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2010年 02月 03日
2月3日 (水曜日)
沼沢沼に潜水した方法で竜泉洞が出来ると思った。山登りで言えば極地式のようなシステムで潜れる。沼沢沼の工事に参加したフリーのプロダイバーにも話したら、皆、やりたいと竜泉洞を楽しみにした。 何通も企画書を書いた。 昭和60年、某局の開局記念番組に採用がほぼ決まった。本当にX洞があるのかどうかを聞かれた。「あります。」と言い切れば良かったのだろう。テレビとはそうゆうものだ。 「あります」と言い切れなかった。どうも、最初の「海の世界」の越智さんの記事,、巨大な洞窟という話が幻想に思えたのだ。あるかどうかわからないと言う理由で最終的には没になった。 1980年、水深56m地点の上方、僕たちはこの穴がX洞に向かう道だと思った。上に上がっていって左に曲がる。沼沢沼で使った方式で、フーカーホースを曳いて狭い、やっと人間が通れる位の隙間をくぐって行けば、どこかに抜けられる。陸上のケーバーも人間が通れるか通れないかの細い隙間を抜けて行って、空間をさがす。水中でも同じことだと思った。 やがて、テクニカルダイビングという形で、アメリカでは洞窟潜水が盛んになり、フロリダでケーブダイビングに実績のある、ラマール・ハイレスというテクニカルダイバーを呼んで竜泉洞の潜水調査を行うという趣意書を見た。X洞発見の知らせはもらっていない。 そして2009年、竜泉洞のHPを見ると、鍾乳洞を砕いて広げているようで、太鼓橋のブリッジの上のあたりまで、公開されては居ないが、調査が進んでいる。そのあたりに、上から下に貫入している小さな地底湖がある。越智さんの書いたような巨大な地底湖ではない。 その調査が2010年の元旦にあり、僕は応援と、もし出来ることならば、もう一度水中から洞窟を見たいと雪の降り続く東北道を走って訪ねたが、潜ることは出来なかった。 ラマールの潜水は、ちょっと潜っただけにとどまったらしい。今度の調査は、少なくとも調査らしい形を整えた本格的なものだった。何かはわかる。 地底湖とは、陸上の人間にとっては、洞窟空間にある湖だ。スポンジ状の地形を掘りぬいて、空間を人工的につくれば地底湖になる。僕たちにとって地底湖とは、水中に存在する湖だった。潜り抜けたその向こうにあるかもしれない陸上の人たちの大洞窟を追い求めたが、それがあったとして、その大洞窟までトンネルで彫りぬいたら、それで良かったのだろうか。複雑な気持ちである。 僕の今の個人的な考えだが、確かに、上に向かう通路はあるに違いない。しかし、それは陸上の人たちの目指している大洞窟ではないように思える。最初の発見者である越智さんは、水面に顔を出して、大洞窟を見上げたわけではない。僕たちが沼沢沼のトンネルで体験したように。暗黒の洞窟の中では、直径3mのトンネルであっても、ダイバーの見た眼には壁に見える。壁に伝わって潜るダイバーにとっては、直径3mで、無限の壁が立ちはだかる大トンネルなのだ。 今回の調査、そしてまた続く調査で、水面に至る、もしかしたら直径2mの通路が見つかるかもしれない。その上に広がる洞窟がそれほど大きな空間ではないとしても、ダイバーたちにとっては、それは大洞窟なのだ。視覚的にも、心理的にも。 陸上には、X 洞は、存在しなかったのではないだろうか。それは、松野さん、越智さん、亡くなった二人のダイバー、そして、僕たちのチーム、その後に潜ったダイバーたちの心の中にあるのだろうか。 今年元旦に訪ねた龍泉洞で、調査のチーフである菊池 敏雄 さんと何度もお話ができた。それは僕にとって収穫だったのだが、僕は、大洞窟は無いようですねと言うと、菊池さんはあると思って、本当にあると思って今後も調査を進めるそうだ。 それはもしかして、水中からは行かれない、つまり地底湖ではない大洞窟なのかもしれない。しかし、地底湖とは、水中にある水の広がりであり、陸上の観光客の眼には見えないものとすれば、龍泉洞は、今のままでも大地底湖だし、その向こう側、水深200mをくぐり抜けた向こうに、1000mの深さの水間があったとして、そして、巨大な水脈があれば、それは巨大地底湖だ。ダイバーにとっても、陸上のケイバーにとっても、巨大な地底湖はきっと存在する。 残念ながら、それは観光客の見られる世界ではない。 今、映画もテレビも3Dに熱くなっている。僕も、葛西水族園の3D撮影を何回かやらせてもらい、今も3Dには心がときめく。3Dで水中の巨大地底湖を撮影して、観光客用に、3Dシアターで公開したら、それが観光客の呼び物になる地底湖だ。
by j-suga1
| 2010-02-03 12:45
| 旅行
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