潜水する機会が少なくなってしまったことは、まちがいない。昨日書いたけれど、今年の1月1日からまだ6回の潜水だ。
プールでのトレーニングを10回やったので、合計で16回水に入って泳いではいるものの海へは6回だ。海へ行く機会は、これからも少なくなるだろう。体力的な問題ではない。トレーニング不足でもない。仕事が少なくなったのだ。なんとか、死ぬまで潜り抜かなくてはならない。
ブログとしては、数少なくなったダイビングを反芻しよう。反芻するためにはリサーチダイビングは具合が良い。一日潜水調査した記録を整理するために3日はかかる。そしてそれは知的に面白い。大学4年生の卒論を、サザエのライン調査ではじめて、50年だが、リサーチダイビングが面白かったから続けられたとも言える。
ダイビングそのものは、もちろん楽しい。でも、ダイビングそのものを楽しむならば、やはり南の島だ。沖縄、ミクロネシア、マリアナ、マレーシア、楽しいところが沢山ありすぎる。しかし、日本の沿岸の海を楽しむためには、何か知的好奇心を満足させられるものが欲しい。
もちろん、知的好奇心など関係なく、ただ潜っていれば楽しい。お台場に潜っていても楽しいのだけれど、何かテーマがあれば、もっと楽しい。
と言いながら、そう言えばお台場でラインサーチをしていない。なぜだ。お台場のダイビングを僕は、ただ海に入れるだけで楽しんでいたのだろう。知的好奇心が無ければ、日本沿岸のダイビングは、楽しくないなんてことはない。前言を取り消そう。何でもダイビングさえ出来れば幸せなんだ。
お台場でラインサーチをやらなかったわけは、お金がもらえなかったからなのだけれど、次回から楽しみのためにやろう。次回お台場は3月21日だ。ラインを引こう。
メンバーが撮った写真だけれど、お台場の海底を象徴するようなすっきりした写真でとても好きだ。例えば、ラインでこの石の位置がわかっていれば、もう一度同じ位置に行かれる。付着生物の変化がわかる。石を特定することができる。