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2011年 09月 18日
いろんなことが、うまくいっていたり、行かなかったり、うまくいっていることも順調ではない。順調などということ、もう僕には、そして今の日本にはなくなってしまったのだとも思う。放射性物質は、海に流れだし、海は人間に汚される一方だ。水産大学をでてから、水産がほぼ一生の仕事なのだが、水産は、右肩下がりの坂道を転げ落ちるようでどうすることもできない。沿岸漁業は、一度滅びて、そこから甦れば良い。漁業は滅びても海は滅びない。しかし、お世話になり、一緒に生きてきた仲間なのだ。もはや残り少ない人生だから、一緒に滅びても良い。そんな暗い気持ちが続く。でも、生きている限りは、前へ進む。できることをやって生き抜くしかない。
龍泉洞1980 現実がそれだから、映画はなんか、もっとノー天気な明るさが欲しい。サンクタムを見て暗くなってしまった。人間、馬鹿ができないといけない。こいつら馬鹿やっているのに、やっていることはでたらめなのに、シリアスなドラマみたいにして仲間のダイバーが死んだことに理屈を付けている。心しなければならないと反省した。 映画だから正確でなくても良いのだけれど、技術的な部分も正確にというならば、まちがいだらけの潜水だ。そんなことはどうでも良いと片づけるには、まじめすぎるストーリー展開で、次々に人が死ぬ。奥に進んでゆくと狭くなった瓶の首のようなところに来る。ここを潜り抜けるためにリブリーザーでの潜水では命の綱である緊急用のボンベを置いて、持たないで首を潜り抜けて行く。彼らのあとをROVが追尾して記録をしている。潜り抜けると壮大な洞窟が広がる。上を見上げると水面がある。1980年に僕が龍泉洞で探そうとしていたX洞とおなじシチュエーションだ。龍泉洞の方は、その後、久保君が探査して、僕の行こうとしていた方向には、映画のような大洞窟は無いことがわかってしまったが。 僕の場合は、瓶の口には入らずに引き返し、この口から入れるROV(自走式カメラ)を用意して探査しようと計画を立てた。が実現しなかった。サンクタムの方は、自走式カメラが追尾して、水中でのすべてを記録している。だから、人間が入ってゆく必要は全くない。僕がやろうとしていたように、瓶の口からROVを送り込めば、大洞窟も発見できる。それなのに、緊急ボンベを入り口に置いて、自分たちが入ってゆき、カメラが後からついてくる。馬鹿か、とダイバーならば思う。観客の殆どはダイバーではないから、それに映画だから、別にかまわないけれど。 主人公である父親ダイバーのバディである少し太めの女性ダイバーが瓶の口を通り過ぎる時に、リブリーザーの蛇腹ホースをこすってしまって、X洞の中で、破れてしまう。見えている水面に急上昇すれば減圧症になる。僕ならば急浮上して、減圧症になる。その後、フルフェースマスク(ダイブウエイズの)でバディブリージングに近いことを何回かやるから、見上げて見えている水面だから、30mそこそこ、深くて40mだ。女性ダイバーの方だけ、水面に上げることはできる。減圧症になったところで、最悪で車椅子だ。それに彼らは、ドームのようなオープンベルを水中に設置しているから、ふかし療法もできる。自走式カメラが追尾しているのだから救援のダイバーもすぐに来られる。 「減圧症か死か」今は亡き不世出の魚突きダイバーであった鶴耀一郎は、仕事中にロープにからまって水深80mに落ち、浮上中に空気が無くなった。死ぬほど苦しい減圧症か、それとも死か、家族のために減圧症を選んで浮上した。つらいリハビリと後遺症が残ったが、水中ではドルフィンキックで泳げた。 映画は荒唐無稽で良いのだから、こんな技術的なことはどうでも良いのだけれど、ダイバーが技術的に参考になるだろうと見に行くだろうから、書いている。減圧症か死か、迷わず減圧症を取らなければいけない。外科の先生である親友の岸部先生が言っていた。人間、心臓が動いていればあとは何とかなる。 どう考えても、あの女性ダイバーの死はなっとくできない。ということは、リーダーである主人公の父親も信じられない。 映画なのだから、楽しければ良いと割り切れるよな楽しい明るい映画ではないから、どうしても真面目にみてしまう。 でも、自分ならどうするか考えながら見るのも悪くはない。ダイバーならば一見をすすめる。
by j-suga1
| 2011-09-18 08:51
| book・映画・テレビ
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