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2017年 10月 30日
1996年から始めているから、今年で21年目になる。最初の年は年に3回だったが、 年からは月例になった。外的な条件があるので、たとえば東京オリンピックなどというものがあるから、中止させられるかもしれないが、水中の同じ区切られた区域を毎月潜水して調べる。それが30年続いたとすれば、何かになるだろう。最初はそんな目標がないから、ただ楽しくダイビングができれば良かった。だから、あんまり資料が残っていない。研究は研究者個人のものと考えていたので、一緒にやっていた風呂田教授の実にはなったと思うが、研究会としての資料になっていない。そのことを考えたのは、なんと20年経過した、今年あたりからだ。 ずいぶん無駄な年月を消費してしまったと、仲間のリサーチ会社沿岸生態系リサーチセンターでグチをいったら、なんにも考えないで、ただ楽しさを追求したから、長続きしたのでしょうと。その長続きの中で、個人としての研究者がそれぞれ、それなりの成果をあげることができた。だからそれで良かったのだ、と、なぐさめられた? しかし、ここからは、違う展開にしよう。毎年、それぞれの成果をまとめて報告書を作ろう。前にも4回ほど報告書を作っていて、それが成果ともいえるのだが、ここからは、できれば毎年、報告書を作りたい。自分にやることが多すぎるので、どこまでできるかわからないが、とにかくやろう、と公言した。 まず、自分のやることだが、あんまり難しいことはすでにできない年齢だ。それに、ワークショップ、シンポジュウム、福島第一の調査、最新ダイビング用語事典②のダイビングの歴史の製作もある。自分の寿命をあと2年と想定して、できるだろうか? できない。でもやらなくては。
ということは、あんまり大変なことはできない。 そこで、とにかく、ダイビングのエントリーからエキジットまでの全行程をウエアラブルカメラで回しておく。それを保存する。とりあえず、それだけにした。これまでは、回していても、編集して、良いところだけを保存していた。これからは、全部、全行程を保存する。
カメラはタイムインサートが映像上に記録されるSJ4000を使う。GOPROが伝統的にタイムインサートができない。その意味はわかるのだが、ここでは使えない。幸い、GOPROよりはSJの方が安く。お台場②限定しては、SJの映像は悪くない。 スチルと同じ台にのせて、良いなと思うところがあったら、スチルも押しておく。が、メインは連続したラインを想定した動画の全保存だ。 もしもこれが、1996年からやれていたとすれば、すごいことだった。今更だけど、ならば、今からは、絶対にやり遂げなくては!! ☆★☆ ところで、29日、台風22号の接近で雨、雨の決行は、当然だけど、つらい。尾島さんのテントが頼り。そのテントを使うために占用許可をとらなくてはいけないと、先々月、公園管理事務所に叱られた。では、と占用許可を申請した。都合4回、港湾局に出向いて、占用許可をもらった。毎月500円の地代がかかる。でも、占用という気分は悪くない。 しかし、テントがあっても雨は雨、少し助かる。程度だ。 10月16日に、波左間でエキジットで膝を傷めた。これで4回目だから、ガラスの膝だ。3回のうち、2回は、お台場でエントリーするときに傷めた。ウエイトを12キロ、15キロのタンクを背負って、計、27キロを背負って、砂浜の穴に足をとられた。 だいぶ良くなったが完治ではない。少し痛い。タンクを持ってきてもらって、水中、膝立ちで背負わせてもらおうかと思った。が、いつものように背負って、歩いて波打ち際まで行った。いつもは誰かに、フィンのストラップを引っ張ってもらうのだが、尾島ママは、エントリーして泳ぎ始めようとしている。今回は学生が来ていない。仕方ない、右足は、なんとかストラップを引けた。左はできない。ひねるのが怖い。足をポケットにつっかけた状態で、膝下まで後ずさり、そこで、ひざを突いて、後ろ手でストラップを引っ張った。うまくできた。今後もこれで行こう。 SJのシャッターを押し動画の記録開始、潜水開始だ。スノーケルで少し泳ぎ、スクーバに切り替えて、体を沈めて、石の点在を覗いていく。
9月10日にあんなに群れていたマハゼが姿を消した。小さいのも大きいのも全員そろってどこかに行ってしまった。どこに行ったのだろう。もしかしたら、お台場の深みの、水深5m域のヘドロか?許可を取っている調査区域外なので、行かれない。行ってしまおうか?でも今日は、自分の想定したラインの連続撮影がテーマだ。
透視度は1mほど、お台場としては、悪くはない。 マハゼが居なくなって、交代で出てくるのは、ウロハゼだ。終点の杭の下にいたので、スチルも撮影した。大型のマハゼと同じように見えるが、体の斑点がちがう。マハゼの方がスマートだ。
k 杭の下のウロハゼ SJ4000での撮影 ウロハゼ TG4 他のハゼ、チチブもアカオビシマハゼも、少ない。 マガキを割って魚を集めよう。 ところが、牡蠣に付着生物が付いていて、生きているマガキが見分けられない。 アカオビシマハゼ、白く見えるのだ割った牡蠣 痩せている。 できれば同じ場所、戻ってきた岸近くでやりたい。 痩せた牡蠣を割ったが、魚が集まってこない。そうだ、来月からはソーセージを持ってこよう。牡蠣の消長に関わらず魚を集められる? 少し、寒くなりかけるまで待って、ようやく、アカオビシマハゼが出てきた。しかし、がつがつと牡蠣につっこんで行かない。なんで出てきたのだ。 アカオビシマハゼ TG4 問題はエキジットだ。 膝立まで行って、フィンを後ろ手で外す。問題は立ち上がりだ。膝に負担をかけたくない。思っていたよりも容易に立ち上がれた。エキジット 足をひねったら終わりだ。本当にcm刻みで足を前に出して歩く。足が水からでて、足下が見えれば、歩ける。水道のあるところまで歩いて、タンク脱ぎ、ウエイトを外す。 エキジット11時44分22秒 潜水時間は1時間と4分 雨もあり、一応目的の撮影も終わったので、膝をかばって潜水は一回だけにした。
by j-suga1
| 2017-10-30 18:14
| お台場
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