。 ということで、27日、これさえなければ一泊二日ですむのに、二往復三日にしたのに、来てくれた人は5人、あとから飛び入りがあったので7人だけ、寒かったし疲れていたのでちょっと泳いでジャグジーに入って終わりにしようかと思ったのだが、それでも、一応の練習をしてしまった。 で、朝起きて調子がよかったのだが、山本さんの車に乗ったとたんに眠くなり、あっというまに館山に着いてしっまった。 今日は、人工魚礁の潜水のまえに、荒川さんが神主の衣装を着て、高根神社に参るというシーンがあったために、遅い到着でもよかったのだが、早くついてしまった。その上に、千葉大学のグループを間にいれてしまっているとのことで、潜るのは11時30分ごろになるということ。でも、のんびりするのは嫌ではない。 海はべた凪の予定だったが、そうでもなく、少し波がある。しかし問題になるほどのことでもなかった。 潜水の前に、僕のインタビューの撮影がある。一昨日もインタビューを撮ったのだが、頭の中の準備がなく、それも潜ったあと、まだ頭が正常にもどっていないうちでのインタビューだったので、どうしようもない出来で、撮り直しを、僕のほうからも求めたものだった。 そこで、考えたのだが、考えたコメントは、これは長すぎる。長すぎるけど、切ってもらったかまわない。 ここに書くのも長すぎて疲れるのだが、人工魚礁とは、いったい何?ということを知ってもらいたいので、概略を書くことにする。 魚、いや、魚だけでなく生き物は、理由もなくどこにでも居るものではない。これが基本である。隠れ場所、これは人間で言えば家、住処である。餌、食べ物のあるところ。餌も動物であれば、何かに隠れ付いていることが多いから、これは、住処と一致する。 原始時代から、魚を採って食べていた人は、魚の居るところを知って漁をした。石の陰、石のあるところに魚がいる。石を置けば魚が集まる。採るのに都合の良いところに石を置く。一個だけのこともあるだろうし、山と積み上げることもある。これを投石と呼んだ。江戸時代になると、これを組織的にやる例が出てきた。 以後、投石が魚や、エビをあつめる主要な手段となったが、昭和になり、投石の代わりに、土管を入れれば、隙間ができ、容積が大きくなり複雑になる。複雑であった方が、魚の居場所が増える。部屋数が多い方が良いのだ。やがて、土管の横腹に穴をあけたり、立方体をコンクリートで作って、沈めたりすることも始めた。これが人工魚礁である。 そして第二次世界大戦、戦後、食糧難、食料である魚を増やすことが急務である。魚を増やすための手段のその一は、卵から稚魚を孵して放流して保護する。しかし、これができるのはほんの一部の魚である。他の、大多数の魚について、人間ができることは、人工魚礁と投石より他にない。 投石が良いのか人工魚礁が良いのか、費用対比効果が論じられた。人工魚礁の効果を調べる。潜水して調べる。見てくる。確認してくる。1958年頃それはスクーバの役割になった。僕が大学を卒業する頃であり、僕が潜水してする仕事、ライフワークの一つになった。 1970年代、沿岸漁業整備開発法という法ができて、人工魚礁の設置が加速された。全国津々浦々、日本列島の海で、天然の礁、磯がないところは人工魚礁で埋め尽くそう。海の万里の長城的プロジェクトである。 ここから、波左間を例にとって話を進めよう。内房、館山周辺は良い漁場だが、元来岩礁地帯が少ないい。波左間にも高根と呼ばれる良い自然礁があるが、その規模は小さい。1981年、水深10ー15m地帯に80cm角の人工魚礁ブロック192個が投石のように入れられた。乱積みである。これは、僕の好きな魚礁で、魚もイセエビも多く、水深が浅いので、のんびりできる。今度、3月23日にはここに行こうと思っている。 続いて、1983年、80センチ角のやや沖に車の廃タイヤを束ねたタイヤ礁が入れられた。車の時代である。タイヤは腐らない。錆びない。半恒久的である。魚礁として処分できれば一興両得である。幸いにして、と僕は思う。タイヤの何か成分がほんのわずかだが海を汚染する。ということで、日本全国の海がタイヤで埋め尽くされることがなくなった。良かった。 タイヤ礁が続いたならば、1998年に設置された今回の番組のターゲットであるドリーム魚礁も産まれなかった。 ドリームは2m角のコンクリートブロック165個を熟達した作業ダイバーでもある波左間海中公園の主である荒川さんが、枕設作業の誘導をして6列3段にきっちり積み上げたものである。 適当に水面から落下させた乱積みと、ダイバーが誘導してきっちり積み上げたものとどちらが良いなどと考える。魚にとってどちらが良いか?、魚がどちらでも良いというならば、手間のかからない乱積みの方が良いに決まっている。だから、立方体のコンクリートブロックのほとんどが乱積みであり、整然と3段に積まれているのは、ここで見るだけと言って良い。 人間、ダイバーにとっては、整然と積まれている方が断然良い。奥まで入って行かれる。奥には美しいソフトコーラル(うみとさかなど)が生えていて、竜宮城である。だから、ドリーム。 岸から沖に向かうに従って、コンクリート立方体の形が大きくなっていく、まず。0、8、そして、ここではドリームの2m角だが、他所では、1。5m角というのが角型魚礁の主流であった。整然と積み上げるのが面倒ならば、一個を大きくしてしまえば良い。3m角、6m角、やがて8m角というのが出てくる。