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辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
http://homepage2.nifty.com/j-suga/index.htm ブログ、スガジロウのダイビング http://plaza.rakuten.co. jp/sugajirou jack2009さんに、wikipediaに掲載することを許可しています。 外部リンク
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2010年 02月 21日
2月21日 日曜日
この数年、十数年かもしれないが日曜日、休日というものが存在しない。ほとんどのダイバーがそうだと思う。ダイビングの指導と調査作業の二足のわらじ、テレビ番組の撮影をしていたときは、ダイビングの指導はやっていなかったけれど、これも日曜日のない仕事だった。 カレンダーを見て、ああそうか日曜日なんだと思う。 毎日、基準とマニュアルを書いたり眺めたりして月日が過ぎて行く。 新しい協会では、バディシステムとともにユニットという考え方を導入している。5人一組、一人のリーダーと四人のメンバー、二つのバディと一人のリーダーと言っても良い。5人~6人の組で遊びに行く、仕事をするのも5人程度がダイビングでは一番良いように思う。経験的にも周囲をながめてもそう思う。 ダイビングの単位は二人のバディだから、5人の仲間でも二人と三人に分かれてエントリーすることもある。一緒に潜ることもある。水中で二人と三人に分かれる時もある。別々の場所に行くこともある。親密度、チームワークは5人のユニットが良い。ユニットが拡大したら、分裂して、分裂はしてもいくつかのユニットでグループを結成する。グループになれば、全体をまとめる責任者が必要になる。むかし、1960-1980年頃までのダイビングクラブがこの形だった。昔の枠組みを整備して、責任体制を整える。そんな基準作りをしている。 僕のやっていたリサーチダイビングの会社、スガ・マリン・メカニックがだいたい4人から5人のユニットだった。ユニットが二つに、経理事務、連絡の女性が一人というのが、個人零細のダイビング業の最大成長限度だろう。それ以上は、グループが二つ、三つになる。もっと成長して、台船とかクレーンを持つところまで行くと倒産する。この壁を乗り越えると中小企業になるが、そこまで成長したダイバーはそんなに多くはない。適正が1-2ユニットにフリーランサーのダイバーを加えて総計で20人から30人までが適正だろう。 スクーバダイバーは、一匹狼で、排他的だから、駄目だと言われる。そう言われてきた。それでも集い合って来たつもりだけれど、少し一般社会と毛皮の色が違うので社会から押し出されてしまう。一匹にされてしまう。なりたくて一匹になったのではないと月に向かって吠える。 スクーバダイバーは、一匹狼、誇り高い一匹狼だけれど、一匹では生きない。ちいさな群れを作って仲間を大事にする。僕はダイビングの指導の世界では、大群を作ってしまって、何が何だかわからなくなった。 僕の会社、(もう引退した)は、ユニット二つの小さい群れだったからバディの鶴町が死んで悲しい。まだ涙の乾かないうちに、田島が死んだ。60歳を記念して、100m潜ったときに、サポートで100mまでついてきてくれた。100mからの戻り道、40mまで戻ってきたとき、鶴町が僕たちの乗っているステージを小さいビデオカメラで5mほど離れたところから撮っていた。40mの中層一点に止まって、微動だにしない。BCD.は着けていない。上手だなとほれぼれした。僕の100m潜水のサポートでは、鶴町、田島だけではなくて、小さなオオカミの群れ、いくつかが集まってみんなが精一杯助けてくれた。 100mから浮上して来て、船上の減圧タンクの中で酸素を呼吸中の須賀と、見守ってくれている田島 僕は60歳を記念して赤いドライスーツを着ている。 今、昔々からの仲間である、日本潜水会の一匹狼たちが、僕に死に花を咲かせてやろうと、水中科学協会の企画を助けてくれている。 水中科学協会のコンセプトの一つは、そんな一匹狼の小さなかたまり、5人のユニットとして、ユニットを集めてグループを作る。そんな行動体系を考えている。責任の明確な行動体系だ。 責任を明確にするというと、事故が起こったら責任者は訴えられる。 現代社会は、重大な事故が起これば、とりあえず訴訟によって責任の大小、責任の割合を裁判所の裁定に委ねる。だから、ダイビング事故では必ず訴訟が起こるのだと言う。 自分たちのリーダーを訴える、そんな次元の低い奴は、ダイバーではない。また、後輩を命をかけても守らない先輩もダイバーではない。もしもの場合に本人はそれで納得しても、家族は納得しないと弁護士は言う。そんな家族は一匹狼の誇りを土足で踏みにじっている。 過激なことを言っているけれど、亡くなった仲間の家族とは手を取り合って泣くだろう、自分の出来ることは何でもしようと思うだろう。でもそれぞれの生活があり、やりとげなくてはならないこともある。労災が精一杯だ。僕の会社では、社会保険をエスケープして、みんなに生命保険をかけていたけれど、一般のダイビングクラブの責任者は、最後は切腹でも良いけれど、とりあえず破滅するわけには行かない。掛けている保険金額だけで許してもらうしかない。 それが出来るだろうか、出来なければダイビング活動はやれない。先日、竜泉洞に行った。今もそのグループが竜泉洞の水深60mに潜っている。そのグループは、普通傷害保険しかかけていない。賠償責任保険の通用する世界ではない。 エキスパートダイバーにとっての竜泉洞に潜ることと、昨日Cカードを取ったばかりのダイバーが大瀬崎で潜るのと、どちらの危険が大きいか。考えなくてもわかる。 一匹狼は、互いに護り合わなくては生きて行けない。
by j-suga1
| 2010-02-21 13:50
| 旅行
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