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2012年 04月 26日
人工光源について
人工光はライトとストロボである。つい、思い入れがあるのでその沿革、歴史に脱線したくなるが、最小限度に我慢して、まず、動画にはストロボは使用できない。すべてライト頼りになる。ライトはかなりの明るさが必要である。昔は、消費電力でライトの明るさを表した。1キロワットとか、500ワットと呼ぶ。同じ500ワットでも、反射鏡の設計、電球の種類と質で、光の強さは変わる。それはともかくとして、1980年代、僕の水中撮影の全盛時代には、1キロワット、500ワットを2灯を普通につかった。バッテリーライトではせいぜい200ワットだったから、発電機を船の上に置き、ケーブルで電力を送る。あまり長いケーブルは、電力を減衰させるから、だいたい100mが限界だった。100mが行動範囲で、つねに船と結びついている。不自由だが、そのおかげで僕は生きている。水中ライトの電源供給ケーブルと、ビデオカメラの信号ケーブルが僕の命を救った。一方で、このケーブルが無かったために命を落としたカメラマンを何人かあげられる。富士山の忍野八海の地底洞窟に入り込んで亡くなった二人のカメラマン、神子元島でダウンカレントに巻き込まれた、NHKの南方カメラマンとガイドの二人、南方さんは浮上して亡くなったが、ガイドは行方不明のままである。もしも、ハイビジョンカメラがVTRと一体化せずに、太いケーブルで繋がれていたならば、すなわち、技術の革新がなかったならば、彼が命を落とすことは無かった。 ライトケーブルで繋がれていたためにカメラマンが助かった例は、少なくないとおもう。しかし、必ず頭上にボートを置き、発電機を回して電源を送るということが一般のダイバーのビデオ撮影に大きな妨げになっていたことは事実である。 当然、バッテリーライトも作り出された。僕たちの使っていたものは、24V 300Wであるが、バッテリーポッドは重く大きく、カメラマンとは別にライトマンをつとめるダイバーが必要とされた。NHKは、人的に豊富であり、ライトマンとカメラマンのチームワークが重視された。ライトマンがライトを当てたところをカメラが撮影するのか、カメラマンが狙っている部分にライトを当てるか、である。僕たちは、ライトマンを置く余裕が無いので、カメラに羽を着けて、羽の両側にライトを取り付けた。もちろん、安全性についても、撮影結果についても、ライトマンを置く方が良い。しかし、ライトが、ライトマンを自由に動かせないと言うもどかしさがカメラマンの側にはある。 1980年代の僕のライティングシステムは、500ワット2灯をウイングに付けて、両側に置くものだった。この方式では、ライトはフラットになり、変化のあるライティングはできないが、潮美の水中レポートシリーズでは、別のライトマンがライトを持つ方式では、フルフェースマスクのガラスにライトが反射しないように、自分がファインダーで見て反射を切ることができなかった。 小さくて、大きな光量を持つ安価な水中ライトができることが、一般のダイバーが水中ビデオ撮影が出来るためのキーであった。ハロゲン電球を使うことで、なんとかビデオライトとして、小型のバッテリーライトが使えるようになった。しかし、まだ、バッテリーライトでスチルを撮ることは、マクロ、近接撮影以外にはできなかった。 この数年、LED という画期的な発光体が普及して、小型であり、購入可能な価格で、1000ルーメン以上のバッテリーライトが手に入るようになった。今は、ルーメン、光束の量で光の強さをいう。1000ルーメンとか1500ルーメンである。しかも、電池の持ちもよくて、1時間以上の連続点灯が可能である。昔のバッテリーライトは、よくて20分の点灯であった。 1000ルーメンという光量は、デジタルビデオの撮影には合格点がだせるし、スチル撮影もまあまあ出来る。1000ルーメンのライトを2個並べれば、2000ルーメンになり、プロの撮影にもなんとか耐えられる。リサーチダイビングのための撮影ならば、1000ルーメンで、使える。これは500×2 でも良い。 ビデオ、動画の撮影の人工光はライト(今ではすべてバッテリーライトになったが)の使用以外にはないが、スチルの場合は、ストロボかライトの選択になる。もちろん併用もできる。 ストロボは、スチル撮影の主光源であった。プロは大きな光量で連続発光ができる大型ストロボを使用した。これも、時代の流れに沿って、どんどん小型軽量化したが、一番のポイントは連続発光である。今のスチル撮影では、毎秒何枚かの連続撮影が普通に行われる。これに追従できるストロボをプロは使う。 個人的に言えば、ストロボは常に発光不調に悩まされた。今でも、発光不良のsea&seaのストロボが何台もその辺に放ってある。サンパックというストロボメーカーの傘下に入ったのに情けない。何台もと言うことは、それだけ沢山買ったことになる。イノンのストロボは、1台だけで使っている。 発光不良があるということ、ストロボの大きな問題点である。僕の場合、使い方が乱暴であり、手入れが行き届かないということもあるが、使い方が乱暴で、手入れが悪くても使える道具と、手入れが行き届かないと使えない道具を比べれば、どちらが良いかは、言うまでもない。だから、僕の使っている道具は、たいていの場合、良い道具である。 ストロボのもう一つの問題点は、光らせて撮影した画像をみるまでは、色と光と影が確認できないことである。光の当たり方も自然光とのバランスも、撮ったものを見るまではわからない。デジタルカメラになり、それは直ちに見ることが出来るようになったので、フィルムの時代よりは、数等便利になった。しかし、ライトを当てて肉眼で見ることには及ばない。 もう一つこれは、僕の持っている、使っている器材の問題点でもあるのだが、デジタル一眼は、キャノンのイオスKISS 古いタイプといっても5年ぐらい前の型だろうか。そして、イノンのストロボには、かなり強力なターゲットライトが付いているのだが、このターゲットライトでは、オートのピント合わせができない。ピントが合わなければシャッターが落ちない。ピント合わせを手動にしたいのだが、レンズとハウジングの関係でそれは不可能。つまり水中で撮影するためには欠陥品だ。ライトを使わなくては、水中の暗がりで撮影することは不可能。これは、もはや、ストロボかライトかの選択の問題ではなくなり、水中の暗がり、もしくはナイトダイビングで合焦できる強さのライトを使うことが必須となる。
by j-suga1
| 2012-04-26 06:23
| 撮影
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