大きくなると壊れやすくなるので、芯に支柱がX字型に入っている。これは、ある魚礁メーカーの特許になっていて、FP魚礁と呼ばれている。 波左間では、2011年に3m角20個がドリームの隣、6m角10個がその少し沖に、これは2009年に入っている。FP魚礁である。 これらのコンクリートブロックは岸から沖へだんだん大きさを成長させていったのだが、これとは別に、2008年、やや沖に離れた水深45mのところに高さ15mの鋼製のタワーのような魚礁、同時に水深35mのところに高さ12mの同じく鋼製のタワー、が入れられた。2009年に高さ9mの鋼製の大きな魚礁が水深35mに入った。これがC魚礁と呼ばれていて、今回、28日に潜る目標の魚礁である。その翌年2010年に高さ6mがやや岸に寄った水深30mに入っている。 これら一連の鋼製魚礁は、コンクリートが岸から沖へと進んで行ったのとは逆に、沖から岸へと年を追って枕設されている。これは、沖を通り過ぎようとする回遊魚、ブリ、カンパチ、ヒラマサなどを定置網に誘導しようとするランドマーク、ステーションの役割を果たさせようとしたものである。この効果は確かにあると漁協では、言っている。 深さが深くなると魚礁も高くならないと魚を集める効果が少ないという考えがあるのだが、高くするとコンクリートを積み上げるのでは、費用の点で無理である。そこで鋼製になったものだ。 これら誘導を目的とする魚礁は、定置網の延長線上で半ば漁具として位置づけられている。 魚礁の役割は大別して、魚を増やそうとする増殖型と、この漁具型に分かれる。ここ波左間ではコンクリートは増殖型、鋼製は漁具型と考えて良い。そんなにはっきりと効果が区別できるものでもないが、コンセプトとして分けて考えてられている。 波左間はこのようにすべての型の魚礁が見られる。人工魚礁の展示場といってもいい。人工魚礁の研究は人工魚礁の歴史でもあり、今の研究の関心は、遙か沖合に設置される超大型の魚礁に移ってしまっているが、魚礁の研究をするには絶好の場所である。 これを全部このようにコメントしたわけではないが、だいたい、こんなようなことをしゃべった。 さて、だいぶ道草をしたが、☆★☆ 潜るところは、大きな鋼製の魚礁、高さ9mの魚礁Cだが、潜ってみると9mどころではない、もっと巨大に見える。 フルフェースマスクで、オーバーウエイトだが、オーバーは覚悟の上だ。潜り込めなかったら、収拾がつかない。オーバーは何とかなる。 潜る寸前、フルフェースマスクをつけるとき、顎のバックルが壊れてしまった。バックルの予備を持っていない。一度、岸まで船をもどしてバックルを変えた。これを経験を積むという。 潜るとき、いつでも恐怖心がある。怖いのだ。怖くても躊躇することはない。常に突撃なのだが、怖い。遠い昔の若い頃、恐怖心とは、どんなものなのか知らなかった。つまり、なにも考えていないということになる。幸せだったが、そんな状態の時に人は死ぬ。幾つかの危機一髪を助かって生き残ったことを幸運という。恐怖心を感じ、それを大事に思うようになったのは、50代からだろうか、以来、常に怖い。 頭から飛び込んで、すぐに潜降ロープを掴む。荒川さんが、ロープを近くしてくれたので助かる。ロープがあるから墜落はしないが、ロープを掴んでも、体が安定していない感覚がある。筋肉と平衡感覚が衰えているのだ。加齢のためだ。下手なのではない。と負け惜しみを言う。 深さ30m、高さ、見た目で12m以上あると思うのだが、9mの鋼製の魚礁だ。魚礁の上で、しゃべるコメントを考えていたので、それをしゃべったつもりだが、どうだろう。はっきりとした記憶がない。 魚礁の一番下まで行って、井田さんのカメラに写る。さかなクンは、NHKの決まりで、出演するタレントは、水深20mまでとか、上の方にいる。ツーショットを撮らなければいけない。体の自由がきかないオーバーウエイトの身で、さかなクンを追う。魚礁の中をくぐり抜けて、井田カメラが良いポジションに来たのだが、さかなクンはカメラに気づいていない。足を引っ張って止めた。止めると直ちに写されるポーズになる。これはたいしたものだ。 もう一回、魚礁の上面で、彼が何かをGOPROで撮っていたので、このまま引き留めてカメラを待ち、これも絵としては決まったと思う。そんなこんなで、自分のコメントがない。さかなクンへの呼びかけだけだ。まあ、仕方がないだろう。残圧が80になった。深いので減圧停止は必須と考えて、浮上にかかる。 浮上も恐ろしいのだ。波がさほどにないので何とか自力で立ち姿勢で船に上がれると良い。 フィンをはずしてもらって上がろうとすると、膝が伸びない。重くて立てないのだ。8キロのウエイトベルトをはずしてもらって、梯子を登り、支えてもらって舟に乗った。 昼食には、イカ刺しとカツ丼という、ミスマッチだが、おいしく食べた。さかなクンは撮影が終わったら、プロダクションだから、付け人、担当プロデューサー、自社の車でさっと帰る。また、いつかどこかで、(好きな言葉)]]>
0302 さかなクン東京湾に潜る 1
http://jsuga.exblog.jp/28169240/
2018-03-02T19:09:00+09:00
2018-03-02T19:09:14+09:00
2018-03-02T19:09:14+09:00
j-suga1
撮影
さかなクン東京湾に潜る
