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辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2010年 07月 18日
今日も良い天気、暑い、夏だ。海へ潜っている人は幸せ。
朝から、12月に行う予定のシンポジュウムの企画を書いていた。書いて居ると、机の上の構想だから、すべてやってみないと、潜ってみないとだめだ。どれほど、潜らない人の書いた机の上の構想に泣かされたことだろうか。ところで、潜ってみて考えると、自分のフィジカルなコンディションに左右される。今の僕は最弱だから、弱い人に合わせられる。フォーメーションの鉄則は、一番弱い者に合わせる。空気消費の一番多い人に合わせて、全員浮上しなければならない。これをまもらなかったために、どれほどの弱者が命をおとしたのだろう。 昨日に引き続いて、「熟年スクーバダイビング開眼:小町文雄著 平成17年」 を見ながら、レジャーダイビングの世界を考察しよう。 「1.これぞ熟年道楽」 著者は、ダイビングの講習を受けたが、アウトドアスポーツーの団体の講習だったので、あまり潜るチャンスが無く上達しなかった。 「そんなときに今の師匠のシバジイにあった。シバジイと言っても爺さんではない。名前を英語の愛称風にした自称なのである。」 シバジイは、修善寺に個人で切り盛りするショップを構えており、東の風が吹けば西海岸、西が吹けば東海岸に案内する。 「この師匠に出会ったおかげで、ぶきっちょでものぐさな私は腕を上げたばかりでなく、横着を決め込んだままで、自然に伊豆半島のポイントのほとんど全部を経験することになった。私たちのダイビングは、シバジイ抜きには考えられない。」 「私は平日にひまがとれることがあるので、当初シバジイに一対一でみっちり中性浮力の訓練をしてもらった。シバジイはまじめ人間なので、必要なことはうるさく、こまかく守らせる。ファンダイビングは遊びだし、インストラクターは客商売なので、普通はあまりうるさいことは言わないのだ。 しかし、ダイビングは道具を使って、人間が本来できないことをするのだから、基本的には危険なあそびである。要所はちゃんとしめておかないと、事故につながらないともかぎらない。」 良いインストラクターなのだと思う。著者と著者の奥さんの絶対的な信頼を得ている。 インストラクターにとって大事なことは、まず、信頼を得られることだ。信頼を得るためには、ダイビングの技術はともかくとして、著者のようなお客の信頼をかちえるためには知性も無ければいけないし、もちろんホスピタリティは絶対に必要である。インストラクターとは、ダイビング技術のデモストレーターであり、その上に、危急のさいに命がけで助ければ良いと考えて居た時代がある。でなければ、専門学校を卒業した若い子がインストラクターをつとまるわけがない。同じ年頃の若い者どうしならば良いけれど、熟年の著者のようなダイバーに対してはむりだ。しかし、インストラクターのアシスタントならば、若い子で良い。僕も若いアシスタントを使っていたし、シバジイも若い女性インストラクターをアシスタントにして、著者の奥さんを教えさせている。 知性とホスピタリティ、そしてバランス感覚、著者のようなお客の信頼を得ることについては、どの指導団体のITCでも教えてもらえない。 この部分が左側のレジャーダイビングの要点であり、必須の条件である。右側のダイビングのコーチや監督と全く異なる。もちろん学生を教えるためにも、リサーチダイビングでも、親切であることは基本だが、お客様扱いはしなくても良い。僕の講習では、重い器材はほとんど若い人に持たせるが、熟年のお客様にはできない。もっとも、ありがたいことに、僕のお客は僕と争って、荷物を持ってくれるが、甘えてはいけない。しかし、僕がフィジカルに頼りにならないと知っている(水中ではたよりになるけれど)から、それぞれが注意して判断する。 著者の奥さんもダイビングを始めることになるが、春の伊豆は、熟年の女性には寒い。そこで、沖縄にC-カードを取りに行くことになる。 「奥様はすばらしい上達です」と、インストラクターがお世辞を言った。資格を取ったら、早い機会になれてしまうのが鉄則である。そうなるとまた沖縄に行くしかない。」 しかし、「このショップにはだいぶ文句がある。講習のあと一月もしないうちにまたやってきたリピーターだから、歓迎はしてくれた。インストラクターたちもそれなりに親切であった。ただ経営者がいけない。金をとって、あんな危険なボロ器材を貸すな。インストラクターに関して言えば、いつも大勢の客をあいてにしているせいか、対応がパターン化して(大手なので、当番を君で毎回担当が変わる。)個人個人の事情にこまかく対応しているとは言えない。」 奥さんのレンタル器材も、ウエットスーツがきつく、マスクは水がはいるので、うまくゆかない。 そして、「やはりシバジイがいい」となる。「シバジイのレンタル器材はどれもぴかぴかであった。」ウエットスーツのサイズもある。 しかし、インストラクターとは、つらい商売でもある。良いインストラクターであったとしても、行列ができるほどお客を増やすことはできない。5人もお客がきたら、満足なサービスもできなくなる。そして、成功すれば沖縄の大きなショップのようになる。 そして、お客と仲良くなると、お客が若ければお金をもらいにくくなる。僕のやっていたショップで、御蔵島ツアーに行って、東海汽船が御蔵に着かないでもどってくる。東海汽船はお金を返してくれる。僕のショップも、担当の大西君はお金を返す。彼の給料はどこからでるのだ。 大西君は、学生のダイビングを指導していた。まるで、良い兄貴分であり、OBと同等である。道具を買ってまだお金を払わないうちに、病気で倒れて、ダイビングが出来なくなった。返品してもらって、処分しろ、と言ったら、もう一度復帰すると言っているから、それはできない、と言う。 その後、彼が独立しても、その大学は彼が指導していて、器材はすべて彼のところから買う。所詮、零細なダイビングショップ業は、インストラクターの養成所のようなものだ。一人前になれば、独立する。 しかし、大西君は、今、僕に師匠孝行してくれている。だから、きっともっと成功すると思う。 利が浅く、ハイリスクでローリターンである。大きくなればなったで、お客から器材がボロ、インストラクターの対応がパターン化していると苦情を言われる。 しかし、大きなショップがなぜ、器材がボロだったのだろう。やはり、著者がいうように、経営者が利益優先だったのだろうか。
by j-suga1
| 2010-07-18 17:31
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