須賀次郎のURL
辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2013年 07月 08日
7月6日
淡路島、湊港沖錨泊、0700抜錨 0800鳴門海峡通過 朝起きて、上甲板に登り、ネットをつないで、フェイスブックを見た。石川さんのスマホは、よくつながるのに、こちらのEMは、なかなかつながらない。それでも良いと思うことにする。つながり過ぎると、スマホに自分がコントロールされている時間が長くなる。 淡路島の由良と、和歌山県の加太 友が島水道を挟んだ二か所に潜る。流れが速いことが予想でき、心配している。ゴムボートから離れないようにする他ない。巻尺をたよりにする。中尾先生も酒井先生も、採集が目的だから、動き回りたい。流れのある場所では、海底の岩につかまって動く。中世浮力で漂うというスクーバダイビングの考え方を根本から変えなくてはいけない。ゴムボートが直上で追尾してくれれば、ドリフトも可能だが、エンジン付きのゴムボートは、広島大学の堀先生の海藻採集チームと共用だから、堀先生のスノーケリング採集の送迎と同時進行の使用だ。あちらに行っている時にはこちらにはいない。 朝食 突風が吹く可能性があるということで、鳴門海峡を前に反転し、小豆島にもどり、風の子島で潜る。午後は神戸港周辺に潜水。風の子島は、瓢箪島と大差ないのではないかと予想する。 風の子島 昨日同様、北大の学生は初心者。僕のチームは、自分が鍛えてきたということもあり、心配していないが、未知数の初心者はこの環境では怖い。よほど、断ろうかとも思った。しかし、研究者は、荒野を行く。初めてのことにもチャレンジしなければならない。それを手助けするのが僕の役割だから、断らない。しかし、事故が起こってしまえば、無謀と言われるだろう。この環境で重大事故が起こるとすれば、何が原因になるだろう?ただ、パニックが恐ろしい。自分も含めてパニックが最大の敵だ。身体の疲労、不調が、一番のパニックの元となる。 昨日、忘れ物になった巻尺の使用を確認する。自分が張れば良いわけだ。 ダイブコンピュータのログ 潜水開始 0916 潜水終了 1002 最大水深 14.1m 平均水深10.1 水温23.7℃ 採集した海綿 この風の子島は、ダイビングポイントになっているとのことで、良い磯根が10mあたりまで展開している。気にしていた流れはほとんどなく、巻き尺ラインを砂地にある岩のところまで延ばした。ここから先は砂地だ。 水の色は瀬戸内海グリーンだが、透視度は10mぐらいだろう。 中尾チーム3人はいつものように採集、撮影をスムースに行った。須賀はマスクマウントのGoProと、中尾先生のキャノンで撮影する。キャノンは、標本の記録だから、こちらでは使わない。 メバル幼魚の群れがきれいだったので、撮影した。キャノンに着けたライトをあてているのだが、やはりライティングはうまく行かない。 酒井先生が連れてきた北大の学生2人は、昨日の子が、C-カードを取って、経験が3本、今日の子は、屋久島で体験ダイビングを2本というキャリアだ。 はぐれさえしなければ、パニックにさえならなければ、大丈夫だし、パニックになったところで、二人で支えれば事故にはならない。石川さんを信用し、巻き尺ラインのシステムを信じよう。 酒井先生のグループが見えたので、接近して様子を見た。大丈夫、安定している。先生が採集、学生が収納、石川さんが見張っている。システムが機能していれば、一人が四人のゲストを管理する体験ダイビングよりも安全だろう。それに学生のフィジカル能力は高い。パニックにもなる様子はない。 流れもでることがなく、巻き尺を巻きながら元に戻り、浮上した。 無事終了した。強風で神戸にも潜れそうにないので、本日はこれで終了。 港に入港すると、恐怖の遠足がある。なんで研究者、学者というのはこんなに歩くのだろう。一昨年だったかの長崎入港の時は長崎を歩き回り、死ぬかと思った。 多分、彼らは高校から大学時代、一時期死ぬほどスポーツをやったに違いない。僕の持論だが、「人間は生涯で3年は死ぬ気でスポーツを、3年は死ぬ気で勉強をしなければいけない。」をやった人たちなのだろう。僕も3年は死ぬ気でバスケットをやったから、今も生きていて、彼らと一緒に歩ける。一か月分ほど歩いたので、雨が大降りになったのを幸いとタクシーでもどってきた。明日のダイビングのために体力を温存する。若くはない。 中華街まで歩いて、飲茶。行き当たりばったりの店だったがおいしかった。
by j-suga1
| 2013-07-08 06:04
| 旅行
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