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2018年 10月 28日
東京海洋大学 千足先生にお願いしてライン調査
尾島ママ、小林さんが参加。 千足メンバーは、大学院学生1名 助手の女性、今度名前聞いておこう。ごめんなさい、忘れている。3名のチーム。50mの巻き尺3本 150mならば、終点の杭までいくだろう。 僕だけがドライスーツで、ほか5名はウエットスーツ、水温は22度 かなり寒いはず。僕の体調は、毎度の通り、調子がわるい。朝、荷物の積み込みがつらかった。 水に入って泳ぎだせば、調子がよくなるだろう。
千足チームと一緒にエントリー。 レッグウエイトを着け忘れたので、足が浮くけれど、まあまあのバランス。
ゆっくり泳いで 全コースの動画を後で見れば、ライン調査と参照できる結果が得られるはず、とゆっくり進む。 カメラはAKASOがメインのつもりだが、Olympus TG-4のスチルもしっかり撮る考え。 AKASOをメインにする理由は、このカメラが、一番シャープな感じで撮れる。タイムインサートの位置(左上、表示の大きさが小さい。このカメラだけで、棒の先も良いのだが、画素数など、真の画質も記録としては必要なので、重ね餅カメラを使っている。 透視は良い。濁った水が上層で、二層になっている。
マハゼはほとんど姿を消している。先月、このまえの9月16日にはまだ小さい形も多数居たので、大きい個体が産卵の為に深場に降りた、というのでも無さそうだ。大小すべて消えた。産卵する大型個体だけが消えるわけではないのだ。 大感謝祭で、マハゼの専門家の古川さんとお話しできて、今年のマハゼは、9月から忽然と大きい個体が姿を現したという。お台場もその通りだったので、お台場、僕のリサーチ海域は、マハゼのバロメーターになっているなあ、との感触を強くしている。その大型のマハゼも、小さかったマハゼも姿を消して、マハゼは、ほぼゼロ。秋の東京の風物詩ともいえるマハゼ釣りは、悲惨だろう。 マハゼと、おそらくは、住み場を分け合っている 雑ハゼ?チチブ、アカオビシマハゼ、アゴハゼの姿は、濃くなっていて、中間点70ー80m点、終点が150m?(これが今日の千足チームのライン調査でわかるが)その中間点、倒木の少し手前の、「奥の深い重なった石」で、腰を落ちつけて見ると、ちょろちょろと 雑ハゼが数尾往来し、隠れん坊をして遊んでくれた。後でAKASOのテープを見たのだが、このような感じは撮れていない。超広角でも、人間の眼の見る範囲の方が広いのだ。 最終定点の杭に行き着く。このあたり、濁っている。 杭が横になっていて、隙間を作っている。必ず何かが入っているミニ魚礁だ。マハゼが去っていれば、マハゼよりもやや大きいウロハゼが入っているはず。しかし、ウロハゼもいない。雑ハゼもいない。何もいない。こんなことは、初めてだ。 戻って、角石ブロックのところ、これが杭の列の基点、終点なのだが、この季節には、 シマイサキの稚魚がいる場所だが、見えない。何も居ないと思ったら、ちらりと動く姿、トサカギンポの小さい個体。動かなければ見つけられないのにチョロチョロ動く、Olympus TG-4で追う。焦点が合ったという緑の合焦マークを見てシャッターを押しているのだが。 そして、追っていくと、その先に、穴の奥に青黒い頭が見えた。マアナゴだ。7月22日に会った奴と同じのようだ。多分、いくつかの穴を持っていて、このあたりに住んでいるのだ。腰を落ち着けて撮ろうとした瞬間、足が浮いた。ここまで、バランスよく水平で泳いできて、このごろ珍しいバランスだと思っていたのに、浮き始めると、微調整では止まれない。1mは浮いて身体を立てて空気を抜かなくては、バランスは取り戻せない。高齢で下手になっているのだが仕方がない。体勢を立て直して、戻るが、もうアナゴは穴の奥に引っ込んでしまっているのだろう見えない。 戻ることにする。後で画像を見たが、Olympus TG-4は、やはり、ボケている。AKASOは少し良い。やはりお台場は棒の先カメラにした方が良いのか。 帰りは千足先生の曳いたラインに乗ってラインを撮影しながら戻る。 50mの巻き尺3本、その端に、レッグウエイトを巻いて留めている。戻りだから、三本目、二本目一本目と逆順になる。三本目の中程で、千足先生たちに出会った。カメラを向けたが、動きが早くてうまく撮れなかった。うちあわせてポーズをとってもらえばよかった。 いま、スキンダイビング・セーフティの改訂の話がでている。その中の一つのテーマとして、研究者のフィールドワークはスキンダイビングで、を考えている。そのサンプルとして、ライン調査を取り上げたい。
ラインを追って撮影しながら戻る。このようにラインを3本に割ると、100m1本の鉛ロープ(これまでの自分たちの手法)よりも、ゾーンが三つに分けられるので良いかもしれない。今回、牡蠣の分布密度を調べてくださいとお願いしたのだが、明らかに3本目ゾーンが密度が高く、1本目が少なく、2本目が中間だった。 AKASOのバッテリーは、40ー50分で終わる。残りの1本目ゾーンは撮れなかった。近場のゾーンの岩も観察しないで、エキジットする。出るときは自力で上がりたい。腰の深さでフィンを外し、立って、後ずさりででる。風が強くなり、お台場でもさざ波がでていて、足をとられそうによろけたが何とか自力で歩いて戻れた。
千足先生方は、僕たちの使った残りのハーフタンクでラインを回収した。
午前でお台場を終えて、午後は、安全潜水の会、DANと社会体育指導者の研修、講習会にでた。これも、学生のダイビングの話があり、内容があるので、 次回に書く。
by j-suga1
| 2018-10-28 17:39
| お台場
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