2月26日、早朝6時、こんどのロケのアシスタントを勤めてくれる、山本さんの車で、館山、波左間に向かう。
北東の風が吹いていて、海ほたるから金田に向かう途中、吹き流しが横になって、8から10mと強い。東よりならば、沖の島の陰になるから、なんとか潜れるのではないかと思う。
7時半、ぴったり1時間半で波左間に着いた。
NHKの「潜れ!さかなクン」東京湾にさかなクンがもぐる番組の撮影だ。この番組にでることを依頼された。何時も、ブログで、人工魚礁のこと、波佐間のことを書いていたのが効いたのだろう。とにかく、僕は人工魚礁と共に生きてきた。
番組の前半が東京内湾の海ほたるの近く風の塔を作る工事についての話題で、工事ダイバーの渋谷さんが付き合って、その部分は撮り終えて、東京外湾、出口の波左間に移る。
この番組のために、2月8日、そして15日、トレーニングをしている。フルフェースマスクを着けて、ロゴシーズという水中超音波通信機を耳に付ける。耳が遠い、陸上でも会話が成立しない僕が、水中で会話が出きるだろうか。会話のようにかってにしゃべればそれが録音されて、あとで編集で会話になる。フルフェースマスクでなくても、ドライスーツでの潜水、ウエイトを13キロも着ける潜水は、エキジット舟に上がるのが辛いのだが、フルフェースマスクはなおさらである。ダイブウエイズのフルフェースマスクを使う。これが一番顔がよく見えるフルフェースマスクだ。潮美のニュースステーションから生まれたマスクだから、僕も開発関係者の一人なのだ。
昔、さんざん練習して使い慣れて居たはずなのだが、昔は昔であり、僕のフィジカル能力は昔とは、はるかな国遠い昔になっている。まあ、最近も練習しているから大丈夫だけど、と思った。
さかなクンは、板田の海洋大学センターに良く来ているのだから、ずいぶん前から仲良くしていても良いはずなのに、すれ違いをしていて、一緒に潜るのは初めてだ。僕の大学である東京海洋大学の客員準教授になっている。「ギョざいます。」で売れっ子になっている。「初対面でギョざいます。」最初の彼の挨拶が最敬礼で。それよりも低く頭を下げようとすれば、土下座しかない。頭の良い子で、絵も上手で手早い。あっという間にギョざいます言葉を書いた名刺をくれた。 とにかく一緒に潜る。
海況は波があって、比較的近いドリーム魚礁にどうやら行ける程度だ。
さかなクンは出発するときからフルフェースマスクを着けている。彼は空気の消費が少ないから、良いけれど、僕は息が弾むから、空気が早くなくなる。ましてデッドスペースがあるフルフェースマスクである。12リットルの重いタンクをつける。
タンクは出港の時に背負わせてもらい、フルフェースマスクは水に飛び込む直前に着ける。
NikonAW1300とGOPRO2を並べて、イノンの700ルーメンのライトをつける。光量の大きい、いつも使うフィッシュアイのライトは、超音波と干渉しあって、ピーという雑音を発生してしまう。これは15日のテストでわかった。
重くて立ち上がれないので這って、頭から飛び込む。なんとか潜降していくが、息が弾んでいる。身体をなるべく動かさないようにしてドリームのサイドの海底に着地する。もちろんオーバーウエイトだし、ドライスーツも締め付けられる。BCに空気を入れ、ドライスーツにも少し空気を入れて、浮くようにするが、水平姿勢で泳ぐことは、無理だ。カメラマンの井田さんとは、魚礁のサイドの海底でさかなクンとであって魚礁に入っていくようなシーンを打ち合わせていたが、さかなクンが来ないので、こちらから行く。 このシーンは撮り直しだな。
魚礁を通り抜けるのだが、縦、長い辺は無理なので、横に一番下の段をくぐり抜ける。井田カメラマンは、外で待ち受けて撮る。次は中段を抜ける。ウミトサカは、上の段の方がきれいだ。最後に三段積の上の段を抜けて上にでる。井田カメラはきれいに水平姿勢で安定して魚礁の中を潜り抜けて動いている。かれはNHKでもエースで、この前には、南極の撮影をして月刊ダイバーで潮美のインタビューを受けている。僕も、本当は今からでも練習して、あんな風に泳げるようにしなければ、と思うけれど、もはや無理、昔の僕は、と愚痴を言っても始まらない。 魚礁の外側で、少し稚魚の群を追って、僕の空気が70になったので、浮上する。ウエイトオーバーで服に空気を入れているので、安定が悪く、ロープにつかまらないと危ない。減圧点のバーにつかまって、水面を見ると、小さいボートが波に翻弄されていて、あれにあがるのかと思うと恐ろしい。
エキジットはいつも地獄だ。この夏、あがったところで波に煽られて、左膝を痛めた。つぎは先日ふくらはぎを痛めて、今も片足を引きずっている。
フィンをはずしてもらい、立ち上がろうとしたら、波に揺られて丸い、滑りやすに梯子から落ちそうになった。フルフェースマスクだから外の空気は吸えない。なんとか膝であがって倒れ込むように這い上がった。みっともないが、かっこよく怪我をしてはいけない。と、自分を戒める。
一回目の潜水で疲労困憊した。いつものことで、二回目は拒否したい気持ちになるが、二回目の方が良い潜水ができて、すべて終了したときに元気になる。
二回目が終わって元気にならないで、もうだめと思うようになったら、引退かな、いや、でも、やっぱり頑張るだろう。
