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2008年 12月 15日
イセエビ礁
退官された海洋大学の小池助教授の取材で、フランスの国営放送、日本で言えば3チャンネルのタルサ(タラサかもしれない)という番組の水中撮影をさせてもらった。フランスは、さすがに海のことではがんばっていて、この番組はゴールデンアワーの1時間番組で、海のドキュメンタリーだけで、もう30年も続いていて、視聴率も高いのだそうだ。小池先生はフランスで研究生活をしておられて、フランス語は流暢、フランスの海洋学者の間でも、このタルサに出るのが一つのステイタスになるという権威もある番組だという。 番組のストーリーは、日本に研究留学をしていたフランスの海洋研究所の若い学者が、日本を再訪する。留学時に指導していた、小池先生のところを訪ねてくる。そして、日本の人工魚礁の数々を紹介する。フランスにも人工魚礁はあるが、人工魚礁に関しては、日本は世界の先進国である。日本の人工魚礁はこんなにすごい。こんなに成功していると紹介する。イセエビ礁は、人工魚礁ではなく、築磯であるが、小池先生は、人工魚礁よりもむしろイセエビ礁や、アワビ礁の専門家であるから、館山のイセエビ礁を紹介することになり、僕が撮影することになった。小池先生と僕は、古いけれど、「水中写真の撮影」という本を共著で出した間柄である。 フランスの若い海洋学者は格好よかった。小池先生がスクーバで潜っているところに、スキンダイビングで潜ってくる。イセエビ礁には、イセエビも多かったし、撮影も成功し、フランス人のプロデューサーにも喜んでもらえた。プロデューサーは女性だった。 ただ、イセエビ礁の周辺のアラメが、ブダイの食害で葉の部分が食いちぎられて、坊主になっていたことだった。あのままでは、海藻が枯れてしまって、磯やけ状態になるにちがいない。 もう一度見なければと思いつつ時間が経ち、昨日のことのように思っていたのだが、ログを調べたら、去年の12月20日の潜水、もうはや一年が経過してしまっている。 行かなければ、行くことにした。 自主的に行くので、お金が無い。アシスタントに、イルカの超音波発振を研究している今泉君、彼はもう博士になっている。海洋大学の大学院課程の清水君、2人ともインストラクターである。そして、館山研究ステーションの益子さん、彼ももちろんインストラクターである。ちょうど、潜水部が土日一泊で、ステーションで忘年会をやっているとかで、手伝ってもらえることになった。 最近潜っていない。この前が、11月23日の大瀬崎ツアーだ。 朝、起きたら雨だ。もちろん天気予報はチェックしているから、雨だとは知っていたが、やはり雨は嫌だ。予報では、館山は時化で、波高は2.5mだ。とても、潜れる状況ではない。しかし、僕の潜ろうとしている外房は、風が陸から吹き降ろしのマークになっている。潜る場所は、岸の近くだから、部分的に凪になっていて潜れるはず。船を出してもらう組合に電話をかけて、確認する。「大丈夫でしょうよ。」ということで、車を走らせる。 雨が降っていると6時半でもまだ暗い。 寒い。潜りに行こうと言うのに、気持ちが盛り上がらない。やめようかなと思ったりする。しかし、去年、タルサを撮った12月20日は、ログで131本目だった。今年はまだこれで86本目だ。去年、2007年は良く潜った。撮影の仕事もした。今年は、落ち目になっている。僕の体力気力が落ち目なのだろうか。いやいや、世の中の景気が悪いからだ。ここでめげたら、僕も本当に落ち目になる。経済状態、懐の具合は、見事に落ち目になっている。昨年稼いだ報いの消費税を30万も取られて、今年は売り上げが少ないのだから、青息吐息の状態だ。節約のために館山有料道路を降りて、山道を走って行く。 館山湾は時化ていた 海洋大学、館山ステーションに9時30分、少しばかり、話す。出るのは、指導団体の愚痴ばかりだ。全日本潜水連盟のトラブルのために、今年の潜る回数が減っている。自分が潜るために指導団体があるのだから、本末転倒だ、などとわけのわからない本末転倒の話をしてから出発した。 寒さに野良猫も震えて、重なり合って暖をとっている。 この組合は本当に僕に良くしてくれる。僕に良くしてくれるところは、漁獲も多い。この前、スリーアイという指導団体をやっている、後輩にして弟子である高橋実さんにそんな風にはなしたら、「そこまで自己中心的に考えられるところが凄い。」と褒められた? 本当に良くしてくれる。船を出してもらう。案の定、館山湾内は、大時化だが、岬を回った太平洋岸は、凪ぎだ。岸から200mほどの場所にアンカーを入れる。 清水君がかいがいしく、僕のタンクを背負わせてくれる。「大丈夫だよ、これでも、いつも一人で潜っているのだから。」と言いたいけれど、甘えてしまうことにする。その方が楽だ。 大きな岩を回り込んだところに、イセエビ礁が固まっている。アンカーも近くに入れてくれたので、あまり泳がなくて済む。 昨年と変わらず、イセエビ礁にはイセエビが多い。一部屋に3尾ぐらいづつ入っている。 その横の岩の裂け目にも、イセエビが並んでいる。この組合の地先が、外房でもイセエビの資源量では、ダントツだろう。そんなことを書いたりすると密漁が集まると言って、組合に怒られるのだが、この場所は、岸から近く波が荒いからモーターボートの密漁船も入れないし、岸からの密漁者も、組合の建物の前だから、すぐにも見つかってしまう。 気にしていたアラメは、やはり、葉体部分が食いちぎられている。それでも、海藻が無くなってしまう磯焼けには至っていない。 食いちぎられていなくて正常であっても、これから海藻は衰えて、また3月になるとのびてくる。これはこれで、この状態で健全なのではないかとも思ってしまう。しかし、多年生のアラメカジメが、一年で食われてしまうとなると、やはり、やがては生殖ができなくなり無くなってしまうのかも知れない。それとも、遊走子は、潮に乗ってどこからかやってくるから、消えずに残り、ブダイは常に新しいやわらかい海藻を食べて行かれるのかもしれない。誰か、そんなテーマで研究したら面白いのだが。それとも、もうすでにペーパーが出ているかもしれない。調べて見よう
by j-suga1
| 2008-12-15 18:09
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