須賀次郎のURL
辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2011年 06月 19日
6月18日
早稲田大学の練習につきあって、本当は学生みんなと一泊して話をしたかったのですが、もどってきました。理由は、朝、出かける時に補聴器が見当たらず、探している時間もないので、そのまま行きました。だから、会話が成立しないのです。聴こえないのに聴こうとするとすごく疲れます。 帰ってきたら、大学クラブの練習についての君からのメールが来ていました。 そして、この数日、プライマリーコースのトレーニングにからめて、学生のダイビングについて、ブログに書いていたところでした。 立ち泳ぎ練習は、禁止されているけれども、必要とおもうから再びやってみたい。そのチャレンジ精神は大好きです。危ないところをちょっと変えて、注意深くやれば良いのではないか、と考えていることと思います。その工夫もとても大事なことです。 海上保安部の潜水トレーニングで、立ち泳ぎをやっていた。だからレスキューには必要な練習なのだろう。これも間違いはありません。 「海猿」の映画でもやっていました。アメリカのコーストガードの救命士が主人公、ケビン・コスナー主演の「守護神」という映画でも立ち泳ぎの訓練があります。これは、僕が好きな映画です。レンタルであるかもしれませんから、借りて見てください。 実は、あの立ち泳ぎ練習は、僕と、1960年代、当時の海洋公園の友竹、そして益田さんが、海洋公園の小さい水深3mのプールでの練習のために考え出したものでした。たしか、4m平方くらいの小さいプールでしたから水平方向に泳ぐのでは、使い物になりません。立ち泳ぎならば、5人ぐらい入っても練習できる。 立ち泳ぎの練習そのものが悪い練習だとは思っていません。事故はあの練習方法が悪かったのではなくて、それが引き金になって、多分、循環器官系の疾患があったか、突然死の原因の一つになっているノーパニック症候群の発症があったのだと思います。それは、他の練習であっても、それがハードな練習であれば起こった可能性があります。トレッドミルに乗って走っていても、起こる可能性はあります。 しかし、それでも、立ち泳ぎ練習を大学クラブのトレーニングに再び取り入れることも、僕たちのやっているプライマリーコースのようなトレーニングにも取り入れることも、やめなければならないと思っています。 事故は絶対に起こしてはならないのですが、事故は起こります。事故が起こった時にどうしたらよいのか、そのことを考えるのが危機管理であり、危機管理を考えることが安全管理につながります。そして、危機管理ができていれば、事故が発生して時にパニックになることもなく、安全に処理することができ助かる可能性も大きくなるとともに、それでも、もしもの場合には危機管理ができているから、被害は最小限度にとどめることができます。安全の根本は、事故が起こった時にどうするかを常に考えていることです。 危機管理には、いくつもの要素がありますがその一つは、もしもの時に、考えられるすべての手段は尽くしていたということが主張できることです。必ず訴訟が起こりますが、その訴訟に勝つことを考えなければいけないのです。勝つと言っても、裁判は喧嘩ではありません。市民が納得のできる形で、しかも、自分の償える範囲の保険で関係者に納得してもらえることが勝利です。 その時に、立ち泳ぎ練習では、勝つことができません。過去に事故があって、スポーツの練習では、禁止されていた練習だったと主張されれば、勝てません。学生のダイビングクラブであれば、そのトレーニングを復活させた君が、後輩に迷惑をかけることになります。顧問の先生にも被害が及びます。 突然死は、アスリートであっても、もちろん高齢者であっても、起こります。市民マラソンなどではかなりの数の事故が起こっていますが、社会は受認しています。ダイビングの事故は認めてもらえません。ダイビングは市民にとっては非日常の活動であり特別です。事故は認められません。 先に例としてあげられていた、海上保安部の救難訓練、アメリカのコーストガードの訓練、あるいは海上自衛隊の訓練は、市民の受認のレベルがちがいます。学生の練習でも、オリンピックを目指す競技スポーツ、あるいはライフセービングなどでしたら、海上保安部と同じレベルで受認されるかもしれませんが。ダイビング活動は、特に学生の活動は、安全が第一義です。子供を亡くしたご両親は、ご自分が亡くなる時まで、あきらめることはありません。若い人には未来があるからです。 もう一つ、立ち泳ぎが危ないのは、負荷が増え続ける可能性があることです。すべてのスポーツが記録を目指すように、もしも、君の時代が5キロ10分で始めたとして、10年後には、10キロ40分に負荷が増えているかもしれません。法政の事故はそうして起こりました。10キロ40分でも、アスリートにとっては、何でもない負荷ですが、耐えられない人も居て、そして、合宿練習というと、耐えられないことでも耐えてしまおうとします。負荷が無制限に増えて行くようなスポーツ的なトレーニングは、排除しておくべきだと考えています。 ついでですが、海上保安大学の練習でも、事故が起こらなければ良いと心配しています。海上保安部だから、レスキューだから事故が起こっても良いなどとは、思っていません。ただ、市民の受け取り方が違うと言うだけです。 長文の返事をかきました。ブログを書くよりも長い時間をとりました。君への返事であるとともに、ブログの原稿にさせてください。
by j-suga1
| 2011-06-19 04:16
| 日記
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