1月25日
誕生日を迎えた。言いたくないけれど74歳の誕生日だ。嬉しいわけがない。ハッピーでもない。
若い頃、松下幸之助でも、本田さんでも、井深さんでも、どんな成功者だって年寄りだというだけで不幸だ。若いだけ、何も無くても自分の方が幸せだ。そして今、何も無いまま年だけ取った。
しかし、まだ僕は潜りに行かれる。まだまだ潜り続ける。幸せだと思わないと罰が当たる。
ということで、お台場に行く。
少し早く行って、鴨を撮影をする。願っていたような大群は、遠くに浮かんでいる。それでも昨年よりも数は少ないように見える。2羽が、岸の近くに居た。番だ。子供たちのために、木村君たちがやっているノリヒビのこちらに来ている。逃げないようにそっと近づいた。岸に上がってきた。オナガガモだ。
お台場の潜水は、ビデオカメラを持って入った。ヤドカリ一匹、イソガニ1尾探すのに苦労するほどだ。何も居ない。海底は、一面と言っていいほど、トゲアメフラシがいる。1平方メートルに1尾はいるだろう。ところで、アメフラシはどういう数え方をするのだろう。1尾は魚だし、1匹かな。1個でもない。個体数は1/㎡ と書けば正確だろう。
ビデオからスチルをおこすのはめんどうなので、写真は省略する。
次回の3月にはもう少し大きくなっているだろうから、スチルを撮ろう。
あいかわらずホンビノスは砂浜でとれる。風呂田先生たちは研究のための枠取りをやっている。僕も何かテーマを見つけると良いのだけれど、マリンブルー21の補助金は終了した。なにか考えなくては。
調査中の風呂田先生
何も無くても、皆幸せそうな顔で上がってくる。これで良いのだ。