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2017年 05月 10日
6日午後 ボートダイビング 人工魚礁 富戸から、いわゆるレクリエーションのボートダイビングで船に乗ったのは初めてだった。 人工魚礁に潜るのだが、その前に人工魚礁のことを少し。人工魚礁については、度々書いているけれど、僕の専門分野だ。大きく分けて二つ、1。5m角の立方体のコンクリートブロックを積み上げる形と、一個、単体で大きい構築物になっているものがある。単体の方は、まるで鉄塔のように高いものもあれば、まるで一軒の家のような形、鉄製もあればコンクリート製もある。それぞれメーカーがあり、製品には名前が付けられている。 今度のメンバーの玉田さんのお父さんは、その人工魚礁を作っていた住友セメントと言う会社の人工魚礁部門の部長さんだった。玉田さんのお父さんと組んで、実は、赤沢に多目的魚礁というのを沈めたことがある。それについては、けっこう長い話になるから、いつかまた、近いうちにということにするが、僕と赤沢の縁でもある。 そのような大型の魚礁の商品名にピラミッドというのがあるものだから、そのピラミッドがここに沈められているのだと想像していた。ガイドを頼んでいる大西のブリーフィングでは、これは、その商品名のピラミッドではなくて、1。5角ブロックが、ピラミッドのように山積みになっているものだという。
ここで、カメラのことを話す。僕が使うメインのカメラはウエアラブルカメラで、マスクの上に取り付けたマスクマウントと、ライトを着けたステイにウエアラブルカメラと、デジタルスチルを並べて取り付ける。ウエアラブルカメラはマスクも手持ちのステイも動画を撮り、スチルはスチルカメラで撮る。スチルは、ニコンのクールピクスAW130 と、オリンパスのTG-4だ。TG-4は、良いカメラだが、耐圧が15mまでしかなく、お台場では浅いから良いが、海では怖くて使えない。別売りのカプセルを買えばパーフェクトだが、裸では、水密機構が今一つ信頼できない。先日のお台場で、水没ではないものの、レンズの内側に曇りがでて、シリカゲルを入れたタッパーにいれて、養生しているところだ。 カプセルを買うべきか、耐圧30mのニコンを買うか迷ったのだが、ニコンの方がおもしろい、とニコンを買ってしまった。 一日のレンタル料が20万、30万のカメラを使っていた時代、アクアマリン福島について書いた時代は、ほんの15年前だが、今は昔だ。ニコンを買えばtgー4のハウジングは買えない。そのカメラがお金を稼がない。のだから、買えない。買わないのがプロの生き方だ。かなりのやせ我慢であることは、認める。 先日の福島原子力発電所の撮影は30mを越えた。自分の手元にあるカメラで30mを越えられるのは、そして、防水の確実なのは、10年前のsea&seaのGZだ。それを使ったら、テレビ取材のカメラが、その古いカメラをフォローしていて、少し恥ずかしかった。しかし、撮った写真はまあまあだったので、今度のGWツアーでもそれをつかった。
さて、タンクを背負って、階段を降り、船に乗り移るのが少し怖かった。転んで骨折をしたら若い人とは違うのだ。 ウエイトはさらに減らして、ベスト4キロ、ベルト4キロ、合計8キロにした。 みんなが飛び込んで、僕はラスト、僕の後が大西だ。飛び込むと少し流れがある。みんな潜降ロープを使わずにすでに下の方だ。僕もヘッドファースト、久しぶりだ。僕の潜降速度は、速すぎるほど速いのだが、大西の後を追っている。ヤクザなドライフィンのおかげでのろいのだ。 運がいいことに、透視度は、15mは越えている。 底に着いて、習慣的にメンバーの数を目で追うが、緑と河合先生、小山君を確認したあたりで、大西の指示で、ガイドロープに付いて進む。 本当にピラミッドのように雄大に積み重なっている。このような積み方は、おそらく1950年代か、1960年代のはじめだろう。知らなかった。富戸の漁協とは、東亞潜水機の時代に取引があり、海洋公園も近いし、シャチブリという深海魚が現れた時には、富戸の水深50mまで行ったのに、ここにこんな雄大なピラミッドがあることを知らなかった。人工魚礁の専門家でもあるのに。 これを見ただけで、今回のツアーの成果があったと言っても良いだろう。 次からは、富戸に来たら、この魚礁を必ず予定に入れよう。 付着生物もきれいで小魚が霞のように群れている。小魚はネンブツダイではない。細い魚だ。例によって、魚の名前を忘れた。クロホシイシモチか? キンギョハナダイもいる。 上の方に中程度のイシダイが2ー3尾見えた。 何段積みになっているのだろうか。5段としても8m弱だ。もっと高いような質感がある。調べてみたいけれど、なにか資料があるだろうか。入り組んだ中の方はどうなっているのだろう。 何よりも不思議なのは、僕がこの魚礁を知らなかったことだ。