薪ストーブで暖まる。荒川さんがカタクチイワシを焼いてくれた。しばらくぶりで魚をおいしいと思った。どんどん食べながら、さかなクンのインタビューに答えた。後で考えて、ちょっと態度が悪かったかと心配になる。撮りなおそう。 二回目の潜水、今度はさかなクンとの出会いシーンは決めて、魚礁の中に入らずに外側を回った。稚魚がライトに照らされて、良いシーンが撮れたと思う。カメラが魚礁の中にいて、撮影中、荒川さんがさかなクンを拉致して行った。「ピカチュウ」を見つけたらしい。大きなカメラがついていかなければ意味がないんだけどと思っているうちに、自分の残圧が50になった。フルフェースマスクだと外の空気が吸えないから、波がある時のエキジットは怖い。安全停止などそこそこに切り上げて上がった。今度は船の上の方が要領を覚えてくれて、梯子を上がりきるあたりで、手を貸してくれた。さかなクンがすぐ後ろにあがってきたので、這って場所を空けた。
波静かなところにきて、インタビューのやり直しをしたが、頭がうまく働かない。支離滅裂だろう。それに、難しい質問、魚礁を通して見えてくる漁師の気持ち、これは、魚礁をとおしてみる、小規模沿岸漁業の盛衰というような意味なのだが、それを説明するには、状況が厳しすぎる。
潜水は二回で終了して、次は一日おいて28日になる。
さかなクンは、人形をくれた。とにかく、仲良くなれた。
帰り道、館山名物?くるまやのラーメン、ネギ味噌を食べた。一時、流行った「どさん子ラーメン」など見えなくなったのに、なぜかこの、くるまやラーメンチェーンがつぶれないで、昼時なのだが満席になっている。僕もなんとなく食べたいと思うような味なのだ。
帰途、海ホタルのあたりまでくると、空は晴れて青空になった。]]>
0216 波佐間0215
http://jsuga.exblog.jp/28142007/
2018-02-16T18:28:00+09:00
2018-02-17T14:06:49+09:00
2018-02-16T18:28:55+09:00
j-suga1
撮影
NHK 番組撮影 人工魚礁についての話で、協力する。
水中撮影なので、念のためテストを2月8日に行った。NHKのカメラマンは、井田さんで、最近のNHKのエースらしい。だいぶ前のことだが面識がある。なので、あんまりみっともない姿も見せたくないのだが、残念なことにフィジカルの衰えは精神力ではカバーできない。
山本徹さんにカバーに来てもらった。
バランスが悪くて、どうにもならないダイビングだった。理由は、ドライスーツでオーバーウエイトにせずに潜りたい。舟にあがるとき、出来るだけ介護を受けないで、上がりたい。ドライスーツはサンファンの新品を借りた。下半身のサイズが少し大きめだったが、ドライスーツだから許容範囲だと思った。お台場でテストして、水深1.5mでは浮いてしまったが、2mまで潜れば水平姿勢で泳げた。海で2m以下になることは無いので、大丈夫と思った。30mの鋼製魚礁に潜水して、バランスが悪くて、自分の身体が思うように動かない。二回目の潜水は、水面で浮くことは覚悟の上、ロープで潜り込もうと2キロ減らした。
2キロ減らしても、ベストが7キロ、ベルトが4キロ、レッグが1.7キロだ。
見事に失敗して水深20mの下でも、スーツに空気を入れると、それがちょっと多いだけでバランスが悪くなる。
ウエイト調整のことばかり、書いていて久保君に笑われているのだが、それが高齢のダイビングのポイントなのだろう。
筋力が衰えていること、平衡感覚も衰えている。
普通の装備でもコントロールが大変なのに、加えて、フルフェイスマスクを使うことになってしまった。ロゴシーズでフルフェイスマスクで普通に会話ができるだろうか。すでに竹内君のところでは、ダイブウエイズのマスクを使っていて、今度もそれを使うらしい。番組では主役のさかな君が水中でフルフェイスマスクでしゃべる。マンティスを試したらしいが、やはり顔が見えた方が良いということでダイブウエイズになった。僕のところにこのマスクは4個あった。テレ朝番組の名残だ。
うち二個は、山本さんと杉山さんにあげたので、2個残っている。これを使うことにして、整備した。
360度カメラで撮影する山本さん
神社に手を合わせる荒川さん
群れて定着しているクロダイ
フルフェイスマスクは、慣れないとかなり難儀になる。幸い、山本さんが自分のフルフェイスマスクをチューニングしてつかいこなしている。僕が被るのを適切に助けてくれる。しかし、練習しなければできないことは、間違いない。26日からあ二日間のロケで、ぶっつけ本番で失敗する余裕は、スケジュール的に無い。もともと、月に一度は波佐間方面に鶴町の車で連れて行ってもらうことを通常の月例トレーニングにしようとしていた。それが15日だったので、タイミングが合った。
ブログとして説明がくどいのは、これをログにしているつもりなので、前置きがながくなるが、
そんな事情で波佐間に向かう。メンバーは、自分、山本さん、鶴町、彼女は僕の最後の調査仕事までつき合ってくれた、残念ながら故になってしまった鶴町の奥さんで、いまは鶴町の代わりをほぼ、つとめてくれている。鶴町が亡くなってしまってから潜水を本格的に始めたのだから、日は浅いが、自分のことは自分の責任でできる。同行は加えて増井さん、早崎さんで、二人もほぼ常連だ。
あいにくの荒天、時化で、一番近い高根に潜る。僕としてはテストだから、近くて浅い高根が好都合だ。
