須賀次郎のURL
辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2010年 12月 29日
明日、明後日、年内のうちに、助成金の申請書を作らなければならなくなった。今のうちにブログを書いてしまおう。
昨日の忘年会の続きだが。何度もブログにも書いたけれど、僕は1990年代、中性浮力のケーブルを使う有線通話機を命綱として潜る、ケーブルダイビングシステムという方式と有線通話機を売る会社、「テ・ル」を作って失敗した。あの時の失敗のお金が今あったならば、日本水中科学協会は、楽勝で動いて行くのにと、後悔することしきりだ。 若い社員、脇水輝之君が、減圧停止中に急死して、もしもバディがそばにいたら助かったかもしれない。有線通話機で交信していたら、ソロで潜っていても助かった。それで、輝之君の輝の字をとって、テ・ルという社名にした。 今度のシンポジウムで、サイエンスダイビングで、どうしても一人で潜らなければ研究がすすまない、ただ、船外機付きのボートは、使える。使っていたケーブルを引っ張り出してきて、整備し、送って使ってみてもらおうと考えた。結果をレポートしてもらえれば、次のシンポジウムに発表できる。 ケーブルダイビングシステム、チュークの沈船に一人だ入ってゆく。 ケーブルダイビングシステム 整備中 そのことをリゾートダイバーが売り物の、Kさんが突っ込んできた。「僕は絶対にひも付きなんて嫌ですからね。」僕だってひも付きになるのは、嫌だ。しかし、須賀潮美の水中レポートシリーズで、音声ケーブルを曳いて世界の海を潜った。ケーブルのおかげで命が救われたことも何度かある。僕のライバルだったNHKのカメラマン、南方さんは、グレートバリアリーフで潮に流されて、ビデオ信号を送っていたケーブルのおかげで助かった。その後、カメラが進化して、カメラとVTRが一体化した。今では、手のひらに乗るスチルカメラでハイビジョンが撮れるのだけれど、その頃は長い、太いケーブルを曳いて、船の上のVTRに信号を送って、録画していた。それが、一体化したころ、神子元島でダウンカレントに引きこまれて亡くなった。そんな例はいくつもある。命が一番大事、僕はケーブルダイビングシステムを売りだした。レジャの場合には全員がケーブルを曳いているわけではない。先頭を行くインストラクターだけがケーブルを曳いていて、メンバは、そのケーブルに沿って泳いでゆく。ケーブルから離れても、バックしてくれば、黄色い目立つケーブルがあり、その先端にはインストラクターがいるし、はぐれることがない。その考え方は今も使っていて、ケーブルのかわりに、巻尺、マークラインを引く方法を、学生の訓練生のダイビングでやらせている。 でも、とにかく、その類をつかうことは、レジャーダイバーは嫌なのだ。 今度使ってもらうのは、レジャーではないのだと説明した。水産研究所あたりでは、潜る資格としては、潜水士をもっていて、Cカードを持っていればいいといういい加減なものだ。しかし、一人では絶対に潜らせない。バディも正式に仕事として契約したプロのリサーチダイバーと一緒でなければ潜れない。だから、予算がなくなれば、もう潜れないのだ。同僚で良いダイバーも沢山いるだろうが、それぞれ、自分の研究を抱えている。これは大学でも同じことだ。だから、研究者のダイビングは滅びつつある。その隙間にケーブルダイビングシステムが生きないだろうか。そういうことだ、と説明した。十分に理解したかどうかわからないけれど、なんとなく納得はしたようだが、自分は、絶対に命綱は嫌だという。 吉田さんは、ケーブルはもちろん、規則のひも付きになるのも嫌だという。それぞれ、ダイバーは、命よりも自分の自由のほうが大切なのだ。そのことは、ケーブルダイビングシステムが事業として失敗に終わったときに身にしみた。しかし、公的な機関では、命を失う自由はない。もしかしたら、所長も責任を問われる。 ソロ・ダイビングが次の重要なテーマである。スクーバの本質に迫って議論をするシンポジウムをしたい。しかし、結論の一つはわかっている。雇用関係にあるダイバーは、ソロは許されない。水の上に責任者がいて、事故が起これば責任者は責任を問われるからだ。 僕は、秋葉原に部品を買いに行き、のべ5時間、二日かけて、ケーブルを整備した。明日、発送する。
by j-suga1
| 2010-12-29 23:04
| リサーチ・ダイビング
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