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辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2016年 02月 09日
ダイビングの安全とか危険とか考えるときに、スタイルという言葉をこのごろ考える。
これまではオペレーション、運用ということを大事だと、シンポジウムなどでも取り上げてきた。勿論運用は重要だが、そのもう一つ上の概念があると思う。それが、スタイルで、あり方、という表現も出来る。別の表現があるかもしれない。 まだ、漠然としかつかまえられていない。 ブログを書くことで考えているから、そして、走りなが考えるというのが、自分のスタイルだから、一緒に考えていただけたら良い。いい加減といえばいい加減だが、ダイビングについて、固執しる主義主張があるものでもない。思いつきのレベルのことを書き留めている部分もある。 スタイルに影響するのは、道具、機材、ハードであり、それと、歴史、時代による違い、国民性、国のあり方、目的目標によるちがい、例えばレジャー、レクリエーション、スポーツ、作業、港湾土木、漁業、サイエンス、地域場所、海況による違い、それらが複雑に絡み合って、そのダイビングのスタイルが生まれる。スタイルという言葉がてきせつであるかどうか、まだわからない。とにかく、仮にスタイルとしよう。一つのスタイルでは、正しい、安全とされることが、別のスタイルだと危険と思われることもある。 細かく論じていくと際限もない。その際限もない議論が、ダイビングの安全に関して、重要であり、大きいと僕は考える。ところで、困ったことに、その議論もスタイルによって、まるで相反してしまい、議論にならない事が多い。 具体的な例はいくらでもあげられるが、海上自衛隊の機雷処理のすたいると、海洋保安部の特殊救難隊ではスタイルがちがう。甞て、その両方の訓練をテレビ取材したことがあるが、まるで違う。 良否、正否ではなくて、スタイルを見て、論じていくことが、安全、危険についての判断、に繋がる。 そういう例がたくさんある。中田さんという人が唱えている、スクーバダイバーは致死性の高い商品スポーツだという。これも一つの視点から見るスタイルである。 PADIとNAUI、SSI、CMAS JUDF その他もスタイルが違う。あまり変わらないと見ていたのだが、次第にスタイルが違って、離れていくようにも見える。 これらのどれ一つを取り上げても、議論ができて、それは安全か危険かの議論、判断につながっていく。 まあ、そういうことなのだが、その議論が日本では、全く展開されていない。再度繰り返すけれど、正否、良否ではない。違いを議論して、違いを知り理解して、それぞれで適切な手法手段を講じて行かなくてはいけない。 これは個人的な見解だが、ダイビングの多くのスタイルにおいて、安全第一では決して無い。安全と危険の折り合いを取っていく、そのスタイルであるという見方もできる。 未だ、確固とした整理が出来ていないことを書いているが、そういう見方がダイビングを論ずるときには必要だと思う。 体系付けられて居ないのに、各論から考えてしまうのだが、だんだん整理できれば、何とか体系づけられるかもしれない。して行こう。 実は、僕のやろうとしている80-80計画が安全とみられるか危険とみられるかは、スタイルによって異なるということが言いたかったのだが、考えているうちにとんでもないところに来てしまった。 さらに、ここまで来てわかったことなのだが、運用、オペレーションは、何のためらいもなく、自由に論じることができるのだが、スタイル、あり方を論じると、そのスタイルで生きている人を非難することになりかねないし、それはやりたくない。でも、それをやりたくないというところが、ダイビングと言う世界、日本という社会の特色化もしれない。年を重ねると、怖いものが無くなるのではないかと想像してきたが、その逆で、みなさまのおかげで生きさせてもらっているという意識が生まれて、批評批判することができにくくなった。 まずは、高気圧作業安全衛生規則について見ていこう。 これも国が押しつけた強烈なスタイルと見ることもできる。この規則による国家試験の講師をやっていた頃、ここには、実際、リアルなダイビングの世界とは別の潜水士ワールドというようなものがある、と説明していた。 潜水士テキストという本を書く人が日本のダイビングのスタイルを決めていってしまうのだ。そして、ソレは日本の法律、規則によって強制される。 世界でこのような規則があるのか無いのか知らないが、アメリカには無いと思う。NOAAというのがあり、DANというのもあるけれど、規則で縛っていることはない。 日本にはこの規則がある。だから、そのことが、根っこのところで、アメリカの団体には理解できない。理解はできても、承伏はできない。でも、規則だ。 誤解されると困るので書いて奥が、この規則に反対しているものではない。反対しても意味は無い。無くなることはない規則である。ならば、できるだけ良いものにして、行きたい。そして、この規則、このテキストを論じることは、国との論争になるから、個人攻撃、他人のビジネスを阻害するということにはならない。その意味で、もっとろんじられても良いと思う。 僕の8080計画も、この規則とは無縁ではない。この規則の最近の改訂がスタート地点でもある。すなわち、空気を呼吸して40m以上潜ってはいけないという規則である。 従来の状況から、40mは困る。せめて60mだろうと考えるのだが、この議論には勝ち目がない。安全は水深と反比例するし、まあまあいい線だ。
by j-suga1
| 2016-02-09 14:04
| 潜水士
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