ウエイトはベスト7キロ、ベルト6キロ、レッグ1.7キロの、これがスタンダードになりそうなウエイトと、フルフェイスマスクにロゴシーズを付ける。フルフェイスマスクがやはり不安で、呼吸抵抗が少しばかり多いような気がする。フルフェイスマスクだからデッドスペースがマウスピースより大きいのは当然で、息が弾んだばあいには、どうなるか心配である。
カメラは、NIKON AW130 とGoProを並べて、ライトはフィッシュアイFIX NEO 2500のステイに付ける。
飛び込んで、とにかくそのまま潜降してしまう。透視度は20m近くあるので、先行した荒川さん、と3人の気泡がはっきり見える。沈んでしまって海底を泳いだ方が楽だ。僕の潜降速度は普通より速い。今度はウエイトは軽くなかったので、思い通りに潜降できた。ただ、フルフェイスマスクなので、水面で山本さんを待って、一緒に潜降するなど、出来ない。自分勝手に降りてしまう。降りて、みんなと合流するが、山本さんが降りて来ない。上を見上げても姿がない。何かフルフェイスマスクにトラブルがあったのかもしれない。そのまま、魚、荒川さんと写真の撮りあいなどする。しかし、山本さんが来ないのが不安である。
山本さんに呼びかけたり、来ないのはなぜか、などと口に出しておく、ロゴシーズは録音機能があるので、しゃべっておけば、後で何かに使えると、本番のセリフもちょっとしゃべって見たりする。ピーという大きな音が入っている。それを山本さんからの合図なのかと思う。フルフェイスマスクはきっちりと着用できていて、呼吸も思ったほど苦しくはないが、一人になっているのが不安である。他のメンバー、早崎さんに、山本さんが来ないことを話してみる。水中でもフルフェイスマスクで少し大声でしゃべれば通じるかもしれない。声は聞こえているらしいが、別に心配している様子はない。
一番危ないのは僕で、一番確かな山本さんが居ない。別に心配はないと思うけれど、最近書いている事故の歴史で、一番大丈夫な人をケアしなければいけないと書いてきた。残圧は100だが、荒川さんに合図して浮上する。一人ではとてもボートに上がれない。今日は、船頭さんは来ていない。上に山本さんが居れば、揚げてくれるだろう。マスクの不調ならば、居るはずである。
揚がるのはやはり大変で、先に船に上がった荒川さんに6キロのウエイトは取ってもらうが、フィンは脱げないので、12リットルのタンクと7キロのベストで上がれない。仕方がないから、不様ではあるが這い上がった。荒川さんはそのまま、もう一度水中に降りて行く。NIKON AW130がない。ボートに上がる時にステイから外れたのだ。減圧停止していた時には、シャッターを押している。もともと、底螺子が弱くて摩耗している。仕方が無いが船の真下だからみつかるだろう。それよりも、山本さんだ。
みんな上がってきたので、山本さんが不在を話す。増井さんが、離れたところに流されている山本さんをすぐに発見した。
別に何事も無くボートを回して引き揚げたが、飛び込んで僕を探したが、見つからなくて、かなり探して見つからなかったので浮上して流されたという。僕の潜降が速すぎたかとも思うが、のんびりしていたら、僕が流された。スキンダイビングの形ならば、遡れるが、フルフェイスマスクで重装備では遡れない。やはり、最強の人が、視界から外れるのは、あることだった。そして、このような状況では山本さんが先に入って、僕を待ち受けなければいけなかった。
1017潜降開始 最大水深17.4m 潜水時間 24分 水温14度
フルフェイスマスク ダイブウエイズ 早崎さん テクニカルダイビングの装備で、いつも潜っている。
なんとか、ウエイトとフルフェイスマスクには、自信を持つことができた。
カメラはNIKON AW130が無くなったので、TG4のフロッグハウジングを使う。これは底螺子はしっかりしている。大きいし黄色で目立つから、失くした時にはわかりやすい。NIKON AW130はおバカなことに、迷彩色を選んでいる。まあ、ボートの真下だから、見つかるだろう。今日見つからなくても、数日中には見つかるに違いない。盗まれたとすれば、それはそこまでの話だ。 二回目の潜水、今度は、山本さんに先に飛び込んでもらって、NIKON AW130回収の目的もあって同じ場所に潜水する。
今度は何も問題なく、僕も落ち着いて、フルフェイスマスクで泳ぎ、適当にロゴシーズでしゃべり、ライトをオンオフさせて、発振のピーというノイズを確認した。若干、オーバーウエイトだが、そうしないと、速攻で沈むことができない。
山本さんも、最近試している360度のカメラで撮影した。NIKON AW130は、やはり荒川さんが見つけてくれた。
少し早め、残圧80ぐらいで、山本さんにサインを送って、一緒に浮上する。減圧停止中、「山本さんが先に浮上して、舟に上がって引き上げてくれないと僕が上がれない。」と話す。後で聞いたら、明確に伝わったということだ。ロゴシーズでしゃべることはできるが、僕の耳では、相手のしゃべることを明確に聴き分けることができない。もしかして、本番で聞き分けられるかどうかだが、お互いにセリフをしゃべっていれば、番組での会話は成立する。
揚がるのは、やはり、難儀だったが、荒川さんも先に浮上して待っていてくれたので、二人の手助けを受けて、別に苦労ではなく、船に上がれた。実際の撮影では、船の上に人手があるから、水面で山本さんにウエイトを渡して、フィンを脱がせてもらえば楽に上がれるだろう。
