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辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2010年 08月 05日
ブログを書くという形で、ダイビングのことを考えている。自分の本当に私的な頭の中での出来事だから、書かなくても良いし、それをこんな形で人に知らせたりすることもないのではないか。もしも、人に知らせようとするならば、もっと考えて、考え直して、整えて、知らせて良いことと知らせてわるいことを選び、ふるい分けて、出来れば自分のブレーンの意見も聞いてという作業が必要なのではないか。 しかし、それでは本になってしまう。もちろん本になって出版できれば、それで良いのだけれど、なかなか本にはならない。2年がかりくらいで本を書いていたけれど、結局、日の目を見ていない。読み直すと、もう過去のものになっている。 やはり、ダイビングのことを考えること、ブログを書くと言うことを、一つの重要な仕事としてゆこう。何かを書いて、人の前にだせば、必ず批判がある。自分の考えを批判されることは、とても辛いことだけれど、それで考えを変えて、よりよい考え方に変えて行くこともできる。 数日前に、参議院に当選した、タリーズコーヒーの松田公太氏の本「それは一杯のコーヒーからはじまった」について書いた。多分、沢山売れた本で、その本の効果も幾分かはあって、彼は参議院に当選したのかもしれない。そして、その書いている内容について、この本で不本意なことを書かれたと感じたビジネスパートナーだった仲間にスキャンダルにされた。そのことをブログに書いたのだけれど、ダイビングについて頭の中で考えていることを書くという範囲を超えていると思って、引っ込めることにした。人のことを書くと言うこと、とても難しい。書かれた人は、自分について持っているイメージとは当然違うことを書かれるのだから、怒らせてしまう。怒らせることは書かない方が良いと、引っ込んでしまう。 益田さんの写真 1967年撮影、ローライマリンを手にしている。 ハンス・ハースが作ったハウジングで、二眼レフの名機ローライフレックスが入っている。そのころのローライは、車のベンツと同じ、あこがれだった。6x6のブローニーフイルムを使うカメラだが、画角が狭いからなかなか難しい。 このローライを使った、ダグラス・フォークナーというカメラマンの写真集が益田さんのお気に入りだった。多分、最後まで、益田さんはこの写真集の影響を受けていたと思う。1996年に、これが僕の集大成だといって出した「This Living Ocean」も影響を受けているように見える。 「This Living Ocean」 から フネダコ 伊豆海洋公園で撮った。 中山千夏さんの本が引き金になって益田一のことを書こうと思った。そう思って振り返ると、益田さんのやってきたことは、自分のやってきたことと重なる。それは、人それぞれだから、生きるスタイルもちがうし、彼は成功し、僕は失敗した。まだ、棺の蓋をするまで、失敗か成功か本当のところはわからないけれど、自分では成功とは思えない。益田さんは結論(死)が出ていて、すごい人だったと思う。 益田さんのことを本に、タイトルに出して書いてくれたのは、中山さんだけだ。良い距離にあって、しかもものを書く才能に恵まれている人だったから、こんな本ができた。ぜひ買って読んで欲しい。 僕の視点からでは、益田さんのことを書くことは、スクーバダイビングについて書くこと、スクーバダイビングで出来る活動、今僕がまさしくめざしていることを書くことになる。スクーバダイビングは、お客様とインストラクターの世界だけではない。スクーバを使って何かをすること、益田一はまさしく、そのことに生涯をかけた。粋な人だったから、道楽だという態度をとって居たけれど、しばらく前に、「スクーバダイビングは熟年の道楽として最高だという」熟年ダイバーの著書を紹介したけれど、その道楽とは違う。人生すべて道楽だと考えないとスクーバダイビングなどやっていられない。茶の湯、という道楽がある。僕とは無縁だ。戦国時代の武将の道楽として始まった。千利休は、道楽に命を賭けて、秀吉に殺されてしまった。戦国時代は、生きる姿勢の違いは、死につながる時代だった。 スクーバダイビングも僕にとって、そして益田さんにとって人の命にかかわる世界であった。 益田さんのことを振り返って書こうとすると、いかに彼が自分に近い人だったかということがわかる。きっと、彼とかかわったほとんどすべての人がそう感じたのだろう。と言って、親友とは決して言えない。でも、おたがいに、自分の出来る範囲で精一杯の好意だけは持っている。 益田さんのことは、これまでもブログで断片的に書いているから、二度目三度目になる部分もある。 これも何度も書いているのだが、亡くなった立松和平は、繰り返しの大家だった。発信する方は繰り返しでも、受信する方は、繰り返しではない。 益田さんは、会う度と言うほどではないのだが、何度も、「須賀さんも僕も、最後は野垂れ死にだから」と言う。あるとき、益田さんが、これは野垂れ死にの本だと言って、大庭みな子の「魚の泪」という文庫本をくれた。大庭みな子は、以来よく読む作家になったけれど、なぜ、「魚の泪」が野垂れ死にに繋がるのかよくわからない。娘の潮美も、益田さんの「This Living Ocean」出版記念のパーティに行き、僕は東京に居なくて行かれなかったのだが、「お父さんと僕は、野垂れ死にだ。と繰り返し言っていたけれど、どうゆう意味か全然わからない。どうして?」僕にもわからないと答えて置いた。しかし、野垂れ死にというキーワードは、僕に植え付けられた。僕の野垂れ死にはまちがいないことだが、益田さんは、立派な死に方をした。それでも、彼にとっては野垂れ死にだったのだろうか。 益田さんに預けられたキーワード、いまでも考えている。人間は、最後まで、果たせぬ夢を追って歩み続けている、登り続けている。頂きにはだれも到達しない。必ず途中で倒れる。歩み続けつつ倒れる。それが野垂れ死になのだろうか。 中山さんの本に書かれているが、IOPニュースもその一つだろうか。バトンを託そうとしたが、形としては託せなかった。しかし、スピリッツとしては、スクーバダイビングで何かをしようとする人たちにそれは託されている。きっと僕もその形で死ぬだろうし、その形で死にたい。もしかしたら、それが「野垂れ死に」なのかも知れない。まだわからない。 しばらく、益田さんの話を続ける。彼の話を続けることは、ダイビングの活動、僕たちの世界の話を続けることだから。
by j-suga1
| 2010-08-05 15:52
| 旅行
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Comments(1)
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