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2012年 03月 26日
3月17日
今日はマナドから車で1時間というBitang に向かう。 途中、ローカルなマーケットに立ち寄り、昼食のお弁当を調達する。ちょっとのぞく。バナナ屋さんが何軒か入り口付近に並んでいて、すべての種類のバナナがあるような感じ。食べたくなって、一番小さい種類を買ってもらう。やはりおいしい。 Bitang は漁業の街、港湾都市である。船溜まりには、観光ボートも、タンク立てのついたダイビングボートもある。 漁協の市場の隣に着いた。魚の水揚げは無いようだ。僕たちの乗るボートが来た。えーっこれで潜るのかというほど小さいし、使いにくそうだ。隣に止まっているダイバー用観光船ならば良いのにと、少しクレームをつけたい気持ちになるが、冒険にクレームなんてない。船尾は機関部で、後は全部キャビン、狭い船首の部分から10人が潜る。天井の上も使わなくてはいけない。居住性、使い勝手が悪いと事故に繋がる。心配は、大事にしまっておこう。いや、心配という言葉が適切ではない。頭にとめておく注意事項と言う方がいい。 あのボートの方が良い 昨日から、SMBを立ててボートを待つことが普通になっている。天気が良さそうだから良いけれど、この船で、最初の日のように大雨で時化てきたら、どうしよう。注意事項。レクリェーショナル・ダイビングではない。リサーチダイビングに冒険は付き物だ。それが面白くてやっている。狭い船首部分で、器材セットをして、順に飛び込めば良い。 もしも、アレンジしてくれたガイドダイバー、あるいはインストラクターがダイビングサービス、ショップであったならば、クレームをつけるところだろう。大学職員のダイビングオフィサー、技官だ。 ダイビング地点は、外海に出ない、島と港の間の狭い水路の出口近く。波はほとんどない。それを見越してこのボートにしたのだろう。僕は出発前に潜る地点の詳細な概要をしらされていない。これも問題。知ったところで議論して変更できるものではないのだから、こちらの武器は、チームワーク(それぞれの連携)と個人能力だけだが、これはどんなダイビングでも同じだ。 ボートに積み込んだタンクはすべてナイトロックスと書いてあるタンクだが、詰まっているのは空気だろう。水深は20mだからこだわる必要もない。僕のナイトロクスに対するスタンスは、30mをリミットにするというだけだ。 第一回目の潜水 海底はフラットな地形で、内湾性の繊細なエダサンゴだ。別に観光のダイビングポイントでは無いのだから、壊してもかまわないようなものだけれど、こんな時にサンゴを壊していたりすると、もっとサンゴにやさしくとリサに厳しく注意される。ドロップオフで急流では、水平姿勢も無理だが、こんな時のために、水平姿勢のトレーニングを積むための、プライマリーコースを主催している。学生たちもきちんと水平に浮いている。大学職員のガイドは普通に膝をついているが、エダサンゴの上で作業はしていない。作業する時は壊しているのだろう。 ダイビングが上手か下手かを判断する基準は世の中とともに移り変わっている。1960年代の頃は、素潜りで魚を突くスキルが判断基準だった。今でも海女は、漁獲高で上手下手が決まる。魚突きがだめとなると、生きていれば上手、死んだ奴は下手となった。僕は55年生きたから最高に上手ということになる。 今では、水平姿勢で常に静止し、フィンも指も海底に触れずに前進、後退、旋回がかっこよくできることが、上手となった。久保君のスキルは神業に近い。僕たちはプライマリーコースで彼を先生として、練習に励んでいる。しかし、これは、生命の保全とはあまり関係がない。もちろん、上手であれば、危険性は少なくなる。それは上達のためのトレーニングを重ねることによって、水に慣れる。水との親和性を持ち、さらに、自分は上手だと自信を持つことによって、余裕を持てるからである。 スキルよりも命を優先しなければなら場面もあることは、言うまでもないが、ナチュラリストは、自然も命の次、程度に大事にしたい。 一番なれているのは、やはり、リサで、フロッグキッは、時折挟む程度、バックキックもやらないが、フィンの先端もサンゴに触れない。中尾先生は、気持ちよく水平姿勢で体をのばしている。喜納もまあまあ、町田は一年だけ喜納よりも経験が少ない。時々体を立てるが、水平になる努力はしている。僕と石川さんは客観的に見て上手ではない。フィンをサンゴに触れさせるようなことは無いし、浮いて静止するけれど、身体は45度程度に前傾してしまう。僕の場合、カメラを構えると45度に近づく。長い間の体に染みついたバランス感覚だ。 しかし、GOPROで撮った映像を見ると、やはり僕の映像が安定していて見やすい。足を上げている鈴木さんの映像は不安定で斜めである。 一番下手なのは、大学の職員ガイドで、彼等は水平姿勢など考えの外にある。 中尾先生 学生 繊細なエダサンゴの画像は、画像の鮮鋭度を判断する見本になる。GOPROのフラットドームの映像は、かなり水準が高い。 ヘッドベルトで頭に付けると角度が不安定になる。ベルトが頭の上に抜けてくるので、手直しする。その時に角度が変わってしまう。下を向いてしまっていて、再び直すまで、良い画像が撮れなかった。その点では、鈴木さんのようにマスクの上部に取り付けるのが安定しているが、パイロットランプ確認の度にマスクを外さなくてはならないことになる。水面を離れて潜降する時に確認すれば良いのだが、廻っているかどうか、心配した時には外してマスククリアーをしなければならない。両手に何かを持っていたりすると、できない。 第2回目の潜水 さらに湾の内側に入った。港の斜め前という位置である。 ここは、海綿の宝庫、海綿の天国、リサによれば、秘密の場所である。 断崖ではないが、かなりの急斜面であり、エダサンゴは少ない。内湾で水はどんよりしている。 海綿の色は多彩であり、形もシュールである。きちんとしたカメラで、じっくり撮りたいと、カメラマンだった昔の血が騒ぐ。僕が中尾先生のキャノンG11 で、先生に指示するサンプルを撮影する。この方法が、GOPROの使い方として、一番すぐれている。うっかりして、昨日の画像を消し忘れていたために、16G がフルになってしまった。16を多数用意して、毎日替える、フィルムのように使うのが正解だろう。フィルムと現像代のことを考えれば良いのだが、消して使うアマチュア根性が身についてしまっている。 これですべての潜水を終了した。4日間の予定だったが3日で切り上げる。生物多様性の条約で、生(冷凍した)海綿を国外に持ち出すことが出来ない。抽出処理をしたサンプルならば、持ち出すことができる。大学の研究室を借りて、この処理をしなくてはならないが、予想外の大漁?で150種類を採ることが出来た。明日の潜水をキャンセルして、抽出に当てなければならない。 小さいボートも何とかうまく使って、楽しく潜水することが出来た。ガイドとも、どうやらチームになりかかっているところでダイビングを終了する。 ガイドダイバーとの関係は、お互いのスタイルが理解できて、信頼ができることが一番大事である。それには、少なくとも三日かかる。
by j-suga1
| 2012-03-26 09:50
| 旅行
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