一応、心配部分は全部クリアーしたから、テストは成功。それほどプレッシャーを受けずに楽しんで本番の撮影をすることができるだろう。 1227 潜水開始 最大水深 17,8m 潜水時間 31分 水温14度
潜水が二回終了して、荒川さんに昼食をごちそうになった。食べたことのない魚の刺身で、おいしいと思って平らげた後、聞いてみれば、ニシンの刺身で、北に行っていた尾崎君のお土産だとか。尾崎君は流氷の撮影でもしているのだろうか。
鶴町さんは、6.5mmのワンピースにフードジャケットで潜った。二回は無理、ということ。僕も、ドライがだめだったら、6.5も考えたが、2回はむりだろう。 カメラだが、NIKON AW130は、底の螺子がバカになっている。再び落ちる可能性があるから、水中カメラと道具になりそうだから、今後はこれを道具にする。ウエアラブルカメラと一緒に乗せるステイを考えなくてはならないが、手持ちの材料でなんとかなるだろう。
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0130 カメラテスト
http://jsuga.exblog.jp/28055539/
2018-01-30T11:09:00+09:00
2018-01-30T11:09:42+09:00
2018-01-30T11:09:42+09:00
j-suga1
撮影
お台場 オリンパスTG 4 動画からのスチル アオサの類
ウエアラブルのテストを繰り返して来たが、大体の結論が出た。ウエアラブルはタイム測定に使うので、タイムインサートが必須となる。GoProはタイムインサートがない。AKASOもSJもタイムインサートがあり、動画から静止画にしても、フェイスブックブログ、報告書に使う小さな写真ならば、十分に対応できる。SJの方がナチュラルな発色だが、AKASOの方が面白い。透明感があり若干シャープである。まあ、どちらでも良い。マスクマウントにするかスチルと並べるかだが、これは状況に応じてという事になる。スチルに並べて動画にしておいた方が使い道は広い。辰巳 オリンパスTG 4 動画からのスチル
次に、今現在 オリンパスTG-4 とNIKON AW130 を使っているが、オリンパスTG 4は、プロテクターに入れて使うのが原則、プロテクターも売りたいのだろう。水密機構が脆弱であり、耐圧も15mまでしかない。仕方がないサードパーティのプロテクターを買うことにした。オリンパスTG 4とNIKON AW130の比較でしばらく遊べる。
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0117 波佐間 トレーニング&撮影テスト
http://jsuga.exblog.jp/28014801/
2018-01-18T20:28:00+09:00
2018-01-18T20:28:57+09:00
2018-01-18T20:28:57+09:00
j-suga1
撮影
ブログに海のことを書いている余裕はないのだが、ブログ=ログ のつもりでもあるので、忘れないうちに書かなくては。ブログ=ログを書き始めてから、ログをつけていない。まずログを書いて、それを基にしてブログを書くのが正統だと思うのだが、いつの間にかブログだけになってしまった。僕の場合ログはエクセルで付けていたので、便利だったのだが、また、ブログからログにつけなおそうか時間が無いからもちろん無理。 同行は山本さん、増井さん 9時に到着、風は強いけれど、南だから、潜れる。それでも、沖に出ると波が高いので、35mのポイントには行けない。定番のドリームと高根になった。 後で述べるように、深くなかったからよかった。 ダイブコンピューターを見たら、時計が狂っている。このダイブコンピューター、こんなに使いにくいのは初めてだ。記録のために使うのだから、記録が使いにくいとこまる。 ドリーム 最大水深 23.7m 潜水時間25分 水温17℃ ヘッドマウントを、タイムキーパーとして見ると。1012飛び込み、1014着底、1038船に上がる。 今日の忘れ物は、カメラをステイ台に取り付ける三脚螺子が一本足りない。AKASOと、SJ4000,GoPro、NIKONAW130を比較したかったのだが、一回目の潜水は、ニコンをステイに付けて手持ち、アコソをマスクに付けた。もう一つステイにGoProを付けるかSJ4000を付けたかったのだが、 潜水の度に、ウエイトとバランスのことを心配している。特にドライスーツの場合、下に着こむ下着の枚数と質で変わってくる。この頃流行りのウィーズルにしなさいと言われているけれど、何も流氷に潜るわけでもない。古いものがまだまだ使えるのに新しいものに買い替えるのは贅沢という育てられ方をしている。 1980年代 流氷に潜る時に着ていた、ダマールのシャツ上下に、Deepのドライスーツインナー(1980年代はこれが最新だった)を重ねた。これで流氷に潜っていたのだから、水温17度では十分すぎるだろう。このところ、朝目を覚まして、起きるまでの間、布団から肩を出すと寒気がする。風邪かと葛根湯を飲む、その繰り返しをしているので、寒いのは怖い。流氷仕様ならば、80年代のものでも大丈夫だろう。 さてウエイトをどうしよう。7キロのジャケット、5キロのベルト、それにレッグが1.5キロ、がお台場のセッティングなのだが、忘れ物第二号、レッグウエイト。