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辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2012年 07月 14日
わすれていた。7日、徳之島から古仁屋にもどる間に恒例の西瓜を食べた。青い海に赤い西瓜。本当においしい
7月8日 夜中の2時に体の揺れで船が走り始めたのを知る。 朝、これまでの最高の揺れだ。学生食堂までよろよろと歩を運び、酔い止めの薬を飲んでおく。船酔いのことについては、別にブログにかくつもりでいる。 本当にひどい揺れだったが、ドレッジを曳く採集が始まり、甲板にでる。奄美大島とトカラの中間にある大島新曽根で海底の海綿を剥ぎ取る作業だ。水深は約140メートル、数百メートルの深い水深から山のようにそびえていてその頂上が水深140mであり、こういう海底地形を曽根と呼ぶ。ドレッジの篭が上がってくる。なにやら一杯に入っている。全部が泥、砂、石だったら外れだ。上手くいって、海綿や着生しているヤギの類、が詰まっている。学生が、甲板で選り分け作業をする。でたらめに曳いて、これだけの海綿がはいるのだから、海底は一面に無脊椎動物が着生しているのだろう。ドレッジは古典的だが、いまなお効果のある海底生物採集、海底地質調査の手段である。 トカラ列島は、黒潮の中の島である。屋久島と奄美大島の間、北から口之島、中之島、諏訪瀬島、悪石島、小宝島と並ぶ。テレビの撮影をしていた時、日本列島四季物語、などという大型自然番組で2回、ニュースステーションで1回、水中撮影をしたことがある。強烈に記憶に残っているのはニュースステーションでの悪石島ロケだが、産卵に集まるトビウオを追って、鮫の群れがやってくるとく話に乗って、鮫の檻を二つも作ってでかけた。一つの檻には潮美を入れ、もう一つの檻から潮美を襲う?鮫を撮るということだったが、鮫はおろか、トビウオも集まらなかった。 トカラ列島は、黒潮の中の島である。屋久島と奄美大島の間、北から口之島、中之島、諏訪瀬島、悪石島、小宝島と並ぶ。テレビの撮影をしていた時、日本列島四季物語、などという大型自然番組で2回、ニュースステーションで1回、水中撮影をしたことがある。強烈に記憶に残っているのはニュースステーションでの悪石島ロケだが、産卵に集まるトビウオを追って、鮫の群れがやってくるとく話に乗って、鮫の檻を二つも作ってでかけた。一つの檻には潮美を入れ、もう一つの檻から潮美を襲う?鮫を撮るということだったが、鮫はおろか、トビウオも集まらなかった。 トカラ列島のダイビングは、基本的にドリフトダイビングである。日本列島四季物語の時には、流されて大変な目に遭った。これも話せば長いが、カメを追ってドリフトのコースを外れてしまって元に戻れなかった。 このメンバーと僕たちの使えるゴムボートではドリフトはできない。2-3ノットの流れだから、ドリフトしか方法はないのかと考え込むが、中尾先生のプランで、学生は船に残して、中尾・須賀・石川のチームと酒井先生、松永先生のバディ、潜水は5人だけにして、エンジン付のゴムボートだけで行くことにした。 中之島の港に入港接岸、僕の記憶の中では、口之島、中之島、諏訪瀬島、がごっちゃになっているが、中之島の港はこんなにも何もない港だっただろうか。漁船も一隻だけ、泊まりに来ているだけの漁船が浮いている。周囲にも集落もない。金環日食の看板が港の壁に貼り付けられてあるだけだ。そうか、金環日食のときは人が来たのだろうな。 波が高いので、冲には出られない。波が打ち寄せる岸にもボートは近づけられない。港から出て、堤防のテトラを廻りこんだあたりで潜水した。みんなに12リットルを使わせて、僕は10リットル、130㎏/m3の充填圧だ。 さすがに透明度は良くて、30mは見える。すぐにタテジマキンチャクダイとサザナミヤッコが泳いでいる。追うわけには行かない。何時もの通り、中尾先生が採集、僕が撮影だが、学生が潜らないので石川さんの手が空く、彼が採集物の収納をする。 うねりで体が揺られるし、うねりと海流で渦を巻いているような感じで、身体が安定しない。僕のタンクだけが小さいから、空気を節約するように体の動きを極力抑えようとするけれど、うねりで吹き上げられ、流に逆らってフィンを動かすので、あっという間に50になった。残圧20で、9.6m34分の潜水だ。中尾先生を石川にまかせて、一人だけ浮き上がる。ゴムボートが遠い。港の前あたり、堤防の陰にいる。大声で呼んだ。 ウエイトとタンクを揚げて這い上がる時に波でゴムボートにぶち当たって、肋骨がチクリと痛かった。肋骨を痛めたか、ウエットスーツの上から押してもそれほど、痛くはない。まあ、大丈夫だろう。 全員を引き揚げて本船に戻る。これで、すべての潜水を終了した。全員無事だった。 7月9日 ダイビングの器材、ゴムボート、そして採集品を梱包して宅急便でここから送ってしまう。 発送を終わって、食事と買い物に出た。中尾先生と一緒だから嫌な予感がした。7キロから8キロの距離は平気で歩いてゆく人だ。学生は慣れているし若いけれど、こちらは慣れてはいるけれど若くない。結局、2キロぐらいさきのスーパーまで歩かされた。なぜ、そのスーパーに行くかと言えば、三岳という焼酎をお土産に送るためで、それが少し安いらしい。 食事は、魚料理で、なんだかなーと言う味だったが、さつま揚げは美味しかった。仕事がほとんど終了したので、12時過ぎまで、学生たちと駄弁ってすごした。 7月10日 屋久島、宮之浦港出港、途中、一回ドレッジを曳いて、呉へ。 竹島堆でのドレッジは泥隗ばかりだった。イソギンチャクのような刺胞動物が、ちょっとと、青いゴカイが付いていただけだった。 8日に痛めた肋骨は、痛くなり始めた。肋骨をやると3日目ぐらいに痛くなり、10日ほどでなおる。打ち伏して、本を読んでいるくらいしかできない。揺れは少なくても、考えたり書いたりすることはやりにくい。脳が受動的になっている。この航海で読もうと持ってきた本で、「読者は踊る:斎藤美奈子」は読了、面白かった。そして、今は、「どうして僕はこんなところに:ブルース・チャトウィン」80%ぐらい読み終わった。この本を手にするのは二回目だけれど、今度は読了できる。旅の作家で、旅に死ぬ。この人の視点は好きだ。
by j-suga1
| 2012-07-14 00:24
| 旅行
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