「どるふぃん」
ようやく、チュークに沈んでいる駆逐艦追風のシリーズをまとめて、ホームページ「須賀次郎の潜水」にアップした。最近、ホームページをいじっていないので、けっこう時間がかかった。これでは、いけないので、なんとかと思うのだけれど、ブログを書いているだけで精いっぱいでどうにもならない。
とにかく、追風をまとめたので、「須賀次郎の潜水」を見てください。
夏の猛烈スケジュールで体調をくずしてしまっている。それでも、泳ぐと(潜ると)気分が良くなるので、プールの練習と講習会にはがんばっいて、6日には、午前中が海豚倶楽部、午後がスノーケリング講習会と二回泳いだが、7日は調子が良かった。
しばらく、海に行く予定がないので、ブログは、「潜水指導の回顧」に戻ろうとしているのだが、頭が全然働かない。
調べてみたら、8月25日にベトナムに行く前、8月23日に潜水指導の回顧ー5を書いている。まだ夏の盛りだ。それからベトナムに行き、9月にはチュークに行き、そして今は10月、もう秋だ。これでは読んでいただけ人もつながらない。やめてしまおうかと思うけれど、
とにかくこの前は、潜水科学協会の行事で三越本店屋上大水槽においてアクアラング実験公開というところまで話した。
このことが、潜水科学協会の機関誌「どるふぃん」の2-2に載っているので、写真を紹介する。
この「どるふぃん」だが、42ページのうすっぺらい、雑誌とも言えないものだけれど、今の豪華なマリンダイビングよりも、ダイバーよりも読み応えがあった。そして、今読んでも面白い。
ちょうど、この2-2は、フランスから深海潜水船バチスカーフが日本に訪れた記事特集だ。
バチスカーフは、深海飛行船とも言うべきもので、飛行船のヘリウム風船に当たる部分が、水より軽い液体であるガソリンが詰められていて、その下に深海の圧力に耐える球体が取り付けられている、重錐とガソリンの浮体のバランスを取って潜降してゆく。耐圧球をワイヤーで吊下ろすかわりに、浮体で下ろして行く。浮くときには、重錐を捨てて、浮いてくる。スクリューもついては居るが、走る能力はほとんどない。動く程度だろう。
これと同じ方式のアルキメデス号が、世界の海、最深部であるマリアナ海溝で、1万何メートルか潜った。最深部であるから、記録が破られることはない。ちなみに、今の深海潜水艇は、小型潜水艇が深く潜れるように作られたものであり、運動能力は優れている。
来日したバチスカーフは、フランス海軍のもので、日本沿海で何回かの潜水を繰り返して、日本の学者何人か(水産大学の熊凝教授、久保教授など)が同乗し、3000mぐらいまで潜り、その感想文を「どるふぃん」に載せている。
バチスカーフの艇長であるフランスのウォー少佐のこと、バチスカーフの母船になった水産大学の練習船の小沢船長、城戸船長の書いた記事もあり、バチスカーフのすべてが、だいたいわかる。
その他の記事では、水中写真に関する知見という題で、僕にアクアラングを教えた白井祥平兄貴が書いていて、僕の撮った水中写真が載っている。残念ながら、撮影須賀とは記されていない。
とにかく、今読んでも面白い。読む時間はないけれど。
今度、僕が作ろうとしている団体は、日本水中科学協会にするつもりだ。潜水科学協会と少し変えて、水中科学協会である。機関誌は、「どるふぃん」にするつもりだ。印刷するのではなく、多分WEBになるが、タイトルは「どるふぃん」にしたい。
しばらく「どるふぃん」のことを書いて行こう。