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2018年 06月 30日
この10年は、ほとんどボートだったから、ビーチについて、全く事情はしらない。たしか、沖縄でのスキンダイビングのロケーション、参考書を買ってあったはずだが、必要になって探すと見あたらない。 聞けば沖縄本島では、ビーチからのスキンダイビングはやらせない、とか。噂だけにしても信じられなかった。スキンダイビングは、ダイビングの基礎、大本ではないのか。 スノーケリング、スキンダイビング、フリーダイビングの区別、線引きも、スキンダイビング・セーフティの改訂版で提案したばかりだし。どういうことなのだと知りたかった。 ライフジャケットを着けたスノーケリングは、安心だ。フリーダイビングは、自己責任が明確だし、それにいろいろ安全策を講じているようにみえる。 スキンダイビングがよくわからないものになりかけているのだろう。 スキンダイビングもスクーバもほぼ同じ程度危ないとすれば、スクーバダイビングはダイビングショップが管理できるから、責任はダイビングショップにある。スキンダイビングだってダイビングショップが管理すれば良いのだが、ショップに行かなくてもスキンダイビングはできる。ダイビングショップがスキンダイビングに熱心ではない。スノーケリングツアーのほうが商売になるし安全だ。スキンダイビングは監視の眼がとどかないおそれもある。 沖縄では、スキンダイビングは、わけのわからない谷間におちている。ということだろう。 この日、本部にあるゴジラチョップというポイントに行く。略してゴリチョ、有名なポイントらしいが、僕は行ったことがない。スクーバでもビーチエントリーの良いポイントらしい。 海は凪で、流れもないようだ。滑るので危ないが、タンクを着けていないから大丈夫?、という階段になっているスロープからエントリーする。別にスキンダイビングが禁止されているようには見えない。ただ、泳ぐ人はマスクとスノーケルを着けていれば、ライフベストか、腕に取り付ける浮き輪を使っている。つまりスキンダイビングはしていない。スノーケリングだ。一人だけ、地元の人らしいスキンダイバーが泳ぎ出して行った。観光的にはスノーケリングが定着している。 沖縄本島あげて、溺死者を皆無にしようと努力しているのだ。それに反対することはできないが、こちらはとにかく潜らなければいけない。 溺死を無くすには、物理的な手段が絶対的である。僕がスクーバで死ななかったのも、危機一髪の時にロープが、あるいはケーブルがあった。 物理的な手段としてはライフベストが一番確実だが、着けていたのでは潜れないから、浮子は、手でつかまる。潜るときに手放せば良い。これは海女の浮樽と同じようなもので、伝統的とも言える。 ゴリチョは、水深5ー6mで、サンゴも美しくないし、魚もクマノミ程度だが、練習には、良いところだ。 浮子の操作体験という海洋実習らしい海洋実習ができた。これまでの海洋実習としてベストである。 次回、来年の実習には、二人に一個ずつ魚雷型のブイを持たせることになるだろう。 ブイがあることによって、一人はブイにつかまって、バディの潜るのを監視できる。 全体的に見て、スキンダイビングとは何なのだ。その範囲と実施する場合の安全策を決めて置かなくてはいけない。改訂版スキンダイビングセーフティにのべたが、水深は10m以内、息こらえ時間は1分程度、それに加えて、二人(バディ)に一個の浮きを持っている、曳いていることとしたい。あとはその変形だ。 またここで僕は撮影の失敗をしてしまう。波左間の失敗の後遺症とも言えるのだが、マスクマウントの動画、GOPROもAKASOも持ってきていない。スキンダイビングで使いやすいマスクマウントのマスクが、紛失中だったのだ。車の中に忘れていた。なんとかOlympus TG-4とNikonAW1300で間に合うだろうと判断した。しかし、ゴムボートだとかブイのテストは、ダイバーの目線、マスクマウントの動画が最適なのだが。
by j-suga1
| 2018-06-30 18:51
| 旅行
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