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辰巳国際水泳場での練習会日程などを発表しているURL
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2019年 04月 08日
このブログを書いていて。 雑誌を書画カメラ(あまり性能がよくない安価な)でコピーしたものを貼りつけている。見開きで撮影しているが、見開きのままだと拡大できない。1ページに切断して貼ると拡大できて、スマホ端末の片手操作でも読むことができる。自分の資料的にはこれで足りる。 1973年9月 須賀次郎が「これからのダイビング」というシリーズの連載をはじめて、「素潜りにライフジャケットは必要か?」という議論を展開した。」 そのころ、1960年代から1970年代のダイビングで、ライフジャケット、そしてやがてのBCをどのように使うか、扱うか.は、重要なテーマだ。 ライフジャケットについての姿勢、使い方、イコールその人のダイビングのスタイル、その指導者の考え方、ともいえる。 ライフジャケットのことを論ずる前に、まずライフジャケットのことを少し書くことにする。 1930年代アメリカのセックスシンボル 問題は、レバーを引いて、炭酸ガスカートリッジの封板をカットするのだが、使ってしまうと、カートリッジの予備がなかなか入手できない。それにカット装置が錆び付いたりすると、作動しない可能性がある。それにしてもカッコいいから、使った。 やがて、国産でも同じようなライフジャケットができて売り出されたが、これはあんまりかっこよくなかった。 かっこよくなかったけれど、当時のダイビング事故の大半は、今でもそうかもしれないが、溺水、溺死だった。溺死はライフジャケットがあれば助かる可能性が高い。ライフジャケットは必着、と僕は考えるようになった。 ライフジャケットの問題点、炭酸ガスカートリッジをやめて、小さな1リットルぐらいだったろうか、空気ボンベにスクーバボンベから移充填して使う救命胴衣を開発した。これならば、いつでも好きなときに空気を入れて浮いていることができる。細い管から息を吹き込むこともできるが、これでは、緊急の場合には間に合わない。 その、僕の、東亜潜水機製の空気式救命胴衣、袋を貼るのが面倒でないように短冊型にしてしまった。マットレスみたいだとみんなにからかわれたが、使いやすかったし、まずまず売れた。 フェンジイ 小型タンク、この部分は僕の作ったものとほぼ同じ
スキンダイビングでライフジャケットを着けるかどうか 貼りつけた写真を読んでもらえると良いのだが。誰が着けるのに賛成か反対か、その理由も書いた。 僕のこの記事、「これからのダイビング」は、このように問題提起をして親しい、もしくは親しくはないけれど、答えてくれそうな指導者に答えをもらって、問題を整理展開しようという企画であった。 タンクを背負っていないスキンダイビングでは、ウエットスーツを着ていれば、ウエイトを落とせば、十分な浮力を得られる。ライフジャケットは何かにひっかかって、拘束の原因になる可能性がある。 今、2019年のスキンダイビング、海豚倶楽部の遠足では、チューブなどの浮力体は必須で、バディシステムも必須だが、スキンダイビングではライフジャケットは着ない。海女さんもタンポという浮きを持って泳ぐがライフジャケットは着けない。それと同様に、潜る水面には何かを浮かせて置くが、ライフジャケットはつけない。 フリーダイビングは、もちろんライフジャケットは着けない。船からラインを下ろしてもぐるのだが、浮いてくる時に浮きをくらませて浮いてきても良い、ノーリミッツ、何でもあり、という種目もある。。スノーケリングは、ライフジャケット浮力体で浮いているから、着けている。スノーケリングは、そもそも潜ってはいけない。浮いているのだ。 スクーバはBC.を着けるから、また別の議論になる。
野田と鶴耀一郎 野田君はライフジャケットを着けている。鶴はつけていない。 1973年10月 これからのダイビング、「ライフジャケットは絶対必要」という考えは間違っていないか? 須賀次郎 先にスキンダイビングとライフジャケットの関連を書いたが、今度はスクーバでも着ない方がいい場合がある?という話題。 1967年の日本潜水会発足の時の写真を見ると、ライフジャケットを着けている者と、着けない者、ほぼ50・50だ。上の方、鶴と野田君も、野田だけが付けている。 現在BC.を使わないレクリェーションダイバーは、皆無だろうが、まだ、今のようなBC.は出てきていない。ライフジャケットの一つとして、スクーバプロの胸掛け式が紹介されている。 大橋禄郎さん、マリンダイビング誌や、海の世界に連載に近い原稿を書いておられ、たしか本職は栄養関係の学校をやられていた方で、次の項で大橋さんの原稿が出てくる。そのときにまた大橋さんのことは書くが、大橋さんはライフジャケットはTPOでも良いという意見だ。 ところで、ライフジャケットで流されたとしても、当時の状況では、助けてもらえる保証はどこにもない。ライフジャケットが抵抗になって、潮をさかのぼれずに流されてしまうことも考えられる。つまり、ライフジャケットがあるために流されてしまった。これもライフジャケット不要論のひとつである。 いま、73年の1 「安全潜水とライフジャケット」のところを参照、読んでいるが、その説明部分を書いている慶松さん(今、親しくさせていただいている)は、ライフジャケット必着であり、水中で炭酸ガスカートリッジを切って膨張させるテクニックについて、解説している。炭酸ガスで気嚢を膨張させても深い水深では浮力は少ないが、水面近くなると十分な浮力になり浮くことができるという記述がある。減圧症についての考え方が、現在2000年以降と当時では全く違うが、それにしても、減圧症と溺死とどちらを選ぶかという選択枝はあるだろう。空気塞栓にさえならなければ急浮上も許容された時代だから、当時は水中作動もありだったのだ。 現在では、もちろんエアシエア、昔ならばバディブリージングがある。しかし、バディがそばにいなければ、そばにいたとしても、バディの空気だって、二人が呼吸して水面までは持たないかもしれない。つまり、バディを犠牲にするかもしれないのだ。 今でもだが、作業ダイバーは高気圧作業安全衛生規則でライフジャケット着用が義務づけられている。
by j-suga1
| 2019-04-08 13:37
| 歴史
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