そろそろ、戻り始めた、ピラミッドの裾野の端で、きれいなキジハタを見つけた。「豊かな海」という水産関係の法人の機関誌を撮っている。それに使える?と思ったが、みんなはどんどん通り過ぎて行く。留まって丁寧に撮る時間は十分にあるのに、流して4枚ぐらいシャッターを押す。潜降索に取り付くと、もう緑たち親子は、7mぐらい上に上がっている。そのままの間隔でロープをたぐって行く。見下ろせば、小久保は、まだ、離れた方向に泳いで行こうとしている。彼のパターンなのだ。ソロダイビング云々という話題が最近あったが、彼はいつもチームの中でソロをやっている。僕も、昔は一番あとに上がった。ガイドの大西は、スクーター、DPVで走り回っている中川河童隊をフォローして浮上する。この魚礁の全体像を短い時間で撮影調査するには、DPVが良い。撮っているかも知れない。中川たちは、そのオペレーションの練習に来ている。 フィジカルが衰えてから、ボートに上がるその時が怖い。恐怖心を大事にすると言うのが安全の基本だから、大事にして、不安を抱えて緑が上がるのを見る。緑のお父さんが僕のフィンを脱がしてくれる。割合、登りやすい梯子でよかった。河合先生と小山君のバディは、既に船の上に戻っている。続いて寺内、玉田、藤本組、その後に小久保、さらに後に河童隊、大西は船の上から重いカメラとDPVを引き揚げる。この手際の良さは、僕の撮影チームだった頃からのもので、鍛え上げられている。それぞれのチームでオペレーションの手順があり、その手順の中にいれば安心できる。 マスクマウントのウエアラブルカメラ、ここでは、SJ を使ったが、そのすべてを撮影記録している。マスクマウントは、日本水中科学協会が、2011年の福島調査で使い始め、2012年のシンポジュウムで発表したものだが、今度のツアーで2回マスクから外れた。2回とも陸上、船の上での準備中だったから良かった。ソケット部分が磨耗したのだろうか。このソケットは、水中で取り外して作動の確認、場合によっては手持ち撮影ができる優れたものだが、考えなくてはいけないかも知れない。
撮影の結果、sea&seaのGZがNGだった。流し撮りでブレているのだ。緑の顔を撮った一枚だけが止まっている。カメラはきちんと構えて静止させて、シャッターを押さなくてはいけないのが基本だ。それをしていない。このハウジングは、液晶の覗き窓部分に、水中で見にくくするためとしか思えないスモークを使っている。どうせ見ても見えないとカメラを構えていない。それにしても静止いていないのがいけない。マスクマウントの方が、静止してオブザーブしている。反省しよう。で、ここでのスチルは使い物にならない。 そろそろ、まともなカメラハウジングを買わなくては、と考えないではないが、僕のフィジカルでは、大きいカメラを持って、エキジットできない。もう一度この古いカメラでどうやったら、必要な絵が撮れるか考えて、テストをやり直さなければいけない。
高齢ということ、使えるものを労って使っていくことなのだろう。自分の身体も含めて。 潜水開始 14時20分 最大水深 24.3m 潜水時間 28分 水温16度 透視度15m 人工魚礁論を少し。 なぜ、僕がこの魚礁を知らなかったのだろう。考えてみれば、富戸からレジャー対象のボートダイビングの船に乗ったのは、これが初めて。ボートダイビングは赤沢専門だった。 そして、この人工魚礁が人の評判にはなっていなかった。僕は人工魚礁の専門家だから、この人工魚礁にとても興味を持つが、一般のレジャーダイバー―にとっては、自然の礁と同じだろう。 人工魚礁は、自然礁と比べることが一つの基準になる。 以前、富戸の日吉専務と富戸にレジャーダイビング用魚礁を入れる提案で話し合ったことがある。日吉さんは言う。千葉県の館山は(内房、波左間あたりのことだ)良い自然礁が無いから人工魚礁が必要だと思うけど、東伊豆は良い天然礁に恵まれている。だから、お金をかけてまで人工魚礁は必要ない。人工魚礁もすでにあるし。 日吉さんはそのとき、ピラミッドのことを言った。僕は富戸のピラミッドを見たことが無く、大型単体魚礁の商品名だと思った。1.5角ブロックの積み上げピラミッドは、人工魚礁としては雄大だが、それでも、天然の礁に美しさに及ばない。 定置網に魚を呼び寄せる効果についても、人工魚礁の大きな役割だと考えているけれど、それについても、砂地ばかりのところと、天然礁が多数あるところでは、別だろう。僕としては、富戸の人工魚礁は役に立っていると思うけれど。 それはそれとして、富戸のピラミッドについて、もう少し調べたい。ピラミッドの内部の状況とか。秋口になって時間があれば、人工魚礁研究会で出かけて来たい。
by j-suga1
| 2017-05-10 16:34
| 旅行
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