お台場は浅いところだけれど、波佐間は20mを超すから、潜り込んでしまえば大丈夫だろう。2キロをBCのウエイトポケットに入れた。 山本さんに手伝ってもらって、タンクを背負う。頭から飛び込んで、身体を立てようとする。身体が立たない。足が浮いてしまうのだ。何とか立てて、ドライの空気を抜き、BCの空気を抜く、それでも潜ろうとすると足が浮いてしまう。浮いた足が上手く動かない。そのまま沈むと、今度は墜落を始めた。まあいいや、20mだから、海底まで落ちよう。 海底で態勢をたてなおしたけれど、これでは困る。実はテレビロケに付き合うスケジュールがあるこれではどうにもならない。考えよう。 今年から、ドリーム周辺を毎月潜って記録をすることを考えている。四季の変化がみられる。 三段に重なって、きちんと並べられている2m角のブロックの,下段、海底を長辺、長い辺を撮影しながら通過する。戻りを二段目、真ん中の段を戻ってくる。コンクリートブロックでキチンと積まれている例は少ない。少ないというよりレアだ。 水面から見下ろすとしたの魚礁がうっすら見える。
透視度は素晴らしく良くて、20m以上は見えている。増井さんが、このドリームの全景を斜め上から撮っている。僕は、浮上する時に下を向いて、へっとマウントで撮った。バランスを崩していなければ浮上しながら斜め上から、撮れただろう。 下段を通過する。AKOSOが動画なので、ニコンで、スチルを撮りながら、進む。10から15cmサイズの中型のメバルが群れてはいないが、点々といる。撮影結果を先に言うと、マスクマウントはカメラが上を向いてしまったが、AKOSOの絵は、意外性があって面白い。本当の色ではないが、一つの表現にはなる。二段目は、ニコンAWを動画にして、撮影した。そうそう、もう一つ忘れ物で、メインのFXライトの充電を忘れていたので、20%で撮ることになったが、これはこれで良かったかもしれない。NIKON AW130が記録としては、一番良かった。上の段は横断するパターンで撮った。周辺を見た。今度の撮影では山本さんに360度映像を撮ってもらっている。どんな映像になるだろうか。 なお、タイム表示が左上にあるのがAKASO 左下にあるのがSJ4000 タイム表示が無いのがNIKON AW130 である。 オーバウエイトなので、空気が早くなくなる。50に近くなったので、自分だけ先に浮上する。増井さんに浮上のサインを送ったが、見ていてくれるかどうか、ロープに伝わって浮上、サイドバーに掴まって5分安全停止、20になったので、船に戻る。タンクを外して先に揚げてもらって、ウエイトとフィンはそのままで梯子をあがる。この揚がり方が一番良い。タンクを外すのは悔しいけれど、秋の潜水でよろけて膝を痛めた。無理はできない。 二本目のSJ4000トップにNIKON AW130での撮影を載せた。
2本目の潜水は、12時 水深が18m 潜水時間33分 水温は17度 今度はBCに着けた2個は、外してベルトに1キロを着けた。ベストが7キロ、腰が6キロ、合計で13キロだ。墜落はしなかったが、水面を離れる時、足が浮くのはどうにもならない。ロープを手繰って潜降した。 高根では、マスクマウントをSJ4000にした。AKOSOよりは、本当の色に近いが、良くない。しかし、タイムキーパーだと思えば良い。 結論としては、人工魚礁の撮影調査では、メインの記録にNIKON AW130 タイムキーパーとして、そして、面白いのでAKASOをメインのバックアップがGoPro、タイムキーパーのバックアップがSJ4000というところだろう。 今の僕のダイビングの状態では、大きな高級機のハウジングにカニの鋏のようなライトを付けては、カメラを壊してしまう可能性が高いし、カメラに集中すると危ない。 バランスは、下半身は、重ね着しないで、ダマールだけ、もしくはインナーだけ、レッグウエイトを着けて、レッグウエイトとドライフィンを履こうか。それと、ウエイトベルトのウエイトの位置を、腹部によせるようにしよう。・ 28日のお台場でテストをする。]]>
1227 辰巳国際 AKASA とGoPro
http://jsuga.exblog.jp/27904501/
2017-12-27T19:30:00+09:00
2017-12-27T20:59:39+09:00
2017-12-27T19:30:53+09:00
j-suga1
撮影
今年ももうわずか。「この一年みなさまのおかげで潜り抜けることができました。」そんなふうに年賀状に書こうと思っている。年賀状をまだ用意していない。今日、ようやく一ヶ月遅れの法人確定申告をポストに入れた。わからないところは、自分のスタイルでやっつけた。 あと、辰巳の練習会は30日の土曜日だ。昨夜26日、満員だったから、30日は少ないと思う。とにかく、僕にとって潜り納め、泳ぎ納めになる。 昨日は、最近買った、AKASOとGOPRO2の比較をした。
ながらく、辰巳に来てくれていて、結婚のパーティにも呼んでいただき、誕生日にはお花もいただいたような若い友人夫婦、中村佳樹、 純子夫妻が、急に東京を離れて、沖縄の那覇に移住するという。もうこれで一緒に泳げない。 ジャグジーで一緒になって訊いた。とにかく、潜るために、暖かい海に行くために沖縄に移住する。仕事は何も決まっていない。とにかく行くのだという。 そういうの大好きだ。若い、今でなければできない。 その二人の絵を集めた。
