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2010年 05月 19日
今日は一日、新しいホームページの形づくりをしていた。専門家に頼めば良いし、その予算も取ってあるのだけれど、その後に動かすことを考えると自分でやろうとまた一つ仕事を増やした。
底うねりの濁りの中、一筋のラインに沿って撮影し、泳いで行く。なんとなく今の気持だ。 今年はスクーバダイビングの事故が多いのだろうか、それとも情報源として眼に入ってきやすいtwitterを見ているからだろうか。新聞記事は、とても眼を通しきれないし、事故の扱いも小さい。自分でネットをリサーチするのも難儀だ。Twitterは、事故の情報源として一番早く、新聞記事なみの内容を知らせてくれる。 誰でもスクーバダイビングの関係者は事故が少なくなることを願っている。プロであれば、それぞれ自分なりの努力をしている。ダイビングを指導しよう、スクーバダイビングを盛んにしようとしている者ならば、それぞれの信念に従って、それぞれの方法でできるだけの努力をしている。それぞれのすべてが評価できるし、みな正しい。 ただ、視点が違う。視点は、その人の置かれてきた立場、その人のキャリアによってまるで異なる。重ねて言うが、それぞれ、その人の信念と良心にしたがって行うことはすべて正しい。 自分の視点から言うと、ダイビングの事故は、90%までは運用の失敗、欠落で起こる。欠落とは、無知、もしくはサボタージュである。 昔、ダイビング事故の原因は、病気、下手くそ、思い上がり三つのどれかだと唱えていた。今では、それに突然死を加えている、突然死の原因は病気、健康に起因すると思われるが、健康に問題があったとしても、本人はさほどのことと思っていないでダイビングをつづけたのであろうから、発現の仕方としては突然である。また、本人に自覚のない突然死も多い。さきごろ、関東学生潜水連盟のシンポジュウムで順天堂大学教授の河合先生n突然死について講義してもらった。先生は、以後、自分の安全潜水講義のレパートリーの芯に突然死を持って来たようだ。陸上での突然の発作、あるいは症状の発現があっても、助けられる可能性は低くないが、水中では、たちまち重大な事故になる。たすけられる可能性としては、バディが近くにいることである。救助に当たる者が、バディの一人よりも、もう一人加えられる三人、ないし五人のユニットの方が助けられる可能性が大きい。 バディシステムの維持、ユニットのフォーメーション、すなわち運用である。 減圧症についてもおなじようなことが言える。だれでも減圧停止をしなければ減圧症になると知っている。空気が無くなれば停止していられない。空気を残すことは運用の問題である。セフティストップをしなければいけないとも知っている。鋸歯状のダイビングはいけないともしっている。しかし、これも運用の状況でやむをえないことがある。運用は、必ず金銭的な問題、経済的な状況に密接にからんでいる。特にプロの場合には、コストを下げなければ、飢え死にしてしまう。 今、ダイビング界で安全というと、お客様の安全のことが殆どである。お客様を指導し、安全管理しているインストラクターやガイドダイバーは不死身だとおもっているのではないだろうか。インストラクターやガイドダイバーが死なないのならば、プロの作業ダイバー、リサーチダイバーの死もない。インストラクターやガイドダイバーの行うダイビングは、時と場合によっては、プロのダイバーよりも危険度が高い。 よく、潮流に流される事故が起こるが、プロのダイバーであれば、小舟を直上に追尾させなければ潮流のあるところには入らない。プロならば逃げるところでも、お客をつれているガイドダイバーは、逃げられない。 初心者の事故を少なくすることは、もちろん運用の良否にかかってくる。一人の初心者に上級者、あるいはインストラクターを二人つけたユニットにする。そんなことができるわけがない。経済的な理由である。 自分たちが1960年代にレクリエーションダイビングの基幹としていた、クラブ組織、グループ組織をよりスマートな形で復活させる他ないと思った。1970年代、クラブが発展してショップになった。2010年代、ショップが顧客をユニットに分けて、クラブ的な運用をする途もあると考えた。 アマチュアのクラブ的な組織も、プロのリサーチダイビングも研究者のダイビングも、安全な運用を巧みに確実に行って安全確保をするために必要なのは基準である。どの程度の実力のダイバーが、どんなダイビングをどのようなスタイルで、どのような約束ごとの下に行うかを決める基準がなければ、ことの良否が判別出来ない。まとまった行動もとれない。そして、もしも事故が起こり、当然のように訴訟が起これば、その責任の所在、多寡を判断するのは、基準である。もしも、交通事故で交通規則が無くて訴訟が起こったらどうなるだろう。そのような活動のための基準が日本のダイビング界にはない。アメリカのAAUSと言う、研究者のためのダイビング活動組織がそれに近いものを持っている。NOAAも同じような基準を持っている。しかし、いずれも活動の細部にわたっての運用方法については規定していない。バディシステムを遵守するようにはさだめているが、どのようにしてバディシステムを維持するかのガイドラインは持っていない。 テクニカルダイビングの団体では、フォーメーションのパターンを持っていると久保彰良さんが教えてくれた。議論しようということにした。 細かい部分について、様々な視点があり、分野によって様々な枝分かれがある。 沢山の実のある議論がしたい。 口で言うだけならば誰でも出来る。とにかく実行しなければ絵に描いた餅だ。 実行することにした。1年かけて準備を重ね、5月23日に、特定非営利活動法人・日本水中科学協会を創立発足させる。 沢山の議論をして、その結果をhpで公表し、最終的にはシンポジュウムを開催したい。 重ねて言うけれど、自分たちの方法が唯一だとまで思い上がってはいない。他のルートもあるだろうし、ほぼ同じことをすでに実施している指導団体もあるかもしれない。寡聞にして聞いていないけれど、 、だからといって自分の信じる途を曲げる必要はない。 それぞれが、それぞれの途で安全を追求する。協力が出来れば、なお良い。 人の命、ダイバーの命に関わっていることである。規模は未だ小さく、幼稚な手作りの段階だけれど、真摯に取り組みたい。
by j-suga1
| 2010-05-19 16:48
| 日本水中科学協会
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