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2011年 05月 23日
1956年 奄美大島で撮影したオニヒトデ、おそらくは、日本で初めて撮影したオニヒトデだと思う。
一時救命処置 経験とは、イメージの蓄積だと思っている。歳をとっても古いイメージは忘れていない。よく、死ぬ時に、人は、生まれてから死ぬまでの記憶、イメージを繰り返してみると言われる。イメージが死ぬとき、消える時にもう一度発現するのだろう。 レスキューのことを書こうとして好きではない。理由は後で書くけれど、用語集を編纂するにあたって、自信がない。救急救命士の千葉君と、順天堂大学の河合先生にお世話になった。 誰も好きな人はいないだろうが、、好き嫌いを言っていられない局面がある。だから、一応、日赤の講習、消防庁の講習、海上保安部が作った資格の時も講習を受けた。一つで済めば良いのにその都度要求される。前に受けたからと言っても許してくれない。前と今では大きく変わっていると言う。 自分の体験、自分のイメージは、一つだけある。 水産大学の潜水部の練習をコーチしている時だ。スキンダイビングの息こらえの練習で、一人上がってこない。直上に伝馬船を浮かせていたし、バディで潜らせているから、すぐに引き上げた。呼吸停止してから1分も経っていないと思う。体は棒のように硬直して、顔色は土気色だ。もう死んでいると見えた。すぐに口から息を吹き込んだ。何回も吹き込まないうちに、息を吹き返し、体の硬直も取れ、顔色ももどった。ただ、たくさんの血を吐き、苦しがって暴れた。伝馬船の上に上げなければ、押さえつけられないほど暴れた。救急車で病院に運び、次の次の日には退院できた。 強烈な体験であり、イメージがあるから、僕の救命処置についての意見、考えはここに基づいている。イメージは絶対だから、人の言うことなどは聞かない。 まず、とにかく、すぐに気道を開いて息を吹き込むこと。早ければ早いほどいい。呼吸の確認などしなくてもすぐにわかる。そして、とにかく一秒を争って水の上に出すことだ。小舟を浮かべておくことがベストである。ボートに上げるか岸に上げなければ何もできない。すべてのダイビングは、ボート、ゴムボートでも良いから浮かべておくべきだと思っている。あるいは、岸からのエントリーだったら、岸からの距離は10m以内。そんなことはできない。大部分のダイビングはビーチから離れるし、ボートからも離れる。だから、ボートからのダイビングで直下に目標が無く、ぐるっと回って目的地に行くようなコースは、馬鹿にしている。もしも、何かがあったら、助かるのは運でしかない。助かるべくして助かったのではなくて、「良かったね、助かって、」ということである。 一緒に潜っているダイバーについては、どんなレスキューでもしたいと思うけれど、道を歩いていた時に、倒れて硬直している人に出会ったら、すぐに息を吹き込むことなどできない。もちろん、相手にもよる。きれいな若い女性だったら、争って飛びつくかもしれないが、そんな人は倒れていない。 日赤の救急蘇生法の講習を受けた時、カードをもらって、以後は、行き倒れている人があったら、助ける義務があるようなことを言われた。 そんな義務を負うのは嫌だ。それに僕は入れ歯だから、吹き込みがうまくできない。そして、だいたいにおいて、救急蘇生法の講師は威張っている。号令で人を動かそうとする。ダイビングのインストラクター級に親切ならば、良いのだけれど、どうも、上からの目線を感じる。 僕の受けた講習では、まず、倒れている人のところに行き、肩をたたいて、「もしもし、どうしましたか?」などと声をかける。ことになっている。馬鹿じゃないかとおもった。どうしたか、見ればわかる。そして、息をしているかどうか、顔を近づけて「見て、聞いて、感じる。」これも必要ないとおもった。体を突っ張って硬直し、土気色になっていれば、すぐにわかる。そんなことは、すべて省略して、気道確保をして、息を二回吹き込むのが正解だと、思っていた。しかし、息を吹き込んで、大量の血と吐しゃ物を吹きかけられるのはいやだ。僕は、救急車を呼ぶ電話をする掛になる。 今度のガイドライン改正で、すべてが解決された。「見て、聞いて、感じる。」は、やらなくていい。2回の吹き込みも必要ない。ただちに、一秒を争って、胸骨圧迫を始める。30回の圧迫をして、その後で気道確保と、吹き込みになる。順番がA-B-C からC-A-B になった。もしも、人工呼吸の訓練が出来ていなければ、とにかく胸骨圧迫を続けていれば良いと言う。もしも、人工呼吸ができるならば、30回の圧迫に2回の吹き込みをする方が望ましいけれど、生存率はほとんど変わらないという。 そして、今度の改正で、押すテンポは、1分間に100回以上、以上というのだから、体力のある限り加減しなくて良い。押す深さも5cm以上。これはもう、相手が人間だとおもったらできない。「行け!人と思うな。」と号令をかけて行わなくてはできない。 思えば、救急蘇生法を最初に習ったときは、心臓マッサージを疑問としていた。確か、日赤は、賛成していなかった。体を傷つけるからだ。肋骨を折って訴えられたという例も聞いた。やがて、訴えられても肋骨を折ってもやった方が良いということになった。なぜ、「もしもし」があったり、見て聞いて感じたりするかというと、まだ息があるのに、肋骨を折ったら大変なことになるからだった。肋骨を折る危険よりも、心臓を動かせ、心臓が動いてさえいれば、押せば痛いから飛び上がるはずだ。次第に乱暴な方向への改正になった。本当に蘇生をさせていた、現場の看護士や医師は、乱暴にやっていたから、素人も乱暴にやって良いということになった。のだろう。 講習を受けていないから、救命ができないわけではない。体力があり、押すことができればいい。 ただ、BLS.の講習を否定するものではない。僕が講習会をやるとすれば、毎分100回のペースで5cm押して、何分続くかの競技会になる。腕立て伏せよりもつらい。つらいから、30回に2回ずつ吹き込みを入れて、体力を回復させる。二人でやる場合にも30回に2回だから、その2回の間に交代できる。 この交代と吹き込みをうまくやるためには、講習の受講が必要になる。 また、講習を受ければ、そこにいる人、「バイスタンダー」を指揮して救命にあたることができる。まず、自分で30回押して見せて、同じことをやらせる指導ができる。そして、AEDを取りに走るとか、AEDを使うとか、いろいろできる。 困ったことがある。と言っても常識で判断できることだが、水中での溺者は、胸骨圧迫はできない。これはもう、2回吹き込んで、曳く。また2回吹き込んで曳く、少しでも早くボートもしくは、ビーチエントリーだったら、岸に上げて波打ち際でも良いから胸骨圧迫を始める。波打ち際までの曳航の間に機材は全部捨てておく。 今度、2010年のガイドライン改正で、救急蘇生は、技術も何もない。体力勝負になった。
by j-suga1
| 2011-05-23 22:13
| 日記
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