二つ並べた。左上にタイムスタンプが見えるのがAKASOだ。
AKASOは、何回か明るさの設定を変えてとった。後でPCの上で見たら、全部同じようなものだったけど。 そのPCの画面で見て、AKASOは結構良いと見た。しかし、GOPROと比べると、やはりGOPROの方がナチュラルだ。このGOPROは、2で、今は6だから、もっと良くなっているのだろう。 ハイスピードなど、GOPRO6はすごくみえる。水中でハイスピードは関係ないけど。高価で新しいものの方が良いことは当たり前で、テストして進化が認められなければ、それは、それで終わりだ。そのうちに、だれかが6を買ったら、2と6の比較をやってみよう。 とりあえず今は2。
AKASOより2の方が良い。 しかし、たびたび言うようにAKASOを使うのはリサーチであり、そのためのタイムスタンプの有無なのだ。 そのことは、置いておき、GOPROの絵には飽きている。AKASOの絵は、おもしろい。絵づくりが上手なのだ。 絵づくりといえばGOPRO6も作られた絵なのだ。カメラというもの、そして撮影からプリント、印刷まで、すべて人が作る絵なのだ。ブログに貼り付けるのも、つくっていることになる。シンポジュウムで撮影機材の展示をしたが、展示した池上の79E は、プランビコンという撮像管を使っていて、僕はそのプランビコンの絵が好きだったのだ。それも、水中から見る太陽の輝きが好きだった。好きだといって、長く見ていると撮像管の網膜に相当する部分が焼けてしまう。人間の目が太陽を見られないのと同じだ。ほんのちょっとだけ見る輝き、そして、射し込む光線。 もう一つ、白とびの問題がある。白いもの、明るいものを見ると、色がとんでしまうのだ。79のプランビコンは色とびが抑えられている。コンプレッションが効いている。このようなこと、すべて絵作りなのだ。 8000円のAKASOの絵が50000円のGOPRO6の絵に比べられるものではない。しかし、かなり上手な絵づくりをしている。おもしろい個性がある。 海で調査に使うタイムスタンプ付きの安価なカメラとしては、AKASOがメイン、SJがサブということになる。]]>
1218 お台場ウエアラブルカメラテスト 続
http://jsuga.exblog.jp/27875463/
2017-12-18T18:44:00+09:00
2017-12-18T18:44:20+09:00
2017-12-18T18:44:20+09:00
j-suga1
撮影
17日のカメラテスト、SJ4000とAKASO そして、ヘッドにはGOPRO2を着けて行った。昨日ブログを書いたのだが、GOPROの撮影分が遅れてしまって不完全、それに、字がおかしくなって気に入らない。もう一度GOPRO分をくわえて、書き加えておこう。 SJもAKASOもヘッドに着けて記録撮影することが目標のカメラで、そのために画面にタイムスタンプがあることが僕の場合必須。なのでタイムスタンプのないGOPROを使わないで苦労している。 今度の撮影は、手持ちの2台のカメラが中心で、ヘッドカメラは、メイキング、どうやってテストしたかの説明撮影である。ヘッドにはことさらに注意しないで撮影した。 まず、手持ちの2台だが左側がSJ 右がAKASOで、ライトはイノンの700を使っている。いつもはフィッシュアイのFIX2500を使っているのだが、25%でも光量が大きいし、常時点灯で接近しての補助光なので、こちらにした。撮影している海底は牡蠣で、付着生物に覆われているので汚く茶色だが、この時期生きているものが多い。 AKASOの画面と比べた。GOPROの方が自然に近い。AKASOのタイムスタンプが左上に小さくでている。一番下がSJだが、タイムスタンプが大きい。AKASOのタイムスタンプがスマートでじゃまにならないで良い。 これは、チギレイソギンチャクと、ショウジョウケノリを撮ったもの、上からGOPRO、AKASO、SJである。 水面にカメラを出して撮っているところ。 これも、GOPRO、下がAKASO、SJの順である。PCのモニター画面で、大きな差があるのだが、GOPROが自然である。 杭のかげのウロハゼ、ライティングの状態がわかる。これも上からGOPRO、AKASO、SJ4000である。 どのカメラが良いとかいうことではなくて、このように写るということ、GOPRO2は2012年から使っていて5年目、4台買ったのだが、1台死んでいる。 とても良いカメラだ。 どのような使い方をするかは、それぞれであり、その参考になれば良い。 なお、ここで示したのは、すべて動画撮影であり、スチルに抜き出したものである。調査ではこの使い方しかしない。 ヘッドに着けて使うとして、GOPRO3は、まるでダメなカメラ、SJにもAKASOにも及ばない。持っているけれど使わない。4も5も良いが、目下のところ2で充分であり、2が壊れても、4も5も、そのころは6、7になっているだろうが、買わないだろう。調査とちょっとした記録に使うにはSJでもAKASOでも良い。AKASOの方がちょっといい。GOPRO2の絵が自然だが別にこだわるほどのことでもない。]]>
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