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2010年 08月 16日
精神主義はいけない。トレーニングはハードであればあるほど科学的であるべきである。
果たして立ち泳ぎがいけないのだろうか。 再び中山さんの本から引用する。海洋公園の中村宏治たちは、オリンピック選手の山中に勝つために、 マッさんが言う「宏治、山中を倒せ、ついてはやりかたはわからないけどな、おまえはひたすら泳げ、朝起きたら八時から泳いで、夕方の6時まで、飯食うとき以外はずっと泳げ。」そして、オリンピック選手の山中を、宏治の相弟子であったハタ坊が倒すことになる。もちろん、オリンピック選手の山中も、他のオリンピック選手のだれでもが、毎日1万メートル泳ぐのはざらにいる。それでも死なない。 水泳の選手は、とにかく毎日、歩くのと同じように泳いでいる。宏治たちも朝から晩まで毎日泳がされた。だから、どこまで頑張ったら死ぬかを体で覚えている。人間死ぬまではがんばらない。だから、沢山泳ぐ必要がある。泳がない人は、まず泳げないと言うこととともに、どこまで泳げるかを知らない。自分の限度を知らないから危険なのだ。自分の限度を知るところまで泳ぎ抜かなければ、レスキューなど出来ないだろう。だから僕は指導団体のやるレスキューコースというものは、手技を覚えるだけのことであって、体力的には、二人一組でなければ、一人を助けることは難しいと思っている。もちろん、手技を覚えなければ二人一組でも助けられないだろうから、レスキューコースそのものには、価値はあるが。 レスキュートレーニング、一人で曳行して、一人で引き揚げる。たいていの場合、引き揚げたところで、力尽きる。オールアウトになる。もしかしたら、立ち泳ぎよりも、危険かも知れない。途中でウエイトを落とすペースダウンができない。 立ち泳ぎに類するトレーニングは、映画「海猿」でもやっていた。海上保安部の潜水訓練だ。おなじく、アメリカのコースとガードの映画「守護神」でもやっている。それぞれスタイルは違うが、原理は同じだ。重い負荷を手に持って泳ぐ、あるいは、引き揚げる。「守護神」では、教官がつかみかかって沈めようとする。教官を殴り倒して、泳ぎ抜く。そして、それぞれの映画で、あまり泳ぎの得意でない訓練生が友情に支えられて、なんとか泳ぎ抜いて卒業する。 海で、岸から離れたところで、これをやったら危ないけれど、目の前、手を伸ばせば捕まえられるところで、教官、あるいは先輩が一緒に水に入って幇助する。沈めたり、水をかけたりするが、危なければすぐに助ける。だから、溺死はありえない。心臓が止まってしまう。心臓麻痺だ。 このことも何度も書いたが、陸上のトレッドミルに相当する測定をするには、立ち泳ぎは最適である。実験、測定をしたからと言って、心臓麻痺、突然死を防げるとは限らないと循環器専門お医者さんであり、順天堂大学ののスポーツ医学教室の教授である河合先生は言うけれど、実験、測定をするならば、立ち泳ぎは、ベストの手段である。 法政はフリッパー競泳も強かったのだから、泳ぎ抜いた上で、最後の仕上げの合宿で立ち泳ぎをやったはずだ。だから間違っては居なかった。しかし、問題がひとつある。競泳ならば、泳ぎだしてしまえば勝つも負けるも自己責任であり、速度を強制することはできない。立ち泳ぎは、目の前に先輩が居るわけだから、自分の判断でペースダウンすることができない。ウエイトを落としてしまえば、先輩が拾ってきてくれるから、「ありがとうございました」と言ってまた手に持つ、拾ってきてくれるあいだだけ息が抜ける。ペースダウンできる。しかし、それが出来る子と出来ない子がある。 中村宏治君などは、人を食った図々しいところがあった。だから、友さんのことを「いつかぶっ殺してやろうと思っていたけどその前に亡くなっちゃった」などと言える。それぞれの性格を見抜いてコーチをしなければならない。そのためには一緒に暮らしての相互理解が必要である。 「ついてこぉいっていうから、みんなわあっとついていく、ついていって、悪い結果になったとして、じゃあその責任をとるかというと、とらない。マッさんにとって、それはそいつの責任なんだね。だからガキ大将、おとなの親分じゃあない。」中村宏治は実に的確に益田さんを見抜いている。益田さんだけではなくて、ダイバーの親方の殆どがそれなのだが、それぞれ相互理解が出来ている。益田さんの方も、宏治のことを見抜いているはずだ。「こいつは俺の言うことなど聞かないはずだ。」と、だから、多分、立ち泳ぎ1時間と言っても、適当にやれる。それが体育会系の良いところなのだが、一年生ではまだ無理だったのだろう。 だから、ダイビングに限らず、命にかかわるスポーツは、例えばアメフトなどでも、一年神様、二年が召し使い、三年が一人前とするべきだろう。強いチームは、そうしている。ダイビングでは、不幸にして、まだそのシステムが出来上がっていなかった。今、僕は母校の水産大学(海洋大学)で、とにかく一年生を大事にしろ、一年が二年生が親切でなくて退部したら、二年生の責任だと言い続けている。しかし、一年生でも素質の無い者もいる。親切な二年生に任せておいたら危ない。それを見抜くのが監督とコーチの眼であり、どこまでやらせるか、判断しなければならない。先日、伊豆大島に行ったとき、学習院のダイビングクラブの合宿にであった。監督のMさんが同行している。ただ見ていて、一緒に潜るだけだろう。監督が、それぞれの資質、性格を見抜いて、リミットを決めているのだろう。 体育会系は悪くない。スクーバダイビングに適合した体育会系を作ることが監督の役割である。
by j-suga1
| 2010-08-16 05:37
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