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2016年 08月 22日
西川名ー2 2回目、11時30分集合、緑は、寒いからとパス。僕も、石川君から5mmにしますか、と聞かれて、面倒でもあるので、寒くなったら上がるので、事故防止になる、と、やせ我慢をすることにさた。
船に乗り込もうと歩きながら沖を見ると、潮波がみえる。風と潮がぶつかって立つ波だ。ブイの地点には波は見えない。営業である石川君および、そのスタッフには、許容範囲なのだろう。 マスクマウントは着けないで、ニコン・クールピクスを持って行くことにした。キヤノン一眼の上にGOPROを着けるから、それで、3台だ。4台は多すぎる 。 エントリー寸前にキヤノン一眼をキャンセルした。ニコンに絞ろう。流れが来る可能性がある。ダイブマスターがキヤノンを持ってくれるだろうが、流れがきたときに、僕のサポートと両方になったとき、ハウジングに衝撃を与える可能性がある。このハウジングは衝撃には弱い。前に、飛び込んだ衝撃で沈没したことがある。 となると、キャノンの上のGoProは、マスクマウントにしておけば良かった。潮の流れの体感がとれる。何処で発表する予定はないが、僕の撮影のポリシーは、アクション&アドベンチャー(アアク・ファイブ・テレビのAACは、アクション、アドベンチャークリエィティブ)だ。 付け替えている時間がない。ニコンだけで発進する。まだ、流れは感じない。イサキのトルネードと大きなモロコのツーショットを撮って「豊かな海」の表紙にしよう。迷わず直行する。
ニコンの液晶の方が、一眼のファインダーよりもみやすい。 イサキを見上げて撮るが色が気に入らない。プリセットをしておけば良かった。この状態撮影中の現場で設定はちょっと困難、ニコンでは、おまかせ、風景、オートの三つからの選択だ、選択と言ったって、オートかお任せだから、どこが違うのだ、と、つっこみたくなるが、おまかせよりオートのほうがましに見える。とりあえずオートで撮っておく。 デジタルは若干の補正は簡単にできる。連写の設定にしておけば良かったと思うが、これは、画質が落ちる。 動画でも撮っておく。 モロコについては、自分なりになっとくのシャッターを押したし、文ちゃんとモロコのツーショットも撮った。 10分も潜っていないが帰ろうと指示する。潮波が頭から離れない。流された経験は数えられないが、昔は泳力があった。今でもダッシュ練習は欠かしていないが、昔のように400mではない。50mで息がきれてしまうことを確認しているだけだ。 安全停止をするよりも、安全停止などしなくて良い時間をダイブコンピューターは指示するべきだと思うが、文ちゃんのダイブコンピューターに従うことにブリーフィングで決めている。
安全停止で、波で上下するボートで、ロープがしゃくられる。手を離して中性浮力で静止しても流されはしない。流れはわずかだった。 エキジットはタンクははずして上げてもらい。フィンは、片足を簀の子の上に満ち上げてはずしてもらい、ほとんどストレスなく上がった。ボートダイビングでは、タンクは上げてもらうことに決めている。だから、上げやすいようにBCにウエイトはいれない。
僕たちはほかのグループよりも5ー10分早く上がっている。みんなが上がるとき潮がかけてきた。引き上げるのに難儀をしている人もいる。タンクをはずすことをしないのでタンクと人間を一緒に引き上げなくてはならない。 タンクをはずしてしまうとボートから岸に上がるときに手間がかかる。この船は上がってからタンクを背負ったままベンチに腰掛けることが楽にできるように工夫されている。
流されないためのガードロープが身体に絡んでしまって、最後ははずしてしまったが、このガードロープも何か枠にして浮かした方が良いようにおもう、やってみなければわからないが、やってみる価値はある。 体力、身体能力がどんどん落ちてくるとそれを補う物理的な道具を考えるようになる。それは、体力・フィジカル能力の強い人には理解しにくい。 体力が落ちたら、ダイビングはやめるべきというのが、今までの考えだ。体力を健康と言う言葉に置き換えてもおなじことだ。高齢は病気だ。
危ないからやめる、やめさせる、高齢化の時代になり、半数以上のダイバーが60歳を越え、やがて70を越え、80を越える。ぼくが60歳の時は、ダイバーは60歳定年の議論をしたことがある。安全第一ならば60歳は限界だろうか? そのことを真剣に考えたとき、どうしても安全をとる、つまりやめさせる方向で議論が進む。このことは現在の僕のメインテーマだから、また議論するが、せっかく介護保険を払っているのだから、無駄にしたくはない。そんな風に僕は考えない。 今度の潜水も高齢の方、それでも、僕より年下のグループがいて、更衣室で僕に心配そうに聞いてきた。ここは、流れが速いと聞いているのですが大丈夫でしょうか。おやめなさいとはいわない。今日はたいした流れはないと思います。と答えておいた。たいした流れになった。何も危ないこともなかった。
石川君に新しいボートを作れて、良かったね、とお祝いを言った。古い船はストレスの固まりでした、と答えが返ってきた。 インドネシアでのエンジン停止のトラブルについて書いたばかりだったから、良く理解できた。この仕事を続けるために、このボートは必須だった。
西川名は、できたときから知っている。最初はスガ・マリン・メカニックの社員がスタッフをしていたこともある。今、富戸にいる大西はその一人だった。それからの変転、ぼくも何十回ここで潜ったかわからない。そのストーリーはまだ書けない。
次は撮影のことを書こう。
by j-suga1
| 2016-08-22 19:13
| 旅行
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