須賀次郎のURL
辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2010年 09月 16日
左がなまこ池右が貝池 フルフェースマスク 人間が生存できない環境に入ってゆくための道具として、フルフェースマスクがある。ニュースステーションの水中レポートシリーズでは、フルフェースマスクで20年間食べさせてもらい、須賀潮美が世に出た。27歳の時にやった90m実験潜水で教えられた、テレビは絵と音がなければ成立しないというコンセプトが元である。そのフルフェースマスクも、カメラマンを、弟子たち(向こうが師匠と言ってくれるから弟子で良いだろう。)に譲り渡してから久しく、事務所の棚で埃をかぶっている。 もう一度あのフルフェースマスクを世に出そう。 このフルフェースマスクは、僕が案をだし、ダイブウエイズの武田さんが設計製作した。僕はもっと軽いものを作りたかったのだが。内装は僕の主張が通ったけれど、全体の外装は、武田さんが譲らなかった。 貝池でフルフェースマスクで潜る。このときにライトが死んだ。 映画「オーシャンズ」はまるでつまらなかったが、時を同じくして、同じBBCが、テレビのオーシャンズシリーズをつくりテレビ朝日で放映した。僕は原則としてテレビを見ない。お茶の間でテレビを見る時間でブログを書いたりしている。どちらも娯楽ではある。だから、このテレビシリーズを見ることができなかった。このテレビシリーズに全面的にダイブウエイズのフルフェースマスクが使われた。これまで売り出されたテレビに使えるフルフェースマスクのうちで、もっとも使いやすいマスクだという評価である。マンティス・フルフェースマスクも使いやすいマスクであるが、残念ながらフェースがマンティスの2眼であり、外側から顔の全部を見ることができない。テレビ撮影には使えない。 テレビの放映を僕は見ることができなかった。でもテレビぐらいはあるから、「これも、須賀さんのおかげです」と後で言う前に、放映の時間を教えてくれれば良いのにと文句を言ったら、英語版のDVDを貸してくれた。苦労してコピーしたが、英語である。それでも大体はわかる。 そのへんの役者よりも格好が良い、フィリップ・クストー(クストーの息子のはず)を中心として、女性ダイバー、お目付け役のおじさんダイバー(このおじさんがダイブウエイズのマスクを見つけ出した。)などを集めたチームで世界の海で冒険を繰り広げる。まさしく、僕が昔目指したようなシリーズの具現だった。しかし、まあ、潮美と立松さんの日本の自然と日本演歌の旅シリーズも20年続いたのだから文句を言う筋合いではない。多分、冒険シリーズでは、20年は持たなかったろう。 まだ遅くはない。そのことは、後で書くことにしたい。 とにかく、今度の旅に備えて、埃をかぶっていたフルフェースマスクの一台をダイブウエイズでリフォームしてもらった。N先生は音声もと言うが、それは止めた。お道具がかさばりすぎてしまう。運賃エクセスが気になる旅である。 9月9日、 海でのダイビングを終了し、圧力が残っているタンクをかき集めた。とんでもない探検隊である。 僕は、タンクの残圧が一番多い80キロのものを選んだ。フルフェースマスクは、どうしても空気消費量が大きい。岸からエントリーして、歩き、腰のあたりの水深で立ち止まって、タンクを背負い、フルフェースマスクを顔に着けようとした。ぜんぜんうまく行かない。スパイダーベルトの首の部分の留め金がうまくはまらない。世界一使いやすいマスクのはずなのに。さんざんがんばって、どうにか顔に着けた。やはり練習が必要だ。久しぶりのフルフェースマスクで、顔が締め付けられて痛い。岸から入ったら、すぐに斜面になって、深く潜ってゆかれるものだと想像していた。遠浅なのだ。フルフェースマスクには、スノーケルが付いていない。付けたタイプもあったが、やはりデッドスペースが大きいから、苦しくなってしまう。浅くても、泳いでいるうちに、どんどん空気は消費される。今日のところはあきらめて、岸にもどった。 岸から見ると、沖の方にブイが浮いている。多分、前に撮影したNHKあたりが設置したのだろう。あのブイまで泳げば良いだろう。が、もう空気がない。 この池に潜る企画を、某プロダクションに出したのだが、すでにNHKが製作放映すみだから、だめと答えが返ってきている。だから、僕がここに潜っても本邦初ではない。がとにかく、自分の眼で見たい。 今日のところは、ロケハンということで、引き揚げることにした。 ライトの死 9月9日 人間、とんでもないこと、信じられないことをやる。貝池撮影のために用意した、フィッシュアイのダイオードライトは、おそらく、日本で売り出されるライトのうちで、水密については、ほぼ絶対確実といえる構造である。それを水没させてしまった。 カメラや、水中機器の水没はつらい。人の命とはちがう、取り返しのつくことではあるが、道具の死である。しばらく落ち込むし、それにお金がかかる。 他から見て、信じられないようなことをやった結果というのも、ダイバーの事故に似ている。 まず発端は、ライトのバッテリーを充電して、点灯して、スイッチを切った。スイッチを切って、ライトは消えたけれど、インジケーターのグリーンのライトが消えない。もともとこのライトはバッテリーの持ちがよくない。修理に出せば良いのだが、その時間がない。点けてすぐにバッテリー切れでは使い物にならない。後ろの螺子を緩めて、バッテリーを浮かせておき、使うときに螺子を締めることにした。そして、そのことを忘れて、螺子を緩めたまま、水に漬けてしまった。 大学を卒業して、職が無いとき、建設機械の修理工をやった。その時に、機械についてのすべてを教えられ学んだ。その一つが、螺子は、いかなる理由があろうともきっちり締めろということだった。まだ修理が終了していないからとか、あとでまた螺子を緩めなければならないからとかで、今、締めないでおく、そのために人命にかかわる事故が起きる。他の修理工が引き継いだときに、その螺子はそのままで、いじらないかもしれない。ミスをすれば引っ叩かれるほど徹底された。遠い昔のことだけれど、その教えがちょっと頭を掠めたが、そしてライトが死んだ。
by j-suga1
| 2010-09-16 09:54
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